格安SIMのデメリット12個!契約して後悔しないために知っておきたい注意点まとめ

格安SIMの契約して後悔しないためのデメリット教えます!
  • 「格安SIMに興味あるけど電波が悪そう……」
  • 「スマホゲームが途中で止まることはない?」

格安SIMを初めて使う人は、興味はあるけどデメリットが気になっている人も多いと思います。

結論から言うと、格安SIMにはデメリットがありますが、それを覆すくらいのメリットもあります

そこでこの記事では、格安SIMのデメリット12個を正直に紹介し、そのうえで「こんなメリットもある」ことを紹介します

この記事を読んでわかることは以下の4つです。

この記事でわかること
  • 格安SIMのデメリット12個
  • 格安SIMのメリット4つ
  • 格安SIMが向いている人
  • おすすめの格安SIM3選

▼デメリットが少ないおすすめ格安SIM3選

スクロールできます
会社公式サイト特徴月額料金回線実際の速度店舗数家族割5G対応
5,000円相当還元!
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昼も速度が下がらず快適(実測値80.72Mbps
全国約2,200店舗で相談可能(有料)
家族割のカウント対象
20GB:2,970円
100GB:4,950円
ドコモ80.72Mbps約2,200店舗
(有償対応)

(家族割の
カウント対象)
最大13,000円相当還元!
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昼も速度が下がらず快適(実測値78.71Mbps
全国約2,400店舗で相談可能
家族割・セット割でお得
4GB:1,078円〜
1GB〜15GB:990円〜
20GB:3,278円
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昼も速度が下がらず快適(実測値69.87Mbps
全国約2,500店舗で相談可能
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3GB:990円〜
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ソフトバンク69.87Mbps約2,500店舗2回線目以降
1,188円割引

※実際の速度の引用元:みんなのネット回線速度より直近3ヵ月の平均値(2023年9月4日時点)

デメリットをよく確認せずに契約して後悔した」とならないよう、ぜひ最後まで読んでください。

※楽天モバイルは厳密にはキャリア(MNO)ですが、この記事では格安SIMとして扱っています。
※この記事内の料金はすべて税込表示です。

目次

そもそも格安SIMとは?

SIMフリースマホとSIMカードの画像

格安SIMとは、大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)に比べて格安な料金で利用できる携帯会社・ブランドのことです。

格安SIMには大きく分けて3種類あり、それぞれ種類とブランドを以下の表にまとめました。

▼格安SIMの種類とブランド

スクロールできます
格安SIMの種類ブランド名
大手キャリアの
オンライン専用ブランド
ahamo(アハモ)
povo(ポヴォ)
LINEMO(ラインモ)
大手キャリアの
サブブランド
UQモバイル
ワイモバイル
MVNOIIJmio(アイアイジェイミオ)
mineo(マイネオ)
イオンモバイル
その他多数

オンライン専用ブランド」と「サブブランド」は、大手キャリアが自社の通信設備(基地局)をそのまま使っているため、高品質なサービス提供が可能です。

MVNO」は、自社で通信設備を持たずに大手キャリアから借りることで、安くサービス提供できるのが特徴です。

MVNOとは?

MVNOとは、Mobile Virtual Network Operatorの略で、ドコモなどのMNO(Mobile Network Operator)から通信回線を借り受け、サービス提供している事業者をMVNOと呼びます。

格安SIMと格安スマホの違い

格安スマホを並べた画像

「格安SIM」と「格安スマホ」は、同じ意味で使っている人が多いですが、厳密には意味が違います

テレビCMなどでは「格安スマホ」と表現されることが多い理由は、「SIM」より「スマホ」の方がわかりやすいからです。

それぞれの意味を簡単に解説します。

格安SIMの意味

安く契約できる携帯回線(SIMカード)のこと。基本的にスマホ本体は含まない

格安スマホの意味

格安SIMのSIMカードを挿したスマホ本体のこと。回線契約とスマホ購入をセットでおこなう。

格安SIMについて理解できたら、次章では格安SIMのデメリットを解説していきます。

格安SIMの知っておくべきデメリット12個

次に、格安SIMのデメリットを12個解説します。

格安SIMを初めて使う場合、デメリットを知らずに乗り換えると後悔してしまう可能性があります

そうならないためにもしっかり確認しておきましょう。

格安SIMのデメリット
  1. 大手キャリアより通信速度が遅い
  2. 店舗が少ないのでサポートが弱い
  3. 無制限で使える通話定額プランが少ない
  4. LINEのID検索が使えない
  5. キャリアメールが使えなくなる
  6. キャリアのサービスが使えなくなる
  7. 初期設定(APN設定)は自分でやる必要あり
  8. SIMロック解除も自分でやる必要あり
  9. 端末の動作確認を自分で行う必要あり
  10. 家族割プランが少ない
  11. 110番・119番などの緊急電話が使えない(※データ通信専用プランの場合)
  12. キャリア独自の災害伝言板サービスがない

順番に詳しく解説していきます。

デメリット1. 大手キャリアより通信速度が遅い

格安SIMは、大手キャリアより通信速度が遅くなりやすいのがデメリットです。

特に、MVNO事業者は大手キャリアから通信設備の一部を借りているため、回線に余裕がありません

そのため、利用者が多い昼の12時台は、データが渋滞することで速度が低下してしまいます

口コミでも「通勤時やお昼に遅くなる」との声がありました。

みんなのネット回線速度」によると、大手キャリアと格安SIMの平均速度には以下の違いがあります。

▼大手キャリアと格安SIMの速度比較

回線下り平均速度
大手キャリア88.8Mbps
格安SIM55.6Mbps

※データ引用:みんなのネット回線速度より直近3ヵ月の平均速度(2023年9月1日時点)

▼時間帯別下り平均速度の比較

スクロールできます
時間帯ドコモIIJmioahamoUQモバイル
全時間帯118.71Mbps40.07Mbps76.13Mbps80.74Mbps
朝(5時〜9時)140.43Mbps46.28Mbps71.42Mbps84.38Mbps
昼(12時〜13時)88.4Mbps11.35Mbps54.36Mbps67.63Mbps
夕方(16時〜19時)142.45Mbps41.28Mbps75.34Mbps78.77Mbps
夜(20時〜23時)90.76Mbps39.69Mbps68.59Mbps60.33Mbps
深夜(0時〜5時)103.6Mbps60.61Mbps85.09Mbps100.71Mbps

※データ引用:みんなのネット回線速度より直近3ヵ月の平均速度(2023年9月1日時点)

MVNO事業者のIIJmioは、昼だけ極端に遅くなっているのがわかります。

一方、大手キャリアが運営している「ahamo」と「UQモバイル」は、昼でもドコモに近い速度が出ています。

同じ「格安SIM」でも、MVNOとそれ以外で大きく異なるのが混雑時の速度です。

どの時間帯でも快適に使いたい人は「大手キャリアのオンライン専用ブランド」か「大手キャリアのサブブランド」を選びましょう。

デメリット2. 店舗が少ないのでサポートが弱い

2つ目のデメリットは、店舗を持っている格安SIMが少なく、サポートが弱い点です。

店舗が少ない理由は、安い料金でサービス提供するために店舗維持費や人件費を抑えているからです。

口コミでもサポートが弱くて困っている声が見られました。

格安SIMのなかでも店舗が多い会社は、以下のとおりです。

▼店舗がある主な格安SIM

会社店舗数
ドコモ約2,200店
au約2,100
ソフトバンク約2,200
ワイモバイル約2,500
UQモバイル約2,400
ahamo約2,200
楽天モバイル約1,200店
BIC SIM約200店
イオンモバイル約200店
mineo約200店

店舗での対面サポートがないと不安な方は、なるべく店舗数が多い格安SIMを選びましょう。

デメリット3. 無制限で使える通話定額プランが少ない

最近は無制限でかけ放題を使える格安SIMが増えましたが、今でも対応していない格安SIMがあります。

無制限の通話定額プランがない格安SIMは以下の6つです。

  • BIGLOBEモバイル
  • J:COM MOBILE
  • エキサイトモバイル
  • LinksMate(リンクスメイト)
  • DTI SIM
  • NifMo(ニフモ)

無制限の通話定額がある主な格安SIMと、オプション料金を安い順にまとめました。

▼無制限の通話定額がある主な格安SIM

会社オプションの月額料金
楽天モバイル無料
※Rakuten Linkアプリ使用の場合
ahamo1,100円
mineo1,210円
IIJmio1,400円
NUROモバイル1,430円
HISモバイル1,480円
日本通信SIM1,600円
povo1,650円
LINEMO1,650円
イオンモバイル1,650円
ワイモバイル1,870円
UQモバイル1,980円
(コミコミプラン:1,100円

無制限かけ放題を利用したい方は、オプション料金が安い格安SIMから選ぶとよいでしょう。

デメリット4. LINEのID検索が使えない

LINEのID検索が使えない格安SIMが多いのも、デメリットの1つです。

LINEのID検索とは、相手の電話番号やQRコードを知らなくてもLINEの友達を追加できる機能です。

ID検索を利用するには、青少年をトラブルから未然に防ぐために、スマホ利用者が18歳以上だと証明しなければなりません

しかし、契約回線での年齢確認に対応した格安SIMがまだ少ないので、ID検索が使える格安SIMも少ないのが現状です。

現在、LINEのID検索が使える格安SIMは、上記口コミにもあるLINEMOを含めて以下の7つです。

  • ワイモバイル
  • LINEMO(ラインモ)
  • 楽天モバイル
  • LINEモバイル
  • mineo(マイネオ)
  • IIJmio(アイアイジェイミオ)
  • イオンモバイル

LINEのID検索を利用したい方は、上記の格安SIMから選びましょう。

デメリット5. キャリアメールが使えなくなる

格安SIMではキャリアメールの新規発行ができません。

ただし、大手キャリアの「メール持ち運びサービス」を利用すれば、使用中のキャリアメールを月額330円で継続できます

メール持ち運びサービスは、2021年12月に始まったばかりなので、上記のようにまだ知らない方も多く見られます。

各社の料金と公式サイトは以下のとおりです。

▼メール持ち運びサービスの料金

会社月額料金公式サイト
ドコモ330円詳細はこちら >
au330円詳細はこちら >
ソフトバンク330円
(年払いの場合3,300円)
詳細はこちら >
楽天モバイル330円詳細はこちら >
ワイモバイル330円
(年払いの場合3,300円)
詳細はこちら >
UQモバイル持ち運び不可

どうしてもキャリアメールを利用したい方は持ち運びサービスを利用し、こだわらない方はGmailなどのフリーメールへ移行しましょう

デメリット6. キャリアのサービスが使えなくなる

格安SIMへ乗り換えると、キャリア独自のサービスが使えなくなる点にも注意してください。

例えば以下のように、ドコモからahamoへ乗り換えると留守番電話サービスが利用できなくなります。

利用できなくなる各社の独自サービスを、以下の表にまとめました。

▼格安SIMで利用できないキャリアのサービス

会社利用できなくなるサービスの一部
ドコモあんしんパック
お預かりプラス
オプションパック
音声入力メール
キャッチホン
ケータイデータ お預かりサービス
マルチナンバー
転送でんわサービス
留守番電話サービス
その他詳細はこちら
au留守番電話
割込通話
三者通話
迷惑電話撃退サービス
待ちうた
着信転送
auスマートサポート
料金安心サービス
遠隔操作サポート
位置検索サポート
使い方サポート
店頭設定サポート
その他詳細はこちら
ソフトバンクソフトバンクWi-Fiスポット
割込通話
グループ通話
ナンバーブロック
位置ナビ
一定額ストップサービス
一定額ストップ通知
一定額お知らせサービス
着信規制/発信規制
データシェアオプション
Apple Watch モバイル通信サービス
その他詳細はこちら

留守番電話など、格安SIMでも利用できるサービスがあります。

格安SIMへ乗り換える際は、代わりのサービスが提供されていないか確認しておきましょう

デメリット7. 初期設定(APN設定)は自分でやる必要あり

店舗がない格安SIMでは、初期設定を自分でやる必要があります。

下記のように、初めてやる場合や慣れていない場合は不安を抱く方も多いです。

初期設定には主に以下の作業があります。

  • SIMカードの差し替え
  • 回線切替
  • APN設定
  • データ移行(機種変更もする場合)

APN設定とは、スマホをインターネットに接続するために必要な設定のことです。

通信会社ごとに設定が異なるため、携帯会社を乗り換えた際は変更しないと通信できません

ただし、大手キャリアのオンライン専用ブランドやサブブランドの場合は、APN設定が不要な場合もあります

SIMカードと一緒に届くマニュアルに沿って操作すれば設定できますが、どうしても不安な場合は店舗サポートが受けられる格安SIMを選びましょう。

デメリット8. SIMロック解除も自分でやる必要あり

SIMロックがかかっているスマホを格安SIMで利用する場合、自分でSIMロック解除する必要があります。

SIMロックとは、携帯電話のSIMカードを他社のものと交換しても利用できないようにした状態のことです。

SIMロックを解除すると「SIMフリー」状態になり、他社のSIMカードでも利用できるようになります

もともと、大手3キャリアで販売されていた端末にはSIMロックがかかっていました。

しかし、総務省にてルールが見直され、2021年10月1日以降に大手3キャリアから「発売」された端末は原則SIMロックが禁止されました

参考資料:総務省「SIMロックについて」

SIMロック解除の手数料はWebでは無料ですが、電話や店舗では3,300円かかる場合もあります。

SIMロック解除は以下のサイトから手続きできます。

▼SIMロック解除の手続きページ

会社手続きページ
ドコモ手続きはこちら
au手続きはこちら
ソフトバンク手続きはこちら
UQモバイル手続きはこちら
ワイモバイル手続きはこちら

SIMロック状態のスマホを持っている方は事前に解除しておきましょう。

デメリット9. 端末の動作確認を自分でおこなう必要あり

格安SIMでは、利用するスマホ端末の動作確認も自分でおこなう必要があります。

まず、使用予定のスマホが乗り換え先の格安SIMに対応しているかを確認してください。

Google検索で「〇〇 動作確認端末」(〇〇は格安SIMの名称)と検索すれば、該当ページが見つかります。

例えば、ahamoの対応端末一覧が載っているページはこちらです。

そのページに載っていない機種は動作確認をしていないため、下記口コミのように正常に通話や通信ができない可能性があります

もし、非対応のスマホを購入して通信できなくても自己責任になってしまうため、乗り換え前にしっかり確認しておきましょう。

デメリット10. 家族割プランが少ない

家族割プランが少ないのも格安SIMのデメリットです。

下記口コミのように、家族のうち1人だけ格安SIMへ乗り換える場合、家族から反対されることもあります。

そのなかでも、家族割が使える格安SIMとサービス内容は以下のとおりです。

▼家族割が使える格安SIMとサービス内容

会社家族割
UQモバイル<家族セット割>
・1回線あたり、月額550円割引
ワイモバイル<家族割引サービス>
・2台目以降、月額1,188円割引
IIJmio<データシェア>
・同一mioID内で契約する回線のデータ容量をシェアできる
・家族間の通話が8.8円/30秒に割引になる
イオンモバイル<シェアプラン>
・毎月のデータ通信容量を最大5人でシェアできる
・2人目以降、1人あたり220円で追加できる
・4人目以降、1人あたり440円で追加できる
y.u mobile<シェア U-NEXTプラン>
・2人までなら追加料金なしで最大30GBまで使える
・3人目以降、1人あたり550円で追加できる
・U-NEXT利用料込みで、家族も使える
mineo<家族割引>
・1回線あたり、月額55円割引
NifMo<NifMo ファミリープログラム>
・未成年も子IDを作成して利用可能
・家族でNifMoの通信容量をシェアできる
・1回線につき毎月「0.5GB」分のデータをプレゼント
BIGLOBEモバイル<BIGLOBE家族割>
・2回線目以降、月額200円割引
<シェアSIM>
・3GB以上のプランは最大5人でシェアできる
・月額990円でSIMを追加

上記のうち、UQモバイルとワイモバイルは大手キャリアが運営しているサブブランドです。

通信品質も大手キャリアと同等のため、家族全員で乗り換えるのにおすすめします。

家族割が使える格安SIMについて詳しく知りたい方は、「家族割が使える格安SIMおすすめ8社!家族でスマホはどこが安いか徹底比較」をご覧ください。

デメリット11. 110番・119番などの緊急電話が使えない(※データ通信専用プランの場合)

データ通信専用プラン(SIM)を利用している場合、緊急電話が使えない点に注意してください。

格安SIMのプラン(SIM)には主に以下3種類があり、それぞれ利用できるサービスが異なります。

▼SIMの種類と利用できるサービス

SIMの種類通話SMSデータ通信
音声通話SIM
SMS対応SIM×
データ通信専用SIM××

データ通信専用SIMは通話とSMS(ショートメッセージ)が利用できず、データ通信しかできません。

「050 plus」などのIP電話アプリを利用している場合も、基本的に緊急電話は使えないので注意しましょう。

デメリット12. キャリア独自の災害伝言板サービスがない

格安SIMでは、キャリア独自で用意している「災害伝言板サービス」が利用できません。

災害伝言板サービスとは、大きな災害時に安否確認や連絡を取るためのツールの1つです。

大きな災害時に通信インフラが故障したり通信が制限される状況でも、安否情報や緊急のメッセージを伝える手段として利用されます。

参考情報:総務省「災害用伝言サービス」

携帯電話各社の災害伝言板サービスのリンクを以下にまとめました。

▼各社の災害伝言板サービス

会社公式サイト
ドコモ詳細はこちら >
au詳細はこちら >
ソフトバンク詳細はこちら >
楽天モバイル詳細はこちら >
ワイモバイル詳細はこちら >
ahamo詳細はこちら >
LINEMO詳細はこちら >
その他格安SIM
(災害用伝言板:Web171)
詳細はこちら >

「災害用伝言板(Web171)」は、ドコモ・au・ソフトバンク各社が提供する「災害伝言板」と連携しており、いずれかに登録いただいた安否情報は相互に検索・確認が可能です。

格安SIMユーザーは災害用伝言板(Web171)を利用する、と覚えておきましょう。

※弊社メモ※

(アンケート実施)スマホ代はどれくらい安くなる?

格安SIMの圧倒的なメリット4つ

前章でデメリットを12個紹介しましたが、この章ではそれらを覆すくらいの圧倒的なメリットを4つ紹介します。

格安SIMのメリット
  1. キャリアと比べて安い
  2. 自分にあったプランが選べる
  3. データ繰り越しができる
  4. 通話5分無料・10分無料がついている

それぞれ詳しく解説していきます。

メリット1. キャリアと比べて安い

格安SIM最大のメリットは、大手キャリアと比べて料金が安いことです。

MMD研究所の2022年9月の調査では、通信サービスごとの平均月額料金は以下のようになっています。

▼通信サービスごとの月額料金

通信サービス会社平均の月額料金
大手3キャリアドコモ
au
ソフトバンク
5,150円
オンライン専用プランahamo
povo
LINEMO
3,133円
サブブランドUQモバイル
ワイモバイル
2,468円
MVNOIIJmio
mineo
イオンモバイル
NUROモバイルなど
1,567円

※引用データ:MMD研究所「2022年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」

格安SIMのなかでもMVNOが一番安く、大手3キャリアより月額3,500円ほど安い料金になっています。

1年間で4万円以上節約できる可能性があるので、携帯料金を安くしたい方には大きなメリットです。

メリット2. 自分にあったプランが選べる

格安SIMは自分にあったプランが選べるのもメリットです。

プランのデータ容量が大手キャリアより細かく分かれている会社も多く、特にLinksMate(リンクスメイト)は音声通話SIMだけでも38のプランが用意されています。

そのため、データを余らせず無駄が少ない最適なプランが選べます。

▼プラン数が多い格安SIM

スクロールできます
会社プラン数プランのデータ容量
LinksMate
(リンクスメイト)
380.1GB・0.2GB・0.3GB・0.4GB・0.5GB・
1GB・2GB・3GB・4GB・5GB・
6GB・7GB・8GB・9GB・10GB・
12GB・14GB・16GB・18GB・20GB・
22GB・24GB・26GB・28GB・30GB・
34GB・40GB・50GB・60GB・80GB・
100GB・140GB・200GB・300GB・
400GB・600GB・800GB・1000GB
イオンモバイル150.5GB・1GB・2GB・3GB・4GB・
5GB・6GB・7GB・8GB・9GB・
10GB・20GB・30GB・40GB・50GB
NUROモバイル61GB・3GB・5GB・10GB・20GB・40GB
IIJmio52GB・5GB・10GB・15GB・20GB

ご自身のデータ使用量にあった格安SIMを選びましょう。

メリット3. データ繰り越しができる

格安SIMの多くはデータ繰り越し機能にも対応しています。

もしプランのデータ容量が使い切れずに余ってしまっても、翌月に繰り越しできるため無駄なく使えます

データ繰り越しに対応している主な格安SIMは、以下の10社です。

  • UQモバイル
  • ワイモバイル
  • IIJmio
  • mineo
  • イオンモバイル
  • BIGLOBEモバイル
  • NUROモバイル
  • LinksMate(リンクスメイト)
  • y.u mobile
  • J:COM MOBILE

毎月のデータ使用量にばらつきがある方は、データ繰り越し対応の格安SIMを選びましょう。

メリット4. 通話5分無料・10分無料がついている

今は通話かけ放題の格安SIMが多く存在していて、5分かけ放題や10分かけ放題などが無料でついています。そのため、多くの人は通話料がほとんどかかりません

なぜなら、MMD研究所の調査によると、1回あたりの平均通話時間が「5分以内」の方が約7割を占めているからです。

無料通話が最初からついている格安SIMは以下のとおりです。

▼無料通話がついている格安SIM

会社無料通話
ahamo1回5分まで
UQモバイル
(コミコミプラン)
1回10分まで
日本通信SIM
(合理的みんなのプラン・合理的20GBプラン)
ひと月70分まで
or
1回5分まで
X-Mobile
(シン・プラン)
1回5分まで
楽天モバイル無制限
(Rakuten Linkアプリからの発信)
HISモバイル
(自由自在スーパープラン)
1回5分まで

有料の通話定額オプションに入る必要がないため、通話料を安く済ませたい方は最初から無料通話がついている格安SIMを選びましょう。

格安SIMはどんな人に向いてる?

ここまで解説してきた格安SIMのメリット・デメリットをもとに、格安SIMが向いている人・向いていない人を以下の表にまとめました。

▼格安SIMが向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
速度を多少妥協してもいいから安くしたい人
自分にぴったり合ったプランを選びたい人
データを無駄なく使いたい人
短時間の通話が多い人
毎月大容量のデータを常に速い速度で使いたい人
店舗で手厚いサポートを受けたい人
キャリア独自のサービスを利用したい人

格安SIMに向いている人は、データ使用量が毎月30GB以下で、快適性よりも価格を重視する節約志向の高い人です。

自分にぴったり合った会社・プランを選んで無駄なく利用しましょう。

格安SIMに向いていない人は、毎月30GB以上の大容量データを、いつでもサクサク快適に使いたい人です。

「スマホに関することは全部ショップでお願いしたい」という方も大手キャリアの方が向いているでしょう。

次章では、大手キャリアからでも安心して乗り換えられる、おすすめ格安SIMを3つ紹介します。

おすすめの格安SIM3選!大手キャリアから乗り換えなら

ここでは、おすすめ格安SIM3選を紹介します。

大手キャリアからでも乗り換え安いよう、以下のポイントを重視して選びました。

  • 混雑する時間帯でも速度が速い
  • 店舗で対面サポートが受けられる
  • 家族割サービスがある

それぞれプランを詳しく見ていきましょう。

ahamo(アハモ)|コスパがいい格安スマホなら!

スマホでahamoの公式サイトを見ている画像

ドコモから乗り換えるならコレ!
1回5分までの無料通話つき

▼ahamoの料金プラン

プラン名ahamo
月額料金20GB:2,970円
100GB:4,950円
対応回線ドコモ回線
実測の速度80.72Mbps
国内通話料22円/30秒
1回5分まで無料
通話オプション24時間かけ放題:月額1,100円
店舗数約2,200店舗
(ドコモショップにて有料サポート)
5G対応
eSIM対応
初期費用無料
契約解除料無料
支払い方法クレジットカード
口座振替
その他海外データ通信:20GBまで無料
dカードで支払い:+1GB/月
dカードゴールドで支払い:+5GB/月

ahamoは、ドコモが提供しているオンライン専用ブランド・プランです。

オンライン専用プランですが、全国約2,200店舗のドコモショップで1回3,300円の有料サポートを受けられます。

ドコモ回線をそのまま使用しているため速度が速く1回5分までの無料通話もついています

ahamo自体には家族割の割引はありませんが、家族分の割引料金は変わらないため1人だけでも安心してドコモから乗り換えられます

ahamoの特徴
  • ドコモが運営しているため速度が速い
  • 1回5分までの通話が無料
  • 大盛りオプションで100GBまで使える
  • 海外データ通信が20GBまで無料
ahamoのデメリット
  • 店舗での申し込みやサポートは有料(1回3,300円)
  • 余ったデータを翌月にくりこしできない
  • ドコモ光のセット割や家族割は適用外

5,000円分のdポイントをプレゼント!/

公式サイトはこちら
https://ahamo.com/

UQモバイル|速度が安定したおすすめ格安スマホ!

スマホでUQモバイルの公式サイトを見ている画像

auから乗り換えにオススメ!
ネット回線とのセットでよりお得

▼UQモバイルの料金プラン

プラン名ミニミニプラン
トクトクプラン
コミコミプラン
月額料金ミニミニプラン(4GB):2,365円(1,078円
トクトクプラン(1GB〜15GB):2,277円〜3,465円(990円〜2,178円
コミコミプラン(20GB):3,278円
※カッコ内の料金は割引適用後
対応回線au回線
実測の速度78.71Mbps
国内通話料22円/30秒
通話オプションひと月60分かけ放題:月額550円
10分かけ放題:月額880円(コミコミプランは無料
24時間かけ放題:月額1,980円(コミコミプランは1,100円
店舗数約2,400店舗
5G対応
eSIM対応
初期費用3,850円
契約解除料無料
支払い方法クレジットカード
口座振替
その他家族セット割
自宅セット割
au PAYカードお支払い割

UQモバイルは、auのサブブランドとして提供されている格安SIMです。

auと同じ回線を使用しているため速度が速くでんきやネットとセットで契約するとよりお得な料金で利用できます

それぞれ特徴が異なる3つのプランから選べるため、自分にぴったり合ったプランを選びましょう

UQモバイルの特徴
  • auのサブブランドのため速度が速い
  • 全国約2,400店舗でサポート可能
  • 各種割引が適用できる
UQモバイルのデメリット
  • 従来のくりこしプランに比べて料金体系が複雑になった
  • コミコミプラン以外は割引を適用しないと料金が割高
  • ネット回線のセット割と家族割はどちらかしか適用できない

最大13,000円分のau PAY残高還元!/

公式サイトはこちら
https://www.uqwimax.jp/mobile/

ワイモバイル|家族割もお得な格安スマホ!

スマホでワイモバイルの公式サイトを見ている画像

ソフトバンクから家族で乗り換え!
家族が多いほどお得になる

▼ワイモバイルの料金プラン

プラン名シンプルプラン
月額料金3GB:2,178円(990円
15GB:3,278円(2,090円
25GB:4,158円(2,970円
※カッコ内の料金は割引適用後
対応回線ソフトバンク回線
実測の速度69.87Mbps
国内通話料22円/30秒
通話オプション10かけ放題:770円
24時間かけ放題:1,870円
店舗数約2,500店舗
5G対応
eSIM対応
初期費用3,850円(Webは無料
契約解除料無料
支払い方法クレジットカード
口座振替
その他家族割引サービス
おうち割 光セット(A)

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドとして提供されている格安SIMです。

ソフトバンクと同じ回線を使用しているため速度が速いのが特徴です

2回線目以降は1人1,188円割引されるため、家族の人数が多いほどお得な料金で利用できます

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとして提供されている格安SIMです。

ワイモバイルの特徴
  • ソフトバンクのサブブランドのため速度が速い
  • 全国約2,500店舗でサポート可能
  • 各種割引が適用できる
ワイモバイルのデメリット
  • 割引を適用しないと料金が割高
  • ネット回線のセット割と家族割はどちらかしか適用できない
  • お家割セット(A)の対象はSoftbank光かSoftBank Airのみ

最大15,000円分のPayPayポイント還元!/

公式サイトはこちら
https://www.ymobile.jp/

3位以降のおすすめ会社をもっと見たいという方はこちらの記事も参照してください。

まとめ

この記事では、格安SIMのデメリット12個と、圧倒的なメリット4つを解説してきました。

格安SIMのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

▼格安SIMのメリット・デメリット

メリットデメリット
キャリアと比べて安い
自分にあったプランが選べる
データ繰り越しができる

通話5分無料・10分無料がついている
大手キャリアより通信速度が遅い
店舗が少ないのでサポートが弱い

無制限で使える通話定額プランがない

LINEのID検索が使えない
キャリアメールが使えなくなる
キャリアのサービスが使えなくなる
初期設定(APN設定)は自分でやる必要あり
SIMロック解除も自分でやる必要あり
端末の動作確認を自分で行う必要あり
家族割プランが少ない
110番・119番などの緊急電話が使えない(※データ通信専用プランの場合)
キャリア独自の災害伝言板サービスがない

メリット・デメリットからわかる、格安SIMが向いている人・向いてない人は以下のとおりです。

▼格安SIMが向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
速度を多少妥協してもいいから安くしたい人
自分にぴったり合ったプランを選びたい人
データを無駄なく使いたい人
短時間の通話が多い人
毎月大容量のデータを常に速い速度で使いたい人
店舗で手厚いサポートを受けたい人
キャリア独自のサービスを利用したい人

大手キャリアから乗り換えるのにおすすめの格安SIMは以下の3つです。

おすすめ格安SIM3選!

  • ahamo(アハモ)
  • UQモバイル
  • ワイモバイル

なるべくデメリットが少ない格安SIMへ乗り換えて、快適かつお得にスマホを利用しましょう。

▼デメリットが少ないおすすめ格安SIM3選

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この記事を書いた人

エリスグッド編集部では『選りすぐりのモノを紹介する』ことをコンセプトに様々な商品やサービスを比較・検証。本当にオススメできるものだけを紹介している。
株式会社スタークラフトのメンバーが編集部として運営をしている。

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