エネチェンジは怪しい?口コミ・評判からデメリットについても徹底解説

  • エネチェンジを使ってみたけど、ほんとに自分にとって安くなる電力会社が表示されているのかな?
  • エネチェンジを使って乗り換えてみたけど、乗り換え前より高くなった気がする…。

エネチェンジは怪しいサイトではなく、入力した情報から数多くの電力会社を比較してくれる便利なサイトです。

電力会社の乗り換えで検索していると、一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

本記事の結論
  • エネチェンジのサイトは使いやすく、キャッシュバックがもらえる電力会社比較サイト
  • エネチェンジの比較結果はあくまで参考程度に捉えた方が良い
  • 粉飾決算の疑いがあり、売上や利益を実態以上に大きく見せようとしていた可能性があった

本記事では、エネチェンジの良し悪し両方の評判や口コミEV事業展開粉飾決算疑惑について解説します。

エネチェンジは怪しいと感じていて、このままエネチェンジを信頼して電力会社を乗り換えて良いだろうかと気になる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

ペンギンさん

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※本記事記載の金額は、すべて税込表記です。

目次

怪しい?エネチェンジの悪い評判や口コミまとめ

まずは、エネチェンジの悪い評判や口コミを、SNS等から集めました。

主な口コミの内容は、次の5つでした。

エネチェンジの悪い評判の主な内容
  • 比較結果を鵜呑みにすると、割高な電力会社と契約してしまう可能性がある
  • 選べる電力会社は限定されている
  • キャッシュバックがもらえるまでに1年近く待つ場合がある
  • 詐欺のような事例があった
  • 過去、粉飾決算をした可能性がある

それぞれの内容を見ていきましょう。

悪い口コミ1.比較結果を鵜呑みにすると、割高な電力会社と契約してしまう可能性がある

まずは、比較結果を鵜呑みにすると、割高な電力会社と契約してしまう可能性があるとの口コミがありました。

エネチェンジの比較結果は、キャンペーンの金額込みで初年度でいくら節約できるかを表示しています。

そのため、キャンペーンや初回の割引がなくなる2年目以降は割高になる電力会社であっても、ランキングの上位に表示されていることがあるようですね。

実際に契約してみると、電気代が乗り換え前の3倍になってしまった事例も。

数多くの電力会社の料金プランをシミュレーションしてくれることは大変便利ですが、キャンペーンも含まれているため、鵜呑みにはしないよう注意が必要です。

悪い口コミ2.選べる電力会社は限定されている

そもそもエネチェンジで選べる電力会社が限定されているとの口コミがありました。

試しに東京都で電力会社を比較すると、103件の電力会社が表示されました。

エネチェンジで東京都の電力会社比較した際の表示電力会社数

一方で、他の比較サイトをいくつか見ると、東京都で選べる電力会社は180社以上あるようです。

全ての選択できる電力会社を比較しているわけではないようですね。

さらに、口コミにもありますが、比較した際は標準で「エネチェンジがサポート」にチェックが入っており、検索結果は31件と絞られていました。

エネチェンジで東京都の電力会社比較の注意点

画面の端に小さくあるため、多くの方は気付かない可能性が高そうです。

掲載されている電力会社が限定されている上に、ランキングの表示もさらに絞られていることが調査でもわかりました。

悪い口コミ3.キャッシュバックがもらえるまでに1年近く待つ場合がある

エネチェンジの特典であるキャッシュバックやアマゾンギフト券がもらえるまでに、乗り換えてから1年近く待つ場合があるようです。

中には、1年前に乗り換えたことなので忘れていて、アマゾンギフト券がもらえる権利の期限が切れていた、なんてことも。

エネチェンジを使って乗り換える場合は、キャッシュバックのもらい忘れには注意する必要がありますね。

悪い口コミ4.詐欺のような事例があった

乗り換え先の電力会社が、キャッシュバックの条件となっている期間以内に事業撤退するため、キャッシュバックがもらえないという口コミが複数ありました。

エネチェンジから営業して乗り換えたにも関わらず、事業撤退のためキャッシュバックがもらえないとなると、利用者としては不満を持つのも仕方ないですね。

悪い口コミ5.過去、粉飾決算をした可能性がある

詳細は「【上場廃止?粉飾決算?】エネチェンジの不祥事について解説」で後述しますが、エネチェンジは粉飾決算を行った可能性があるようです。

結論、エネチェンジの会計で不正が行われていても、エネチェンジのサイト自体に問題はないでしょう。

ただし、不正を許容するような企業が作成しているサイトとなると、利用者の気づかないところでエネチェンジに有利になるように操作している可能性もあるかもしれません。

エネチェンジの良い評判や口コミまとめ

次に、エネチェンジの良い評判や口コミを、SNS等から集めました。主な口コミの内容は、次の3つでした。

エネチェンジの良い評判の主な内容
  • エネチェンジで乗り換えると、キャッシュバックやアマゾンギフト券がもらえる
  • サイトが使いやすく簡単に乗り換えることができた
  • 固定費を見直すために定期的に活用している

それぞれの内容を見ていきましょう。

良い口コミ1.エネチェンジで乗り換えると、キャッシュバックやアマゾンギフト券がもらえる

最も多かった口コミとして、エネチェンジで乗り換えるとキャッシュバックやアマゾンギフト券がもらえることでした。

安い電力会社が見つかるだけでなく、多い場合は2万円ほどのキャッシュバックがもらえることは、非常に魅力的ですね。

エネチェンジ限定のキャンペーンであることも多く、この特典がエネチェンジで乗り換える理由になっていると考えられます。

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料金プランエネワンハッピーエネワンバリューエネワンダブル
基本料金
30A 902.25円
40A 1,203.00円
50A 1,503.75円
60A 1,804.50円
電力量料金(1kWhあたり)
~120kWh:29.80円
120~300kWhまで:36.40円
300kWh~:40.49円
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公式サイトhttps://eneonedenki.net/
※東京電力エリアの料金を記載しています。
引用:エネワンでんき
エネワンでんきのメリット
  • 1945年創業で新電力の中で安心感のある運営元からの提供
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エネワンでんきのデメリット
  • 契約1年以内の解約の場合、違約金(3,300円)が発生する
  • 東京電力より安くはなるが、新電力の中で最安というわけではない
  • オール電化のプランはない

2024年11月現在、エネワンでんきが最大8000円還元のキャンペーンを行っています。電気料金は最安ではありませんが、還元率0.5%のPontaポイントと合わせるとかなりお得な新電力会社です。

ポイント還元対象に「燃料費調整額」が含まれているので、他の電力会社よりポイントが貯めやすいのも特徴です。

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良い口コミ2.サイトが使いやすく簡単に乗り換えることができた

サイトが使いやすく乗り換えが簡単との口コミがありました。

実際に使ってみるとわかりますが、住んでいる場所、毎月の電気代、契約アンペア数等の基本的な情報を入力するだで、安くなる電力会社が表示されます。

電力会社の乗り換えが初めての方にとっては、一から電気代の計算方法を理解しなくても安い電力会社が見つかるメリットがありますね。

良い口コミ3.固定費を見直すために定期的に活用している

サイトが使いやすく、簡単に複数の電力会社の比較ができることから、固定費を見直すために定期的にエネチェンジで電力会社の比較を行っている口コミがありました。

電力会社は制度対応や燃料費の高騰により、各電力会社で不定期に値上げを行っています。

そのため、今は最安の電力会社が1年後には割高になっているといったことも。

定期的に電力会社の比較をするために簡単に扱えるエネチェンジは、重宝されているようです。

エネチェンジのデメリットは3つ!

口コミや評判からわかるエネチェンジのデメリットは次の3つです。

エネチェンジのデメリット3つ
  • エネチェンジで表示される比較結果が本当にお得とは限らない
  • キャンペーンがもらえるまでに時間がかかることもある
  • エネチェンジ自体への信頼性が低い

それぞれ見ていきます。

デメリット1.エネチェンジで表示される比較結果が本当におすすめとは限らない

簡単に複数の電力会社を比較できるエネチェンジですが、結果を鵜呑みにしないことが重要です。

エネチェンジの比較結果がその人にとって、本当におすすめとは限らないからです。
理由は次の4点です。

エネチェンジの比較結果が
おすすめとは限らない理由4つ
  • 表示される電力会社は限定されている
  • キャンペーンの金額も含めて、初年度の節約金額で比較されているので、2年目以降は割高になる場合もある
  • 正確に割引が適用されているわけではない
  • 金額だけではなく、サポート内容も比較においては考慮すべき

表示される電力会社は、契約できる電力会社のうちの一部のみが比較対象となっており、比較結果も標準ではエネチェンジがサポートする電力会社のみとなっています。
比較結果に表示されていない電力会社の方が安い可能性もあります。

また、エネチェンジの比較結果は初年度の節約金額でランキングをつけています。

キャンペーンの金額を含んでいるため、2年目以降は割高になってしまうことがないように、初年度限定のキャンペーンや割引は除いた金額で安くなるか検討しましょう。

正確に割引が適用されているわけではない

各電力会社の金額に、正確に割引が適用されているわけではないことに注意しましょう。

例えば、ソフトバンクでんきであれば、ソフトバンクやワイモバイルのスマホ、あるいはソフトバンク光を契約していれば、割引が適用されます。

他にもPayPayカードゴールドで電気代を支払えば、3%のポイント還元があります。

しかし、エネチェンジの比較結果では、これらの割引は適用されていません。

エネチェンジで比較した際、正確に割引が適用されているわけではないので注意

このような、条件を満たせば割引されるような特典は、比較の計算対象には含まれていませんので、あくまでも参考程度に捉えておきましょう。

金額だけではなく、サポート内容も比較においては考慮すべき

電力会社を選ぶ際には、安さも大切ですが、サポート内容も考慮しましょう。

電力会社によっては、家電、ガス、水道、窓ガラス等の生活周りに関するトラブルが発生したら24時間対応するといったサポートを提供している電力会社もあります。

中には、JAPAN電力の「くらしプランT」ような、壊れた家電も新品のものに交換してくれるサービス+使用料金が安くなる特典がついた料金プランも。

電力会社に対して求めることは人それぞれ違ってきますので、自分が安さ重視なのか、サポートも含めて検討したいのかを明確にしましょう。

デメリット2.キャンペーンがもらえるまでに時間がかかることもある

キャンペーンがもらえるまでに半年〜1年ほど時間がかかることがあります。

キャンペーンの案内メールが送られてきて手続きを進める必要がありますが、口コミでもあったように1年も経つとキャンペーンを忘れていることも。

すぐに手元にキャンペーンのお金が入らないこともデメリットですが、手続きを忘れないように注意する必要もありますね。

エネチェンジのキャンペーンを活用する際の注意点

エネチェンジのキャンペーンを活用する際、注意点がいくつかありますが、その中でも気をつけたいものは以下の5つです。

エネチェンジのキャンペーンを
使う時に注意するのは5つ
  • キャンペーンがもらえる直前に送付される「ご案内メール」から有効期限以内に手続きを行う
  • キャンペーンがもらえるまでは電力会社を解約しない
  • 引っ越しするとキャンペーン対象外になる
  • 電気代の未払いがあると対象外
  • エネチェンジのサイトから申し込む

これらの注意点を守り、キャンペーンを間違いなくもらえるようにしましょう。

デメリット3.エネチェンジ自体への信頼性が低い

エネチェンジ自体への信頼性が低いことはデメリットです。

悪い口コミでも紹介したように、事業撤退する予定の電力会社をおすすめして乗り換えたけどキャッシュバックがもらえない粉飾決算を行ったという事例があります。

また、エネチェンジのサイトでの比較結果も、全ての電力会社を対象に比較するわけではなく一部の電力会社のみです。

さらにエネチェンジがサポートする電力会社のみが、標準で比較結果として表示されます。

これらのことを考えると、エネチェンジが儲かる電力会社を安くなる、と見せかけて表示している可能性も否定はできませんね。

数多くの電力会社の料金プランから簡単に一括で比較できるエネチェンジは便利ですが、本当に安くなるのかどうかは自身で判断することが重要です。

【EV充電といえば!】エネチェンジってどんな会社?

エネチェンジとは、正式にはENECHANGE株式会社と言い、電力の自由化にあわせて電力会社の比較サイト「エネチェンジ」を提供することで創業した企業です。

脱炭素化を実現するという世界共通の課題に取り組んでおり、今では電力会社比較サイトを含めて以下3つの事業を行っています。

エネチェンジの主な事業
  • エネルギープラットフォーム事業
  • EV充電事業
  • エネルギーデータ事業

エネルギープラットフォーム事業は、おなじみの電力比較サイト「エネチェンジ」を含む事業です。

エネチェンジは個人向けの電気ガス切り替えプラットフォームで、法人向けにもエネチェンジBizがあります。

EV充電事業は、さらに2つのサービスに分かれます。
法人向けにはEV充電器の提供から運用までのサポートを、個人向けにはEV充電スポットの情報が確認できるアプリを提供する事業です。

エネチェンジのアプリではどこにEVの充電をできる場所があるのか、充電スポットが混雑しているかといった情報を提供してくれるようです。

最後に、エネルギーデータ事業は、電気小売事業者やEVサービス提供事業者にデジタル面での後方支援を行う事業です。

より具体的にお伝えするとすれば、以下のような内容です。

エネルギーデータ事業の概要
  • エネチェンジが蓄積した電気小売事業者の料金プランを提供することで、新プランの値決めやサービス内容を決める
  • EV充電スポットのデータやアプリを提供することで、EV事業の展開を支援する
  • 電力の受給状況によって電機の節約を促すDR(デマンドレスポンス)のシステムを提供する

このように、電気小売事業者やEVサービス提供事業者のシステムによる効率化を支援する事業もエネチェンジは行っています。

エネチェンジは電力会社の比較を行うエネルギープラットフォーム事業だけでなく、EV充電事業とエネルギーデータ事業も行っていることを把握しておきましょう。

充電スポット&比較サイトでグッドデザイン賞の受賞履歴あり!

エネチェンジが提供するサービスの評価は高く、2016年には電力比較サイトの「エネチェンジ」2023年にはEV充電サービスの「EV充電エネチェンジ」が、グッドデザイン賞を受賞しています。

両方とも社会のニーズに沿ったサービスが提供され、使いやすいデザインであることが評価されていますね。

参照元:GOOD DESIGN AWORD 2016GOOD DESIGN AWORD 2023

東証グロース上場企業!創業者はケンブリッジ大学でエネルギーについて学んだ城口洋平氏

エネチェンジの創業者である城口洋平氏は、東京大学法学部を卒業した後に、英国ケンブリッジ大学工学部博士課程を卒業しています。

そこで出会った10カ国以上の仲間たちとデータを活用したエネルギーの未来について語り合ったことがきっかけで、エネチェンジは創業されました。

創業後は、目覚ましい急成長を果たして、2020年末には東証グロース(旧東証マザーズ)上場を果たしています。

産業革新投資機構(JIC)から出資を受けたことでも話題

エネチェンジは2024年2月に、政府系の投資ファンド産業革新投資機構(JIC)が立ち上げたスタートアップ育成ファンドの第一弾として、40億円の出資を受けたことを発表しました。

40億もの高額な出資を受けられたこともですが、政府系ファンドと国からのお墨付きであり、JICの新規ファンドが初めて行う出資であったため、大きく話題になりました。

参照元:産業革新投資機構(JIC)

【上場廃止?粉飾決算?】エネチェンジの不祥事について解説

創業者の城口洋平氏の輝かしい経歴や、政府系ファンドからの出資もあり、良いイメージが先行するエネチェンジ。

ただ、2024年3月頃いわゆる粉飾決算が発覚し、その影響で城口洋平氏は代表取締役を退任しました。

ここでは、エネチェンジの不祥事について解説していきます。

不祥事に関する一連の流れは以下のとおりです。

エネチェンジの
不祥事の時系列一覧
  • 2024年3月にあずさ監査法人がEV事業に関わる会計処理が不正であることを指摘
  • 2024年7月9日に有価証券報告書を提出
  • 2024年7月29日に再発防止策を発表。翌日30日に城口洋平氏がCEO退任

それぞれの状況について見ていきましょう。

2024年3月にあずさ監査法人がEV事業に関わる会計処理が不正であることを指摘

2024年3月に、あずさ監査法人がEV事業に事業に関わる会計処理が不正であることを指摘し、外部調査委員会による調査が行われましたが、不正はないと報告されました。

概要としては、エネチェンジはEV事業のSPC(特定目的会社)を連結決算の対象から外していましたが、このSPCは連結対象に含めるべき、というあずさ監査法人の主張です。

外部調査委員会に不正はないと報告されましたが、あずさ監査法人はこれに反発し、監査契約を終了することになりました。

参照元:日本経済新聞
参照元:yahoo!ニュース

2024年7月9日に有価証券報告書を提出

本来は6月28日期限で提出すべき有価証券報告書でしたが、あずさ監査法人の指摘もあり、上場廃止期限の7月10日の1日前の9日に有価証券報告書が提出されました。

当初売上高66億2500万円、最終損失12億4700万円で計上していましたが、訂正後は売上高43億7900万円、最終損失49億8500万円となり、大幅に下方修正されました。

この結果により、エネチェンジが失った信頼は大きいでしょう。

もしかすると、「粉飾決算をしたのに、JICはエネチェンジに出資するの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

粉飾決算の疑いが指摘されたのは2024年3月で、JICが出資を決定したのは2024年2月と指摘前に決定したので、出資されています。

また、エネチェンジの純資産は2023年12月末時点は14億円の債務超過となっていました。

2024年12月末時点で純資産がプラスにならなければ、東証グロース上場廃止となる恐れがありましたが、JICの出資で回避できた形となっています。

参照元:日本経済新聞
参照元:現代ビジネス

2024年7月29日に再発防止策を発表。翌日30日に城口洋平氏がCEO退任

2024年7月29日にエネチェンジは再発防止策を発表し、城口洋平氏は翌日30日でCEOを退任することになりました。

発表された再発防止策は以下の通りです。

エネチェンジが発表した
再発防止策は3つ
  • 経営トップを牽制が効くように二人体制で行うため、CEOだけでなく最高執行責任者(COO)を配置する
  • 内部監査室長を配置し、不正の兆候があった場合は監査役会へ報告する
  • 会計監査人とのミーティングを少なくとも四半期に1度行う

なお、JICは不正が指摘される前の数字で出資を決めていましたが、取り消しとするかどうかは様子見との判断をしています。

参照元:日本経済新聞
参照元:CnetJapan

以上、エネチェンジの不祥事の一連の出来事について解説しました。

エネチェンジのサービスを利用する上で、上記のような出来事があったことは把握しておきましょう。

エネチェンジでキャンペーン特典を受け取る手順

エネチェンジでキャンペーン特典を受け取る手順は、申し込む電力会社によって変わることはありますが、おおむね次の2つです。

エネチェンジで
キャンペーン特典を受け取る手順
  • 所定の期間内にエネチェンジから特典受取に関する「ご案内メール」が送られてくる
  • 「ご案内メール」に記載されている手順に沿って手続きを進める

手順自体は非常にシンプルですが、「エネチェンジのキャンペーンを活用する際の注意点」にも記載した、期限内に手続きを進める電気代の未払いがない等に注意する必要があります。

また、キャンペーンのご案内メールは、申し込む電力会社によっては送付される期間が、「電気使用開始の翌月から14ヶ月後の月末までに送付する」となっています。

この間のいつ送られてくるかはわからないことと、基本的にはご案内メール送信後90日以内が手続きの期限となっています。

ご案内メールに気づかず、手続きの期限が過ぎていたといったことにならないよう、キャンペーン手続きが完了するまでは、メールの確認を日々行うようにしましょう。

エネチェンジに関するよくある質問(FAQ)

エネチェンジに関するよくある質問は以下の2つです。

エネチェンジに関するよくある質問
  • エネチェンジはどんな会社?
  • エネチェンジは何が問題だったの?

それぞれ確認していきましょう。

エネチェンジはどんな会社?

エネチェンジは、東大卒業後にケンブリッジ大学でエネルギーについて研究した城口洋平氏によって創業された会社です。

電力・ガス会社比較サイトのエネチェンジを含むプラットフォーム事業の他にも、EV充電スポットの設置やEV充電スポット情報を提供するアプリを開発しているEV充電事業や、電力に関するデータを用いてビジネスを展開したい企業を支援するエネルギーデータ事業を行っています。

エネチェンジの何が問題だったの?

エネチェンジは2024年3月にあずさ監査法人より、会計操作の疑いを指摘されました。

結果的にはCEOが辞任し、再発防止策を発表するに至っています。

この時のエネチェンジの問題点として、本来は連結対象となるEV事業を行うSPC(特定目的会社)の会計を含まずに決算報告をすることで、売上や利益を大きく見せようとしていました。

この点をあずさ監査法人に会計操作の疑いとして指摘され、有価証券報告書は、EV充電事業を行うSPCを連結対象とした会計数値で報告しています。

まとめ|エネチェンジは怪しくない!でも契約期間の縛りとキャンペーン還元時期に注意

この記事では、エネチェンジの評判やエネチェンジの運営元の会社について解説しました。

本記事の結論
  • エネチェンジのサイトは使いやすく、キャッシュバックがもらえる電力会社比較サイト
  • エネチェンジの比較結果はあくまで参考程度に捉えた方が良い
  • 粉飾決算の疑いがあり、売上や利益を実態以上に大きく見せようとしていた可能性があった

エネチェンジは決して怪しい会社ではなく、評価の高い電力・ガス会社比較サイトを運営しています。

ただし、表示される比較結果は参考程度とした方が良いでしょう。

エネチェンジの比較結果に表示される電力会社には偏りがあること、割引のシミュレーションは完璧ではないことが主な理由です。

各電力会社の料金体系や割引内容をしっかりと理解した上で電力会社を選ぶことが、節約には効果的です。

この記事を書いた人

エリスグッド編集部では『選りすぐりのモノを紹介する』ことをコンセプトに様々な商品やサービスを比較・検証。本当にオススメできるものだけを紹介している。
株式会社スタークラフトのメンバーが編集部として運営をしている。

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