月々1,000円以下で使えるポケット型Wi-Fiってある?コスパ最強、一番安いプランを徹底比較してみた

  • 「できるだけ安いポケット型Wi-Fiを探してる」
  • 「1,000円以下で使えるポケット型Wi-Fiってあるの?」

このような悩みがあって訪れる方も多いと思います。

結論からいうと、月々1,000円以下で使えるポケット型Wi-Fiないです。

ただし1,000円台(1,000円~1,999円)で使えるポケット型Wi-Fiは少ないですがあります。

この記事でピックアップしているポケット型Wi-Fiが現時点での最安値です。
月々1,000円ちょっとで持ち運べるWi-Fiを持つことができるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

この記事の結論
  • 最安でポケット型Wi-Fiを使いたい人は「楽天モバイル」(今ならキャンペーンで端末実質1円に)
  • 縛りがない格安ポケット型Wi-Fiがいい人は「縛りなしWiFi
  • データ容量をそこそこ使う人は、月間20GBまで1,980円で使える「MONSTER MOBILE
編集部 おぐら

どこを重視するかによってイチオシは変わります。
とにかく安くということであれば楽天モバイルコスパ最強ですよ!

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検証している画像

ポケット型Wi-Fiを10社まとめて比較した記事はこちらです。総合ランキングが見たい人はぜひどうぞ。

目次

月額1,000円以下で使えるポケット型Wi-Fiは現在はなし!

以前は「どこよりもWiFi」が月額900円のプランを提供していましたが現在はプランが廃止されています。

プラン料金データ容量最低利用期間違約金
どこよりもWiFi(旧プラン)★終了月額900円5GBまで24ヶ月9,500円
どこよりもWiFi(新プラン)月額3,058円100GBまで24ヶ月2,280円

現在どこよりもWiFiで提供中なのは月額3,058円(データ容量100GBまで)のプランのみです。そのため現在は月額1,000円以下で使えるポケット型Wi-Fiはありません。

シロクマくん

どこよりもWiFiの1,000円以下プラン終わっちゃったんだ。
残念・・・

ペンギンさん

残念だね。
ただ1,000円~1,999円の間で使えるポケット型Wi-Fiはあるから安心してね。
ポケット型Wi-Fiの料金プランはけっこう変わるので、また1,000円以下のものが登場したら随時更新していくよ!

こちらもおすすめ!月額1,000円台~使えるポケット型Wi-Fi一覧

1,000円以下で使えるポケット型Wi-Fiはありませんが月額1,000円~1,999円の範囲で使えるものはいくつかあります!

スクロールできます
会社名端末実質料金データ容量最低利用期間
楽天モバイル\最安価格!/
月額1,078
3GBまで
※超えると従量制で料金あがる最大3,278円/月

なし
THE WiFi月額1,298
月額1,628
1GBまで
5GBまで
※超えると従量制で料金あがる最大3,960円/月

24ヶ月
※途中解約の違約金1,298~1,628円
月額1,98010GBまで
※超えると速度制限(128kbps)

なし
Macaroon SE月額1,98020GBまで
※超えると速度制限(256kbps)

24ヶ月
※途中解約の違約金1,980円

1,000円台で使えるポケット型Wi-Fiはこの4社だけです。

かなり安い価格なのでその分使えるデータ容量が少ないなどの制約もありますが、これ以降の2,000円台になるとかなりデータ容量も増えて使いやすくなります。

月額2,000円~のポケット型Wi-Fiはこの記事の趣旨とはズレてしまうので紹介しませんが、気になる方は以下の「1番安いポケット型Wi-Fiランキング」の記事をご覧ください!

月額1,078円から使える「楽天モバイル」

楽天モバイルの公式サイトをスマホでみている画像
実質料金データ容量縛り(最低利用期間)
月額1,0783GBまでなし

楽天モバイルでは2023年6月1日より新プラン「Rakute 最強プラン」がはじまりました。「Rakute 最強プラン」は3GBまで月額1,078円で利用できる楽天モバイルの新プランです。

▼Rakuten最強プラン

3GBまで1,078円
20GBまで2,178円
20GB~3,278円

楽天モバイルなら縛りなしで20GBまで月額2,178円の月額料金です。

旧プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」は2023年5月末で終了となり、6月1日から新プラン「Rakuten 最強プラン」へと自動的に切り替わります。

主に変わったのは通信エリアで、今までは楽天エリア外だったらパートナー回線で月5GBまでしか使えなかったところ、新しい「Rakuten 最強プラン」では全国どこでも制限なしで使えます。

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期間限定キャンペーンでWi-Fiルーターが実質1円に!

楽天のモバイルルーターを手に持っている画像
楽天のモバイルルーターを手に持っている画像(裏面)
楽天のモバイルルーターの撮影画像
キャンペーン内容
  • 「Rakuten WiFi Pocket 2C」本体価格7,980円 → キャンペーン申し込みで本体価格1円

「Rakuten最強プラン」というプランで申し込みをすれば新規でも他社からの乗り換えでも、本体1円で購入することができます。

しかもこのキャンペーンは楽天でよくあるポイント還元をしての値引きではなく、本体価格をそのまま割引してくれる値引きなのがうれしいです。

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月額1,298円~使える「THE WiFi」

THE WiFIの公式サイトをスマホでみている画像
実質料金データ容量縛り(最低利用期間)
月額1,298
月額1,628
1GBまで
5GBまで
24ヶ月
※途中解約の違約金1,298~1,628円

THE WiFiでは以下のように1GBまで月額1,298円で利用できるプランを用意しています。

▼THE WiFiの料金

1GBまで1,298円
5GBまで1,628円
20GBまで2,068円
40GBまで2,596円
100GBまで3,960円

2年縛りありとなりますが、20GBまで月額2,068円で利用できます。プランも5つ用意されているのでご自身にあったものをお選びいただけます。

さらに端末レンタル料金や最短即日発送も無料なのですぐに使いたいと思ったときに便利です。

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月額1,890円~使える「縛りなしWiFi」

縛りなしWiFIの公式サイトをスマホでみている画像
実質料金データ容量縛り(最低利用期間)
月額1,98010GBまでなし

縛りなしWiFiは文字通り、縛りなしで以下の料金プランを提供するポケット型Wi-Fiです。月間10GBまで使えて月々1,890円という驚きの安さ。

▼縛りなしWiFiの料金

10GBまで1,890円
30GB2,680円
60GB3,480円
90GB3,980円

さらに契約期間の縛りがないので好きなときに解約ができます。もちろん違約金などの手数料は一切かかりません。

また、海外データプランを購入すれば、電源をオンにするだけで海外での利用が可能です。

\ 契約の縛りなし&違約金ゼロなら! /

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https://shibarinashi-wifi.jp/

月額1,980円~使える「MONSTER MOBILE」

MONSTER MOBILEの公式サイトをスマホでみている画像
実質料金データ容量縛り(最低利用期間)
月額1,98020GBまで24ヶ月
※途中解約の違約金1,980円

MONSTER MOBILEは3段階のプランが用意されており、最安は20GBで月額1,980円で利用することができます。

▼MONSTER MOBILEの料金

20GB1,980円
50GB2,300円
100GB2,948円

契約期間は24ヶ月なのですぐには解約できませんが、途中でプラン変更したり即日発送に対応していたりと便利なポケット型Wi-Fiです。

\14日間の無料お試し期間あり!/

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https://monster-mobile.jp/

実質2,188円で使える「ZEUS WiFi」

ZEUS WiFIの公式サイトをスマホでみている画像
実質料金データ容量縛り(最低利用期間)
月額2,18830GBまで24ヶ月
※途中解約の違約金2,188円

ZEUS WiFiは実質料金として月々の利用料の平均値を出しています。その理由は月ごとに料金が変わるからです。

とくに公式サイトをみると月額980円~と書かれており、一見すると1,000円以下で使えるのかなと思ってしまいます。ですが実6ヶ月目以降から月額2,178円と料金が高くなるので注意が必要です。

月ごとの料金は以下の表をご覧ください。

利用月数月額料金
1~3ヶ月月額980円
4~24ヶ月月額2,361円
2年間の合計金額合計52,521円
実質料金月額2,188

料金は少しややこしいですが平均値をだすと月額2,188円とかなり安いのでお得です。データ容量を30GBまでとある程度使えるのでおすすめでいます。

\ 月間30GBまで使えるポケット型Wi-Fi! /

キャンペーンはこちらからチェック
https://zeus-wifi.jp/

\まずはポケット型Wi-Fiを試してみたいという方へ/

【番外編】30日間お試しができる「AiR-WiFi」
AiR WiFIの公式サイトをスマホでみている画像

AiR-WiFiは月間100GBまで使える人気のポケット型Wi-Fiのひとつ。その最大の特徴は1ヶ月間お試し利用ができるという点です。

お試し期間中は初期費用・月額費用などが無料で使えます。ポケット型Wi-Fiを使ってみたいけどまだ不安、という方にはぜひおすすめです。

法人向けのモバイルルーター契約も行っており1台~でもお得にレンタルすることができます。

\お試しができるポケット型Wi-Fiはこれ!/

※50GBを超えた場合には30日間お試しの対象外
※契約期間なしオプションは適用外
※お試し期間中に解約する場合は返却処理手数料がかかります。また返却送料は自己負担です

【まとめ】1,000円台で使えるポケット型Wi-Fiの比較表

スクロールできます
会社名月額料金月間データ容量回線種別最低契約期間
楽天モバイル
月額1,078
※従量制なため3GB以上を使うと
自動で2,178円にあがります
3GBまで独自回線なし
THE WiFi
月額1,298円1GBまで3キャリア24ヶ月
縛りなしWiFi
月額1,98010GBまで3キャリアなし
MONSTER MOBILE
月額1,98020GBまで3キャリア24ヶ月
ZEUS WiFi
月額2,188円
※2年間の平均値
30GBまで3キャリア24ヶ月
【番外編】
AiR-WiFi
Air-WiFi
月額3,278円
※1ヶ月間無料お試し期間あり
100GB3キャリアなし
※縛りなしプランの場合

1,000円台で使えるポケット型Wi-Fiをまとめると上記のような感じとなりました。

月額料金も大事ですがそれ以上に「月間何ギガまでデータ容量が使えるのか」「契約年数はどのくらいなのか」も確認しておきましょう。

「THE WiFi」と「MONSTER MOBILE」は1,000円台で使えます。ただし最低契約期間が24ヶ月なので長期で契約しなければいけないのがデメリットです。

また「楽天モバイル」はたしかに最安価格ですが他のポケット型Wi-Fiと違って従量課金制です。3GB以上つかっても通信制限かかることはない代わりに、自動で料金もあがってしまいます。
万が一使いすぎてしまうと一気に高くなりますので初めてWi-Fiを契約するような方にはおすすめできません。

なので総合するとオススメなのは以下の2社です。

選ぶならこの2社がオススメ

縛りがなくて10GBまで使える「縛りなしWiFi
 →短期で安く使いたい方にオススメ!

2年縛りだけど20GBまで使える「MONSTER MOBILE
 →データ容量をたくさん使いたい&長く使ってもいい方にオススメ!

ペンギンさん

どれを選んでいいか分からない・・・という方は、とりあえず「縛りなしWiFi」を選べば間違いないよ。
いつ解約しても大丈夫だからいざ使ってみて「合わないな」と思ってもやめられるからね。
初めてポケット型Wi-Fiを使う人には特にオススメだよ!

シロクマくん

なるほど~。
ただ安いところを選べばいいわけじゃないんだぁ

【裏ワザ1】SIMフリー端末×格安SIMの組み合わせで、格安ポケット型Wi-Fiをつくる方法

市販のもので月額1,000円以下のポケット型Wi-Fiはありません。

ならば自分で作ってしまえ!ということで「SIMフリー端末」と「格安SIM」を組み合わせて月額1,000円以下の格安ポケット型Wi-Fiをつくる裏ワザをご紹介します!

SIMフリー端末とは?

SIMフリー端末とは、SIMロックがかかっていない端末を言います。

契約者の情報を記録しているのが、端末に差し込みできるSIMカードです。
SIMロックがかかっている端末の場合、そのままでは他社SIMカードを使用できません。

たとえばドコモのスマホで使用できるのはドコモのSIMカードのみ、auやソフトバンクなどの他社SIMカードは使えない状況です。
ロックのかかったドコモのスマホで他社SIMカードを利用するには、ドコモでSIMロック解除の手続きが必要です。
SIMフリー端末ならそのままで多くの格安SIMを利用できます。

また、2021年8月改正「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」によりSIMロックは原則禁止となりました。 ドコモの場合、2021年8月27日以降に販売された端末にはSIMロックがかかっていません。

「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」(2021年8月改正)により、2021年10月1日以降に
新たに「発売」される携帯電話端末について、正当な理由がない限り、SIMロックを設定せず販売することを義務付け。

引用:SIMロックについて

格安SIMとは?

格安SIMとは文字通り、格安料金で提供している通信サービスを言います。
docomo・au・SoftBankのような大手キャリアを使っていて月額料金の負担が大きいと感じている方に魅力的なのが、月額料金の安い格安SIMです。

自社回線で通信サービスを提供する場合、大きな回線設備コストがかかります。
格安SIMは大手キャリアから回線を借りて通信サービスを提供しているのでコストを抑えられ、料金が安く提供することができています。

SIMフリー端末で月額1,000円以下!格安ポケット型Wi-Fiを作る3つのステップ

「SIMフリー端末×格安SIM」の組み合わせにより、月額1,000円以下の格安ポケット型Wi-Fiをつくる方法は、以下の3ステップです。

格安ポケット型Wi-Fiをつくるまでの3ステップ
  • SIMフリー端末を購入する
  • 格安SIMと契約する
  • SIMカードを差し込みして起動する

それぞれのステップについて詳しくは以下をご覧ください。

ステップ1:SIMフリー端末を購入する

まずはAmazonなどでSIMフリーの端末(モバイルルーター)を購入します。

→AmazonはSIMフリー端末を探す

Amazonでモバイルルーターを検索した画面
▲Amazonでモバイルルーターを検索

また、端末代を安く済ませたい場合はメルカリなどで中古のモバイルルーターを購入してくることも可能です。

→メルカリで中古のSIMフリー端末を探す

メルカリでモバイルルーターを検索した画面
▲メルカリで中古モバイルルーターを検索

対応機種や相性を調べる必要があるのでしっかりとモバイルルーターを比較しましょう。それが面倒くさい方は、格安SIM会社でSIMカードと端末をまとめて購入してしまうのがおすすめです。

イオンの公式サイト
▲格安SIMイオンモバイルの公式サイト

少しでも安くしたいのか、面倒くさいのを回避したいのか、あなたの希望に合わせて購入場所を選んでみてください。

スクロールできます
月額料金データ容量端末料金詳細
月額528円~1GB~10GB一括14,080円
分割(24ヶ月)586円/月
詳細へ
月額740円~2GB~20GB一括19,800円
分割(24ヶ月)825円/月
詳細へ
月額880円~1GB~20GB一括15,048円
分割(24ヶ月)627円/月
詳細へ
月額990円~3GB~30GB一括21,700円
分割(24ヶ月)904円/月
詳細へ
月額1,078円~3GB~無制限一括13,800円
ポイント還元3,000円
分割(24ヶ月)575円/月
詳細へ
中古端末購入の注意点

中古端末を別途購入する場合は、赤ロムに注意してください。
赤ロムとは、不正契約・不正取得などでキャリアからネットワーク利用制限をかけられた端末を言います。
赤ロムだとネットワーク利用制限をかけたキャリアの回線が使用できない状況です。

たとえばドコモでネットワーク利用制限のかかった端末の場合、ドコモ回線のみを使用する格安SIMでは使えません。キャリアに連絡してもネットワーク利用制限は解除してもらえないのが原則です。

ステップ2:格安SIMと契約する

SIMフリーの端末を購入したら、格安SIM会社との契約を進めます。

格安SIMによってはSIMカードの種類が以下のように複数ある場合があります。

  • データ通信専用SIM
  • SMS(ショートメッセージサービス)機能付きSIM
  • 音声通話SIM

モバイルルーターでSIMカードを利用する場合は音声通話SIMやSMS機能は要らないため、データ通信専用SIMを選びましょう。

スクロールできます
月額料金データ容量端末料金詳細
月額528円~1GB~10GB一括14,080円
分割(24ヶ月)586円/月
詳細へ
月額740円~2GB~20GB一括19,800円
分割(24ヶ月)825円/月
詳細へ
月額880円~1GB~20GB一括15,048円
分割(24ヶ月)627円/月
詳細へ
月額990円~3GB~30GB一括21,700円
分割(24ヶ月)904円/月
詳細へ
月額1,078円~3GB~無制限一括13,800円
ポイント還元3,000円
分割(24ヶ月)575円/月
詳細へ

ステップ3:SIMカードを差し込んで起動する

SIMカードが自宅に届いたら、SIMフリーの端末に差し込みして起動します。

LTEオート接続機能が付いているモバイルルーターならAPNを自動で選択してくれるため、APN設定(端末でデータ通信するための設定)は不要です。

APN設定が必要な場合は、SIMカード同封のマニュアルをよく読むとよいでしょう。

編集部 おぐら

実際にメルカリでホームルーター(L01)を購入しBIGLOBEモバイルのSIMカードを入れて利用していました。
BIGLOBEモバイルは普段使いしていたのでシェアSIMでもう1枚SIMカードを発行してもらい、それをホームルーターに入れて自宅専用端末にしていました。
シェアSIMの費用は多少かかりますが、テザリングなどをいちいちしなくても済むのですごく便利です。

【裏ワザ2】デュアルSIMのテザリング機能をつかって、即席なポケット型Wi-Fiをつくる方法

もう1つの方法として、デュアルSIMのテザリング機能を活用しポケット型Wi-Fiを即席でつくる裏ワザがあります。

テザリング機能による裏ワザについて、詳しくは以下の通りです。

デュアルSIMとは

デュアルSIMとは、SIMカードを2枚差し込みできる端末の機能を言います。

以前は1つのスマホに1つのSIMカードしか挿すことができませんでしたが、

  • SIMカードが2つ挿せる「デュアルSIM」
  • そもそもSIMカードがいらない「eSIM」

などが登場し少しずつ使いやすくなってきました。

デュアルSIMなら2台の端末を使い分けするといった手間はかかりません。主な使い方は以下をご覧ください。

裏ワザとなるのがサブの格安SIMでテザリングし、即席のポケット型Wi-Fiとして活用する方法です。

スマホでのテザリングによりノートパソコンやタブレット、ゲーム機などもインターネットに接続できるようになります。

テザリングとは、スマホの通信回線をモバイルルーターのように活用する機能です。

デュアルSIMを使う!格安ポケット型Wi-Fiをつくる4つのステップ

デュアルSIMで格安ポケット型Wi-Fiをつくる方法は以下の4ステップです。

格安ポケット型Wi-Fiをつくるまでの4ステップ
  • デュアルSIM対応かどうか確認する
  • 格安SIMと契約する
  • SIMカードを差し込みする
  • 初期設定を行う

それぞれのステップについて詳しくは以下をご覧ください。

ステップ1:デュアルSIM対応かどうか確認する

どのようなスマホでも2枚のSIMカードを差し込みできるわけではありません。2枚のSIMカードを使い分けするには、手元にあるスマホがデュアルSIM対応かどうかの確認が大切です。

デュアルSIM対応かどうかは各メーカー公式サイトの製品情報で確認できます。

使い方1スマホに音声通話SIMデータ通信専用SIMを差し込みし、用途に合わせて使い分けする
使い方2異なる電話番号の音声通話SIMを2枚差し込みし、仕事とプライベートの電話番号を使い分けする
使い方31枚目で大手キャリア、2枚目で格安SIMを差し込みし、大手キャリアのメールを残しながら格安SIMで料金を節約する
メーカーeSIM対応機種URL
AppleiPhone XR以降詳細
GooglePixel 3a 以降詳細
HUAWEIHUAWEI P40、P40 Pro、Mate 40 Pro詳細
OPPOFind X3 Pro、Find X5、Reno 5 A詳細

また最近の主要なスマホの対応状況は以下の通りです。

2018年9月発表以降の機種はすべてeSIMに対応しています。iPhoneⅩやiPhone8/7/6などは非対応となっているのでご注意ください。

メーカーeSIM対応メーカーeSIM対応
iPhone 14 Pro MaxiPhone 12 mini
iPhone 14 ProiPhone 12
iPhone 14 PlusiPhone SE(第3世代)
iPhone 14iPhone SE(第2世代)
iPhone 13 Pro MaxiPhone 11 Pro Max
iPhone 13 ProiPhone 11 Pro
iPhone 13 miniiPhone 11
iPhone 13iPhone XS Max
iPhone 12 Pro MaxiPhone XS
iPhone 12 ProiPhone XR

ステップ2:格安SIM会社と契約する

テザリング用のサブとして格安SIMとの契約を進めます。ディアルSIMを使う場合も「データ通信専用SIM」を選べばOKです!

1GBだけ使えるもの、10GBまで使えるものなど容量や料金がさまざまです。ご自身の使い方にあったデータ通信専用SIMを選ぶとよいでしょう。

月額料金データ容量端末料金詳細
月額528円~1GB~10GB一括14,080円
分割(24ヶ月)586円/月
詳細へ
月額740円~2GB~20GB一括19,800円
分割(24ヶ月)825円/月
詳細へ
月額880円~1GB~20GB一括15,048円
分割(24ヶ月)627円/月
詳細へ
月額990円~3GB~30GB一括21,700円
分割(24ヶ月)904円/月
詳細へ
月額1,078円~3GB~無制限一括13,800円
ポイント還元3,000円
分割(24ヶ月)575円/月
詳細へ

ステップ3:SIMカードを差し込みする

自宅に届いたSIMカードをスマホのトレイに差し込みます。SIMカードを差し込む前にスマホの電源を切っておきましょう。

eSIM(デジタルSIM)はすでに端末に内蔵されており、物理的なSIMカードの差し込みは不要です。
ただし、楽天モバイルなどeSIM対応の通信事業者と契約しないといけません。

ステップ4:設定を行う

次にスマホの電源を入れてテザリング設定を行います。

テザリングにはWi-Fi接続、Bluetooth接続、USB接続と3種類あります。
ワイヤレスで複数台を接続したい、速い通信速度で接続したいときに便利なのがWi-Fi接続です。

iPhoneでのテザリングWi-Fi接続の設定手順 ※1
  • 接続元スマホより「設定」→「モバイル通信」→「インターネット共有」の順にタップする
  • 「ほかの人の接続を許可」をオンにする
  • Wi-Fiパスワードと機種の名前を確認する
  • 接続元スマホの画面を表示させたまま、接続先のデバイスより「設定」→「Wi-Fi」の順に進む
  • Wi-Fiネットワーク名を選択する
  • インターネット共有画面に表示されているパスワードを入力し、「接続」をタップする
  • 設定完了

※1 機種によって設定手順が異なる場合あり

AndroidでのテザリングWi-Fi接続の設定手順 ※2
  • スワイプによりクイック設定パネルを表示させる
  • 「アクセスポイント」を長押しする
  • 「テザリング」をオンにする
  • 接続元スマホの画面を表示させたまま、接続先のデバイスよりWi-Fiリストを表示させる
  • Wi-Fiネットワーク名を選択する
  • 接続元スマホより確認したパスワードを接続先のデバイスより入力する
  • 「接続」をタップする
  • 設定完了

※2 機種によって設定手順が異なる場合あり

APN設定を間違えていると、接続元スマホもインターネットに接続できません。
インターネットにつながらないときは、APN設定が正しいかどうか、SIMカード同封のマニュアルより確認するとよいでしょう。

注意点

テザリング機能による裏ワザには以下の注意点があります。

4つの注意点
  • 通信事業者によってはテザリングオプションへの加入が必要
  • データ容量を使いすぎると通信速度が遅くなる
  • スマホのバッテリー消費が早くなる
  • 通話中はテザリング機能を利用できない場合がある

それぞれの注意点について詳しくは以下の通りです。

通信事業者によってはテザリングオプションへの加入が必要

通信事業者によってはテザリングオプションへの加入が必要です。有料のテザリングオプションへ申し込みしていない場合、テザリングできないことがあります。

UQ mobileなら申し込み不要、月額料金無料でテザリング機能を利用可能です。

ただし、UQ mobileのくりこしプランS+5G(音声通話SIM)の場合、3GBで1,628円の月額料金となるため、1,000円を超えてしまいます。

UQ mobileのデータ通信専用「データ高速プラン」と「データ無制限プラン」は2021年3月31日で新規受付を終了しました。

データ容量を使いすぎると通信速度が遅くなる

テザリングでノートパソコンやタブレット、ゲーム機などを接続していると、データ容量を多く消費しやすいです。
使いすぎによりデータ容量を超えると通信制限がかかる場合があります。

間違えてメインのSIMカードでテザリングしてしまうと、メインのSIMカードでデータ容量を超えかねません。間違えないよう、分かりやすいSIMカードの名称へと変更しておくとよいでしょう。

データ容量が足りなくなったときは、データ容量追加オプションを購入するといった対策があります。
データ容量追加オプションの場合、1GBで550円ほどの追加料金が目安です。

スマホのバッテリー消費が早くなる

Wi-Fiテザリングはスマホのバッテリーを消費しやすいです。スマホのバッテリーが切れてしまうと、音声通話もデータ通信もできません。

Bluetooth接続はWi-Fi接続と比べるとバッテリーの消費が少ないです。しかし、通信速度はWi-Fi接続よりBluetooth接続のほうが遅い傾向があります。

バッテリー切れに備えたいときは、モバイルバッテリーを持参するとよいでしょう。

通話中はテザリング機能を利用できない場合がある

機種によってはスマホで通話中だとテザリング機能を利用できない場合があります。テザリング機能を短時間しか利用しないという方なら問題ないでしょう。

しかし、仕事の着信がスマホに入り、テザリングでのデータ通信が中断すると使いにくいと感じる方はいらっしゃると思います。

au VoLTE対応機種とSIMであれば、テザリング中でも通話が可能です。ただし、auプランの場合、テザリングオプションに加入しないといけません。

1000円以下のポケット型Wi-Fiでできること・できないこと

できること

1,000円以下のポケット型Wi-Fiでできることは以下の通りです。

できること
  • 月々の通信料金を節約できる
  • ノートパソコン、スマホ、音楽プレイヤーなども接続できる
  • 軽量・コンパクトで持ち運びしやすい
  • 工事不要でインターネットに接続できる

特に魅力的なのが月々の通信料金を節約できる点です。
月額1,000円以下であれば、大きな負担には感じないでしょう。

どこよりもWiFiの場合、1日4GB以内であれば通信制限がかからない場合があります。
LINEや動画を少し楽しむくらいであれば、通信制限を心配せずに利用できるでしょう。

できないこと

1,000円以下のポケット型Wi-Fiでできないことは以下をご覧ください。

できないこと
  • 高画質な動画やゲームの長時間使用は厳しい
  • ZOOMも長時間の使用は厳しい
  • どこよりもWiFiの場合、そのままだと海外で利用できない

どこよりもWiFiの場合、月額900円なのは5GBまでです。
容量を消費しやすい高画質な動画やゲーム、ZOOMを長時間使用する人の場合、1,000円以下を維持するのは厳しいでしょう。

音声の通信量ビデオの通信量
SNS約58MB/時間約494MB/時間
参考:Zoom公式サイト

ZOOMのビデオミーティングを60分毎日使用した場合、11日ほどで5GBを超える可能性があります。

1,000円以下のポケット型Wi-Fiがおすすめな人・おすすめできない人

1,000円以下の格安ポケット型Wi-Fiがおすすめな人

1,000円以下の格安ポケット型Wi-Fiをおすすめするのは、以下に当てはまる人です。

おすすめする人
  • データ容量は月5GBほどで足りる
  • 外出先でもインターネットに接続したい
  • 賃貸などで光回線の工事ができない
  • ノートパソコンもタブレットもスマホもインターネットに接続したい
  • ワイヤレスで接続したい

マンションの場合、管理会社の許可が下りないなどの理由で光回線の工事ができないことがあります。

しかし、ポケット型Wi-Fiなら工事不要で開通するのがメリットの1つです。数万円ほどかかる場合がある光回線工事費も負担しなくて済みます。

1,000円以下の格安ポケット型Wi-Fiがおすすめできない人

以下に当てはまる人は、1,000円以下の格安ポケット型Wi-Fiをおすすめできません。

おすすめできない人
  • データ容量を月5GB以上使っている
  • 通信速度を重視している
  • 短期での解約も考えている
  • インターネットするのは自宅だけ

以下のように、ポケット型Wi-Fiの通信速度は光回線と比べると遅いです。

ポケット型Wi-Fiの通信速度光回線の通信速度
平均ダウンロード速度45.81Mbps327.05Mbps
平均アップロード速度8.43Mbps241.85Mbps
参考:みんなのネット回線速度(2022年6月17日時点)

ポケット型Wi-Fiの場合、通信速度を重視している人には不向きです。
インターネットするのは自宅だけという人にも、光回線との契約をおすすめします。

また、通信速度に満足できないなどで短期でポケット型Wi-Fiを解約するケースもあるでしょう。
しかし、ポケット型Wi-Fiの多くで契約期間内での解約により違約金が発生します。(2年縛りの場合、契約期間は2年間)

よくある質問

ポケット型Wi-Fiの最安運用はいくら?

現在、最安でポケット型Wi-Fiが使えるのは「楽天モバイル」です。データ容量が月々3GBまでという制限はありますが、月額料金がなんと1,078円で使うことができます。

またプランが3段階に分かれており、20GBまでで2,178円、20GB以上使うと3,278円となっています。20GB~はどれだけ使っても料金が一定なのでたくさんデータ通信をする人も安心して使うことができます。

月500円で使えるポケット型Wi-Fiってある?

ポケット型Wi-Fiは「Wi-Fiレンタル」であれば1日500円程度で使うことは可能です。

たとえばWiFiレンタルどっとこむでは短期1日プランで最安496円(税込)という価格です。

レンタルなので1日経ったら返却しなくてはいけませんが、引っ越しでネットが開通するまでや、入院している間だけのWi-Fi利用など、状況によってはお得に使うこともできます。

データ無制限でコスパ最強なのはどのポケット型Wi-Fi?

データ無制限で使えるポケット型Wi-Fiの中で最安なのは「楽天モバイル」です。楽天回線エリアであれば無制限につかえて月額3,278円しかかかりません。

一方で楽天回線はまだまだネットワークが整っておらず圏外になる人も多いと思います。そういう人はWiMAXを選ぶことをおすすめします。

WiMAXは実質無制限でWiMAX +5G回線が使えて、月額4,000円程度で使えるので利用者の満足度も高いです。

結局どのポケット型Wi-Fiが一番いいの?

どのポケット型Wi-Fiがいいかは使う用途によって異なります。

「とにかくたくさんデータ通信をする、容量無制限がいい」という方はWiMAXを選ぶといいでしょう。5G回線が制限を気にせず使うことができます。

「月によって使うデータ量は変わるけど、たくさんあれば嬉しい」という方は楽天モバイルがいいでしょう。無制限に対応していながら、使ったデータ量に応じて料金が変わるシステムなので安心です

「あまり使わない。スマホのギガが足りないときにちょっと使うくらい」という方ならTHE WiFiがいいでしょう。プランが1GB、5GB、20GB、40GB、100GBと細かく分かれており、使ったデータ容量に応じて変動します。あまりデータを使わなかった月は料金もあまりかからないので安心です。

まとめ

今回は月額1,000円以下で使えるポケット型Wi-Fiについて解説してきました。

今回の解説ポイント
  • 月額1,000円以下のポケット型Wi-Fiは2023年12月現在ない
  • 「楽天モバイル」「THE WiFi」「縛りなしWiFi」「MONSTER MOBILE」なら月額1,000円台
  • SIMフリーのモバイルルーターと格安SIMで格安ポケット型Wi-Fiをつくれる
  • デュアルSIMのテザリング機能で即席のポケット型Wi-Fiをつくれる

裏ワザも2つ紹介してきましたが、ベストな選択は契約の縛りがなく無制限で使える「楽天モバイルです。

ぜひ本記事を読み直してあなたにとっての最良な選択をしてください!

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