【2024年】大手電力会社10社&新電力会社の電気代・売上高ランキング!やばい会社は?電力業界の今後はどうなる?

「大手電力会社10社」とは、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力の10社を指します。

2016年の電力自由化までは、この大手電力会社10社しか電力会社を選べませんでした。しかし、現在は自由に電力会社や料金プランを選ぶことが可能です。

この記事の結論

本記事では、大手電力会社や新電力会社の売上・電気代などを解説します。地域ごとにおすすめの電力会社を紹介しますので、参考にしてください。

※本記事記載の金額は、すべて税込表記です。

目次

大手電力会社10社&新電力会社10社の電気代・売上高・電力販売量の比較表

電力会社1年間の電気代売上高(億円)2023年度電力販売量(千kWh)
北海道電力182,352円 最高額9,537億円1,853,773
東北電力148,938円2兆8,178億円5,006,659
東京電力143,952円6兆9,183億円 1位14,684,005 1位
中部電力123,290円3兆6,104億円8,433,348 3位
北陸電力135,174円8,082億円1,887,858
関西電力113,980円 大手で最安4兆593億円 3位8,918,872 2位
四国電力142,596円7,874億円1,697,213
中国電力159,480円1兆6,287億円3,347,392
九州電力120,689円2兆1,394億円5,392,610
沖縄電力137,995円2,363億円498,714
Looopでんき135,652円672億円88,245
しろくま電力134,457円143億円(2022年度)57,887
CDエナジーダイレクト139,446円1,240億円406,324
オクトパスエナジー127,857円137億円45,901
HTBエナジー150,893円338億円67,756
Japan電力117,631円 新電力で最安20,372
エネワンでんき122,797円1,983億(グループ全体)88,245
auでんき143,902円5兆7,540億円(グループ全体) 2位351,984
楽天でんき130,258円2兆713億円(グループ全体)115,973
東京ガス【基本プラン】152,913円3兆2,896億円(グループ全体)1,060,537
※各電力会社のホームページを参照し、料金シミュレーションを用いています。また、1円以下は切り捨てています。
※算出モデルは以下の通りです。
※1年間の電気代 算出モデル・条件

特に北海道電力の電気代の高さが際立ちます。広いエリアをカバーしながらも供給先が少ないため、コストがかかっていることが料金に反映されていると考えられます。

参考:NHK

一方で大手電力会社の中では関西電力が安いです。これは原子力発電の割合が高いためです。くわしくは以下の記事でも解説しています。

また、新電力会社の料金は原則、関東(東京電力)エリアを基準として算出しているため、若干高めのシミュレーション結果となりました。

年間電気料金で安かった3社
  • Japan電力
  • オクトパスエナジー
  • エネワンでんき

その中でも上記の3社は、特に安い電力会社でした。

売上高や電力販売量が最も大きかったのは契約者数(供給先)が圧倒的に多い、東京電力です。

auでんきもグループ全体とはいえ、売上高では2位につけています。インフラ事業者として安定した基盤をもっているといえるでしょう。

一番安い新電力会社はJapan電力

Japan(ジャパン)電力の公式サイト
出典:Japan電力
公式サイトhttps://www.japaden.jp/
料金プラン(東京電力エリアの場合)【くらしプランS】(関東エリア)
基本料金:0円
電気料金:2段階料金
1〜400kWh 27.00円/kWh
401kWh〜 26.00円/kWh
料金シミュレーション結果117,631円
対応エリア全国(沖縄・離島を除く)
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は大手電力会社10社&新電力会社10社の電気代・売上高・電力販売量の比較表もあわせてご覧ください。

Japan電力は、電気使用量が多いほどお得になり、新電力の中でもトップクラスに安い電力会社です。初期費用&基本料金0円なので、気軽に乗り換えができる電力会社の一つでしょう。

また、売上高は公表していませんでしたが、2024年8月9日の官報(p80)によれば、2024年3月期の決算で純利益20億7,080万と、同資料に掲載されているHTBエナジーの約3分の1となっています。
安定さという側面では成長に期待できる企業といえます。

沖縄を除く全国展開をしながらも、シンプルな料金体系も特徴です。エリアが変わっても価格以外変わらないので、頻繫に引越しをされる方も「今、どんなプラン内容なんだっけ?」と混乱せずに済みます。

一方で、デメリットは供給開始日から1年未満で解約をすると3,000円(不課税)の解約金がかかること。

もちろん、引っ越しの場合は継続利用の申し出をすれば、解約金はかかりませんのでご安心ください。

\ 全国対応!シンプルで分かりやすくて安い /

公式サイト:https://www.japaden.jp/lp10/

【2024年8月】全国の電力会社の電力販売量100社ランキング!安心できる新電力会社はどこ?

順位電力会社電力販売量(千kWh)発電実績(千kWh)
1位東京電力エナジーパートナー14,684,005
2位関西電力8,918,8728,265,674
3位中部電力ミライズ8,433,348
4位九州電力5,392,6104,133,208
5位東北電力5,006,6593,951,109
6位中国電力3,347,3921,854,080
7位北陸電力1,887,8581,458,289
8位北海道電力1,853,7731,297,914
9位四国電力1,697,2131,398,162
10位東京ガス1,060,537187
11位エネット682,481
12位大阪瓦斯547,766771
13位丸紅新電力506,539
14位ENEOS Power504,070587
15位沖縄電力498,714394,541
16位CDエナジーダイレクト406,324
17位auエネルギー&ライフ351,984
18位ハルエネ282,244
19位日本テクノ276,1875,014
20位関電エネルギーソリューション274,7107,295
21位九電みらいエナジー229,875117,155
22位U-POWER195,322
23位東邦ガス159,7761,026
24位大和ハウス工業157,85214,278
25位NTTアノードエナジー157,24634,120
26位サミットエナジー128,907
27位エバーグリーン・マーケティング123,374
28位日本瓦斯121,783
29位楽天エナジー115,973
30位デジタルグリッド115,1631
31位シン・エナジー111,0183,482
32位住友商事94,151
33位エネワンでんき88,245
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順位電力会社電力販売量(千kWh)発電実績(千kWh)
34位Looop87,6781,773
35位ストエネ83,013
36位FPS80,753
37位ゼロワットパワー78,7468,567
38位九州電力送配電76,84866,891
39位東京電力パワーグリッド76,07510,740
40位東急パワーサプライ75,402
41位新出光73,375
42位PinT72,562
43位エバーグリーン・リテイリング68,975
44位HTBエナジー67,756
45位北海道瓦斯67,27824,528
46位電源開発63,8252,612,744
47位しろくま電力57,88767
48位リコージャパン57,386
49位バンプーパワートレーディング合同会社55,707
50位シナネン53,299
51位アーバンエナジー51,033
52位エナリス・パワー・マーケティング50,741
53位コスモエネルギーソリューションズ49,314
54位鈴与商事47,507
55位オプテージ47,323
56位エエフビットコミュニケーションズ46,278
57位グリムスパワー46,221
58位TGオクトパスエナジー45,901
59位リミックスポイント45,017
60位日鉄エンジニアリング43,566
61位エネサーブ42,7191,576
62位オリックス41,8734,518
63位京葉瓦斯39,042
64位エフエネ37,654
65位地球クラブ37,473
66位西部瓦斯36,247
67位UPDATER36,1515
68位アイ・グリッド・ソリューションズ35,292
69位旭化成34,035616
70位フォーバルテレコム32,657
71位サーラeエナジー31,034
72位王子・伊藤忠エネクス電力販売30,772
73位レジル30,096
74位中央電力エナジー29,020
75位Q.ENESTでんき28,101
76位東北電力ネットワーク27,48020,548
77位V-Power25,067
78位NFパワーサービス23,810
79位沖縄ガスニューパワー23,772
80位鈴与電力23,038
81位TERA Energy22,998
82位地域創生ホールディングス22,543
83位東名21,873
84位アストマックス21,503
85位三井物産21,238
86位イーネットワークシステムズ21,151
87位JNCパワー20,737
88位Japan電力20,372
89位大塚ビジネスサポート19,198
90位パナソニックオペレーショナルエクセレンス17,912
91位北九州パワー16,759
92位日立造船16,38814,281
93位スマートエコエナジー16,008
94位パルシステム電力15,348
95位ティーダッシュ合同会社15,296
96位岐阜電力14,726
97位リエスパワーネクスト14,426
98位イーレックス14,239
99位日本エネルギー総合システム14,102
100位エネアーク関東13,951
参考元:資源エネルギー庁

電力販売量の一番多いのは東京電力エナジーパートナーで、1~9位までは大手電力会社です。沖縄電力は、供給エリアが沖縄県のみなので、15位となっています。

本記事で紹介している新電力会社はすべて100位までにランクインしており、その中で一番電力販売量が多い新電力会社は、「CDエナジーダイレクト(16位)」です。

安心できる新電力会社がいいなら、おすすめの会社はCDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクトのトップ画面
出典:CDエナジーダイレクト
公式サイトhttps://www.cdedirect.co.jp/
料金プラン(ベーシックでんき)基本料金:30A 830.7円~
電気料金:29.90円~
料金シミュレーション結果139,446円
対応エリア関東エリア限定(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県の富士川以東)
※くわしい算出条件は大手電力会社10社&新電力会社10社の電気代・売上高・電力販売量の比較表もあわせてご覧ください。

CDエナジーダイレクトは、関東地方だけで契約実績が60万件以上を誇ります。CDエナジーダイレクトは、大阪ガスと中部電力グループが共同出資した合併会社です。どちらも年間売上高が2兆円を超える大手会社であるため、倒産する恐れもなく安心です。

電力会社、ガス会社が経営資源を融合しているため、電気とガスをセットで契約するとお得になります。そのため、電気とガスのセット割を検討している人にもおすすめです。

また、人生の節目(結婚・出産・新居の購入・進学)には、最大3,000ポイントプレゼントがあったり、誕生日には毎年最大100ポイントがもらえたりと、ポイントが貯まりやすいのが特徴です。貯まったポイントは、電気料金の支払いなどに使えます。

電力販売量が多い会社を選ぶ時のデメリットや注意点

電力販売量が多いということは、実績がある会社なので経営が安定している傾向があります。前述したランキングを見てわかる通り、上位はすべて大手電力会社と安定した会社です。

ただし、電力販売量が多い会社というだけで選ぶと、以下のようなデメリットや注意点もあります。

電力販売量が多い会社を選ぶ時のデメリットや注意点は3つ
  • 必ず電気代が安くなるわけではない
  • 供給エリア外なら契約できない
  • 契約年数や解約金がないか確認する

1つ目は電力販売量の多い会社を選んだとしても、必ず電気代が安くなるとは限らないこと。契約プランによっては、高くなる場合もあります。電力会社を選ぶときは、自分に合った料金プランがあるか確かめることが一番大切です。

2つ目は電力販売量が多い会社を選ぶとしても、その会社の供給エリアに含まれているか確かめることです。魅力的なプランがあったとしても、供給エリア外であれば契約できませんので、注意してください。

最後に、会社によっては解約金・解約手数料が発生する場合があることです。長期契約する場合は問題ありませんが、お試しで利用したい場合は契約年数の縛りがないか、解約金はないかなどを見ておきましょう。

【2024年8月】大手電力会社10社の売上高・純利益ランキング

純利益順位社名純利益(24年3月期)売上高(24年3月期)社名売上高順位
1位関西電力4,418億円6兆9,183億円東京電力1位
2位中部電力4,031億円4兆593億円関西電力2位
3位東京電力2,678億円3兆6,104億円中部電力3位
4位東北電力2,261億円2兆8,178億円東北電力4位
5位九州電力1,664億円2兆1,394億円九州電力5位
6位中国電力1,335億円1兆6,287億円中国電力6位
7位北海道電力662億円9,537億円北海道電力7位
8位四国電力605億円8,023億円北陸電力8位
9位北陸電力568億円7,874億円四国電力9位
10位沖縄電力23億円2,363億円沖縄電力10位
参照元:会社四季報オンライン

2024年3月期の決算では、東京電力・沖縄電力を除く8社すべてが、過去最高益を更新しました。純利益ランキング第1位は、関西電力です。関西電力の純利益(24年3月期)は、2023年3月期比の約25倍と好業績をあげました。

売上高ランキング第1位は、東京電力です。2位の関西電力と2兆円以上の差をつけるほど、圧巻の1位です。

倒産しそうでやばい新電力会社はある?

結論からいえば、倒産しそうでやばい新電力会社はあります。資源エネルギー庁が発表しているデータを見てみましょう。

2024年6月時点で倒産した小売電気事業者は117件
出典:資源エネルギー庁

2024年6月時点で倒産した小売電気事業者は、117件です。年々増えていることがわかります。

具体的にどの会社が倒産するかはわかりませんが、倒産しそうな新電力会社があることは事実です。

既に新規顧客を安定して獲得している「Looopでんき」や「東京ガス」などは、経営が安定しています。しかし、設立して年数が低い会社や新規顧客の獲得に苦戦している会社は、倒産する恐れがあるので注意しましょう。

【地域別】全国各地のおすすめ電力会社を紹介します!

どんなに魅力的な電力会社があったとしても、その地域は対応エリア外なことも。

ここでは、全国各地で安定性、料金ともにおすすめの電力会社をそれぞれ紹介します。

関東でおすすめの3社

関東でおすすめの電力会社は、以下の3社です。

関東でおすすめの電力会社3社
  • CDエナジーダイレクト
  • エネワンでんき
  • Japan電力

それぞれ見ていきましょう。

CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクトのトップ画面
出典:CDエナジーダイレクト
公式サイトhttps://www.cdedirect.co.jp/
料金プラン(ベーシックでんき)基本料金:30A 830.7円~
電気料金:29.90円~
料金シミュレーション結果139,446円
提供エリア関東エリア限定(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県の富士川以東)
※くわしい算出条件は大手電力会社10社&新電力会社10社の電気代・売上高・電力販売量の比較表もあわせてご覧ください。

関東では、安心できる新電力会社でも紹介したCDエナジーダイレクトがおすすめです。

関東限定ではあるものの、CDエナジーダイレクトの契約実績はなんと60万件以上。人気の高い新電力会社です。プランの数も多く、さまざまなニーズに対応できます。

関西・東京でおすすめの新電力会社は、こちら「関東・東京の新電力会社比較!おすすめランキング10選|一人暮らしや夫婦&カップル向けも紹介」の記事でくわしく紹介していますので、参考にしてください。

エネワンでんき

エネワンでんきのトップ画面
出典:エネワンでんき
公式サイトhttps://eneonedenki.net/
料金プラン(エネワンバリュー)基本料金:30A 1,075.80円~
電気料金:33.67円~
料金シミュレーション結果122,797円
提供エリア全国(離島を除く)
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は大手電力会社10社&新電力会社10社の電気代・売上高・電力販売量の比較表もあわせてご覧ください。

エネワンでんきは中部電力グループの一員です。大手電力会社がバックについているため、倒産の恐れもなく安心して利用できます。

2024年9月現在、エネワンでんきでは「基本料金5ヶ月分0円キャンペーン」を開催中。キャンペーンを活用してお得に乗り換えましょう。

Japan電力

Japan(ジャパン)電力の公式サイト
出典:Japan電力
公式サイトhttps://www.japaden.jp/
料金プラン(関東エリア)基本料金:0円
電力量料金:26.00円~
料金シミュレーション117,631円
提供エリア全国(沖縄・離島を除く)
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は大手電力会社10社&新電力会社10社の電気代・売上高・電力販売量の比較表もあわせてご覧ください。

Japan電力は創業17年の電力会社で、5万件以上の契約実績があります。401kWhから電気料金が安くなるため、利用量が多い人におすすめです。

Japan電力は2022年9月利用分の値上げ以降、1度も電気料金を値上げしていないことも特徴です。

関西でおすすめの2社

関西でおすすめの電力会社は、以下の2社です。

関西でおすすめの電力会社2社
  • ミツウロコでんき
  • Looopでんき

それぞれについて見ていきましょう。

ミツウロコでんき

ミツウロコでんきのトップ画面
出典:ミツウロコでんき
公式サイトhttps://mitsuurokogreenenergy.jp/
料金プラン(関西電力:従量電灯A)最低料金:515.29円
電気料金:22.06円~
料金シミュレーション113,580円
提供エリア全国(沖縄・離島を除く)
※関西(関西電力)エリアのシミュレーション結果です。

ミツウロコでんきは、ちびまる子ちゃんのCMでおなじみの新電力会社です。ミツウロコグループは、創業90年以上の歴史があり、国内最大級の的山大島風力発電所をはじめ、いくつもの発電所を所有しています。

ミツウロコでんきは、再生可能エネルギー100%の電気を提供している会社です。環境に優しい電気を使いたい人や電気代を安くしたい人におすすめです。

関西・大阪でおすすめの新電力会社は、こちら「関西・大阪の新電力会社比較!おすすめランキング7選|一人暮らしやオール電化向けも紹介」の記事でくわしく紹介していますので、参考にしてください。

Looopでんき

Looop(ループ)でんきの公式サイト
出典:Looopでんき
公式サイトhttps://looop-denki.com/
料金プラン基本料金:0円
電気料金:市場流動型(30分ごとに変動)
料金シミュレーション(関西電力と比較)1人暮らしの場合:年間約800円お得

2~3人暮らしの場合:年間約3,700円~6,900円お得

4人暮らしの場合:8,700円お得
提供エリア全国(離島を除く)※沖縄は本島のみ提供可能

Looopでんきは、「節約に期待できる新電力会社No.1」など三冠を達成している新電力会社です。人気の高い新電力会社で、人気の秘訣は基本料金・燃料費調整額が0円という点です。

太陽光発電量が最も多い昼の時間帯は、電気料金が安くなるため、昼に電気をよく使う人はLooopでんきを検討してみてください。

東北でおすすめなのはしろくま電力(ぱわー)

しろくま電力(ぱわー)のトップ画面
出典:しろくま電力
公式サイトhttps://af.shirokumapower.com/
料金プラン(スタンダードプラン電灯B)基本料金:30A 930.00円
電気料金:23.80円~
提供エリア全国(沖縄・一部の離島を除く)

しろくま電力は、工事や立ち合いが不要で、公式サイトから5分で切り替えられることが特徴です。

また、市場価格が安いときに電源調達調整費を預かり、高騰時に還元してくれる独自のシステムがあるため、急に電気代が高くなる心配がありません。

北海道でおすすめなのは新日本エネルギー

新日本エネルギーの公式サイト
出典:新日本エネルギー
公式サイトhttps://nj-e.jp/
料金プラン(スタンダードプラン電灯B)基本料金:30A 1122.00円
電気料金:35.44円~
料金シミュレーション(北海道電力と比較)1人暮らしの場合:年間約2,708円お得

2~3人暮らしの場合:年間約4,069円~4,832円お得

4人暮らしの場合:5,485円お得
提供エリア全国(沖縄・離島を除く)

新日本エネルギーは、2019年にサービスを開始した新電力会社です。申し込みから1ヶ月程度で乗り換えられます。立会いなどもなく手軽で簡単に手続きが済むことが特徴です。

北海道でおすすめの新電力会社は、こちら「北海道で電気を安く!おすすめの新電力会社11社を比較してランキング|家族・1人暮らし向けプランも紹介」の記事でくわしく紹介していますので、参考にしてください。

北陸でおすすめなのはHTBエナジー

HTBエナジーのトップ画面
出典:HTBエナジー
公式サイトhttps://htb-energy.com/
料金プラン(ベーシックプラン 東北)基本料金:550円
電気料金:27.80円~
提供エリア全国(沖縄・一部エリアを除く)

HTBエナジーには、電力量料金が毎日2時間無料になる「ママトクプラン」があります。6~8時や19~21時に電気をたくさん使う予定がある人におすすめです。

ママトクプラン以外にも「社会貢献プラン」や「環境配慮型プラン」など、ライフスタイルに合わせて計5つのプランがあります。

中国・四国でおすすめなのはオクトパスエナジー

オクトパスエナジーのトップ画面
出典:オクトパスエナジー
公式サイトhttps://octopusenergy.co.jp/
料金プラン(東京電力エリアの場合)基本料金:30A 902.1円~
電気料金:18.50円~
料金シミュレーション結果※127,857円
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は大手電力会社10社&新電力会社10社の電気代・売上高・電力販売量の比較表もあわせてご覧ください。

中国・四国エリアならオクトパスエナジーがおすすめです。オクトパスエナジーは人気の高い電力会社で、日本だけでなく海外でも多くの人に利用されています。

プランによっては供給エリアが限定されているため、注意してください。解約金がかからないので、お試し感覚で利用できる点も魅力です。

九州でおすすめなのはauでんき

auでんきのトップ画面
出典:auでんき
公式サイトhttps://www.au.com/energy/denki/
料金プラン基本料金:30A 948.71円
電気料金:18.37円~
提供エリア全国(一部地域を除く)

auでんきは、大手電力会社の電気料金とほとんど変わりません。そのため、大手電力会社の中で電気料金の安い九州ではおすすめです。

利用料金によってPontaポイントがつくので、実質料金としてはかなりお得になります。

さらに、UQ mobileユーザーであれば、自宅セット割が組めるため携帯料金が安くなります。auでんきについては、こちら「auでんきの評判・口コミ|高い?Pontaが貯まる?おすすめな人やデメリットも解説します」の記事でくわしく紹介していますので、参考にしてください。

沖縄でおすすめなのはLoopでんき

Looop(ループ)でんきの公式サイト
出典:Looopでんき
公式サイトhttps://looop-denki.com/
料金プラン基本料金:0円
電気料金:市場流動型(30分ごとに変動)
料金シミュレーション(沖縄電力と比較)1人暮らしの場合:年間約5,900円お得

2~3人暮らしの場合:年間約14,200円~18,400円お得

4人暮らしの場合:16,700円お得
提供エリア全国(離島を除く)※沖縄は本島のみ提供可能

沖縄で契約できる電力会社は多くありません。その中でおすすめの電力会社は、Looopでんきです。Looopでんきの特徴は、30分ごとに電気料金が変動する「市場流動型プラン」です。

電気料金の安い時間に電気を使うことで、無理なく電気代を節約できます。アプリのでんき予報を見れば、電気料金の高い時間や低い時間がわかるため、ゲーム感覚で節電できるのがポイントです。

その他にもおすすめの電力会社3社

上記以外にもイデックスでんき」「小田急でんき × 小田急ガス」「東京ガス」などもおすすめです。

例えば、イデックスでんきであれば「イデックスクラブポイントカード割引」や「契約継続割引」といった割引を活用すればお得になります。

また、電気代に応じてdポイントやWAONポイントが貯まるため、日常的にポイントを貯めている人におすすめです。

くわしくは、以下の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

電力業界の最新ニュース!今後、再エネ普及や電力不足などはどうなる?

2024年の夏は、10年に一度の厳しい暑さが予想されていましたが、全エリアで安定供給に最低限必要な予備率3%を確保できる見通しです。そのため、深刻な電力不足にはならないと資源エネルギー庁が発表しています。

また2024年度以降の電力需給運用に関しては、「需給ひっ迫時の対応」が重要なキーワードです。前々日の段階で需給ひっ迫準備情報を発信し、事業者などが事前に対策できるよう、準備期間を確保しています。

参考:資源エネルギー庁

今後は、2050年カーボンニュートラル目標達成に向けて、再生可能エネルギーの導入が増えると予想されます。日本政府は、「省エネルギー・非化石エネルギー転換技術戦略2024」を策定し、重点的に取り組むようです。

参考:NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)

電力会社を比較するときは特に条件を揃えることに注意して

電力会社を複数比較するときは、同じ条件で比べましょう。例えば、A社では「通常プラン」B社では「環境に配慮したプラン」C社では「夜間に安くなるプラン」といったように、比較する料金プランがバラバラであれば上手く比較できません。

また、条件を揃えるために、できるだけ多くの情報を集めることも大切です。具体的には、以下の情報を集めて比較するといいでしょう。

電力会社を比較する時に
集めたい6つの情報
  • 料金プラン
  • 供給エリア
  • キャンペーン(キャッシュバック)
  • ポイントの付与
  • 解約金・年数縛りの有無
  • ガスとセット割の有無

会社ごとに調べていると時間がかかってしまいます。そのため、電力会社を比較するときは本記事のような比較サイトを有効活用しましょう。

簡単!電力会社を乗り換える手順4つ

電力会社を乗り換える手順は、以下の4つです。

今回はJapan電力を例に、実際に乗り換える時の手順を見ていきましょう。

電力会社を乗り換える手順4つ
  • 電気料金の利用明細や検針票を準備する
  • 公式サイトにアクセスして申し込む
  • マイページで支払い方法の入力
  • 切り替え日を迎える
STEP
電気料金の利用明細や検針票を準備する

申し込み前に、電気料金の利用明細や検針票を手元に用意しておきましょう。

Japan電力以外でも、他社に切り替える時に必要な情報となります。

電力会社の乗り換えに必要な情報
  • 電力会社のご契約名義
  • お客さま番号/契約番号
  • 供給地点特定番号

また、最後に料金のシミュレーションをして、乗り換え後の支払いをイメージするためにも必要になります

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公式サイトにアクセスして申し込む

まずはJapan電力の公式サイトにアクセスしましょう。

少しスクロールすると、「今すぐカンタンお申し込み」というボタンが出てくるので押します。

Japan電力の申し込み手順-今すぐカンタンお申し込みボタン

つづいて、メールアドレス認証の画面に切り替わるので、よく使っているメールアドレスを入力しましょう。

Japan電力の申し込み手順-メールアドレス入力

ここで入力したアドレスが、Japan電力の明細などを確認する「マイページ」のログインIDとなります。いつも使っているアドレスなら忘れることもなく、トラブルも少ないはずです。

また、Japan電力から送られたメールが返ってこないとこの先に進めないので、迷惑メールの設定を個別でされている方はここで解除しておきましょう。

Japan電力の申し込み手順-本登録のURLメール

メールアドレスを入力すると、本登録を進めるためのURLが送られてきます。

本登録のお手続きへ進む」もしくはその下にあるURLから本登録へ進みましょう。

画面が切り替わると、「電気を使用する場所について」と「切り替えの理由について」という2つの質問の回答を求められますので、ご自身に合った答えを選択してください。

この先は、「今、住んでる場所で使用」と「該当しない」を選択した場合について説明していきます。

Japan電力の申し込み手順-プラン選択後お申し込みの手続きへすすむボタンを押す

質問に回答すると、プランの選択画面になります。家庭向けプランであれば「くらしプラン」など、お好きなプランを選択し、「お申し込みの手続きへすすむ」を押してください。

切り替わった次の画面では、お客様情報を入力します。STEP1「電気料金の利用明細や検針票を準備する」で用意したお客さま番号(契約番号)や供給地点特定番号など、必要事項を入力していきましょう。

また、ここで重要事項説明や約款のチェックもします。どのように検針をするか、料金の詳細など、契約内容に関わる約束ごとが書いてありますので、必ず読んでから先へ進んでください。

入力が終わると、最下部に「入力内容を確認する」というボタンが出てきますので押して、先へ進みます。

Japan電力の申し込み手順-この内容で申し込むボタン

今まで入力した内容の確認画面になります。特に供給地点特定番号は「‐(ハイフン)」が入った状態だと、番号が正しく入力されないため、確認することをおすすめします。

入力内容に間違いがなければ、「この内容で申し込む」を押してください。

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マイページで支払い方法の入力

申し込みが完了すると、Japan電力から「マイページ」についてのメールが届きます。

そのメールに沿ってマイページにログインし、以下の支払方法のどちらかを設定してください。

Japan電力の支払い方法は2つ
  • 口座振替
  • クレジットカード

残念ながら、コンビニ(請求書)払いには対応していません。本記事でご紹介した、新電力会社でコンビニ払いに対応しているのは、以下の会社です。

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切り替え日を迎える

無事、支払方法まで設定出来たら、あとは切り替え日を待つだけです。Japan電力の場合や約2週間ほどで切り替わるようです。
※スマートメーターの設置工事がある場合など時間がかかる場合もあります。

申し込みが完了すれば、特にやることはありません。申し込むための情報さえ揃っていれば、WEB上の入力作業とメールの確認など含めて10分程度で済むでしょう。

なお、切り替えと同時に引越しする場合は元の電力会社に解約を申し入れる必要がありますが、現住所で切り替えを行う場合は解約手続きも不要です。

大手電力会社&新電力会社についてよくある質問

大手電力会社&新電力会社についてよくある質問は、以下の通りです。

大手電力会社&新電力会社についてよくある質問
  • 日本の「大手電力会社10社」とはどこですか?
  • 電力会社を乗り換えたら停電が起きやすくなったりしますか?
  • 新電力会社は倒産しないですか?

それぞれ解説します。

日本の「大手電力会社10社」とはどこですか?

大手電力会社10社とは、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力の10社を指します。

電力会社を乗り換えたら停電が起きやすくなったりしますか?

電力会社を乗り換えても、停電が起きやすくなりません。

契約している会社が変わっても、電気の質が変わるわけではありません。またトラブルが起きた場合も、地域の電力会社がこれまで通り対応します。

新電力会社は倒産しないですか?

必ず倒産しないとは言い切れません。

2024年6月時点で117件の小売電気事業者が倒産しています。新電力会社を選ぶときは、実績や業績を見ることも大切です。

まとめ

本記事は、大手電力会社10社と新電力会社10社の売上・電気代について解説しました。

この記事の結論

電力会社を乗り換えるときは、複数の会社を比較しながら探しましょう。

倒産する新電力会社は年々増えています。本記事では、安定した新電力会社のみを紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人

エリスグッド編集部では『選りすぐりのモノを紹介する』ことをコンセプトに様々な商品やサービスを比較・検証。本当にオススメできるものだけを紹介している。
株式会社スタークラフトのメンバーが編集部として運営をしている。

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