【9月版】73プランの電気料金を比較してランキング!地域別・世帯人数別の比較表で安さがすぐわかる!

電気料金12社比較|おすすめの安い電力会社ランキング&比較表あり!一戸建て向けの新電力も紹介!
安定して安い
オクトパスエナジー
【グリーンプラン】
最安を目指すなら
Looopでんき
【スマートタイムONE】
1人暮らしの年間料金65,950円70,661円
2人暮らしの年間料金95,037円98,552円
3人暮らしの年間料金136,608円135,521円
4人暮らしの年間料金159,012円151,737円
対応エリア沖縄、離島を除く
全国
離島を除く
全国
公式サイトhttps://octopusenergy.co.jphttps://looop-denki.com/

2025年3月21日の公表によると、電気代の5月請求分(4月使用分)は値上がりします。

2025年4月の電気代値上がり理由
  • 電気代(2025年1~3月使用分)1kWhあたり2.5円割引になっていた国の補助金が終了
  • 再生可能エネルギー促進賦課金が4月使用分から0.49円値上げ

参考:経済産業省

東京電力の2025年1月の明細とシン・エナジー2025年2月の明細
エリスグッド編集スタッフの
2025年1月(画像左)と2月(画像右)の明細書。

この画像は実際の明細書(1月・2月請求分)です。

向かって右側のシン・エナジーの利用状況を4月も同じだと仮定して試算すると、月約2,559円の値上がりになります。

シロクマくん

え?!東京電力の1月の明細3万円超えてるよ!高すぎる…。

これまで以上に今、より安い電力会社を探している方が本記事をご覧になっているかと思います。

実際に電力会社を乗り換えると、電気代が安くなるケースがほとんど
この2つの明細書でも東京電力に比べてシン・エナジーの方が1kWhあたり約1.22円安く、月約1,000円の差があります
※国の補助金、課税等を除く

この記事では、最新の料金プランや燃料費等調整額を元に、電気料金が安い新電力会社最大18社の比較表を作成、おすすめ順にランキングをつけて紹介しています。

人気の電力会社や一戸建て向け(利用量450kWh以上)の方におすすめの電力会社なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事記載の金額は、すべて税込表記です。

一般社団法人エネルギー情報センター理事 江田 健二監修者
RAUL株式会社
代表取締役
江田健二さん
一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事等を務めている。2018年度環境省地域再省蓄エネサービスイノベーション委員会委員。2024年度から、厚生労働省中長期キャリア形成支援検討委員会委員を担当。Yahooニュース公式コメンテーター。
主な著書に、『2025年「脱炭素」のリアルチャンス すべての業界を襲う大変化に乗り遅れるな!』、『図解即戦力 電力・ガス業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』、『蓄電所ビジネス』、『むしろ、じっくり話していい。』、『ブロックチェーン×エネルギービジネス―世界の51事例から予見する』、『エネルギーデジタル化の未来』 など。
目次

電気料金が安い!乗り換えにおすすめの新電力会社比較表&ランキング

ここでは、早速電気料金が安い新電力会社最大18社のランキングを紹介します。以下の内容がすぐ分かるよう、電気料金が安くておすすめできる会社順に比較表としてまとめました。

新電力会社比較表&ランキングでわかること
  • 東京電力、関西電力、北海道電力、北陸電力、中国電力の各エリアで契約できる電力会社の比較
  • 1人暮らしから4人暮らしまでの年間料金シミュレーション
  • 割引・キャンペーン
  • ポイント還元
  • 供給エリア
  • 10月の燃料費等調整額

電力会社を乗り換える時に必要な情報はこの表だけで確認できますので、ご家族にシェアするなど、電力会社選びにぜひ活用してみてください。

スクロールできます
10月の電気代
1人暮らし
10月の電気代
2人暮らし
10月の電気代
3人暮らし
10月の電気代
4人暮らし
基本料金
※1
電力量料金
(1kWhあたり
の使用料金)
提供エリアセット割オール電化ポイント還元キャンペーン2025年10月の燃料費等調整単価
(東京電力エリア)
オクトパスエナジー
グリーンオクトパス
4,579円
東京電力より
-193円
6,578円
東京電力より
-351円
9,363円
東京電力より
-588円
10,953円
東京電力より
-722円
902.1円18.98円~全国
(沖縄を除く)
なしありなし2.55円/kWh
Looopでんき
スマートタイムONE
5,122円
東京電力より
+350円
7,106円
東京電力より
+177円
9,752円
東京電力より
-199円
10,890円
東京電力より
-785円
861.27円固定従量料金
13.97円

市場連動型従量料金
※2
全国都市ガスなしなしなし
エネワンでんき
エネワンハッピー/エネワンバリュー
4,739円
東京電力より
-33円
6,896円
東京電力より
-33円
9,918円
東京電力より
-33円
11,395円
東京電力より
-280円
902.25円29.8円~全国
(沖縄を除く)
LPガス
都市ガス
ウォーターサーバー
なしPontaポイント新規申込で電気代10ヵ月間基本料金半額(12月21日まで)-7.65円/kWh
TERASELでんき
TERASEL東京B/超TERASEL東京B
4,599円
東京電力より
-173円
6,675円
東京電力より
-254円
9,586円
東京電力より
-365円
10,907円
東京電力より
-768円
900.93円29円~全国
(沖縄を除く)
なしなし楽天ポイント新規申込で10,000円相当のデジタルギフトなど6種類の選べる特典がもらえる(9月30日まで)-7.65円/kWh
シン・エナジー
きほんプラン
4,604円
東京電力より
-168円
6,664円
東京電力より
-265円
9,515円
東京電力より
-436円
11,088円
東京電力より
-587円
796.06円19.67円~全国なしあり JALマイレージ2.04円/kWh
CDエナジーダイレクト
ベーシックでんき
4,647円
東京電力より
-125円
6,742円
東京電力より
-187円
9,569円
東京電力より
-382円
15,183円
東京電力より
+3,508円
830.70円29.9円~東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、および静岡県の富士川以東の地域都市ガスありカテエネポイント-7.65円/kWh
リボンエナジー
リボングリーン
5,536円
東京電力より
+764円
8,088円
東京電力より
+1,159円
11,478円
東京電力より
+1,527円
12,905円
東京電力より
+1,230円
0円固定従量料金
22円

市場連動型従量料金
※2
全国
(沖縄を除く)
なしなしなしWEB申し込みで6ヶ月間電気代割引(0.55円/kWh、税込)なし
東京ガス
基本プラン
4,731円
東京電力より
-41円
6,834円
東京電力より
-95円
9,776円
東京電力より
-175円
11,457円
東京電力より
-218円
935.22円29.7円~東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、および静岡県の富士川以東の地域都市ガスありパッチョポイント「基本プラン」「ずっとも電気3」に新規申込で電気代の基本料金が1ヶ月無料-7.65円/kWh
四つ葉電力
ほっと5.0安心プラン
6,251円
東京電力より
+1,479円
9,162円
東京電力より
+2,233円
13,044円
東京電力より
+3,093円
14,713円
東京電力より
+3,038円
0円38.82円~東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県
(離島を除く)
なしなしなし新規申込から累計2,300kWhご利用でクオカード1万円分もらえる(2026年1月9日まで)なし
しろくま電力
しろくまプラン
5,939円
東京電力より
+1,167円
8,300円
東京電力より
+1,371円
11,448円
東京電力より
+1,497円
13,091円
東京電力より
+1,416円
870円24.7円~全国
(沖縄を除く)
なしなしなし6.78円/kWh
小田急でんき ×小田急ガス
Sプラン
4,705円
東京電力より
-67円
6,792円
東京電力より
-137円
9,696円
東京電力より
-255円
11,197円
東京電力より
-478円
885.72円19.33円~東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、および静岡県の富士川以東の地域都市ガスなし小田急ポイント2.99円/kWh
東京電力
従量電灯B
4,772円6,929円9,951円11,675円935.25円29.8円~東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、および静岡県の富士川以東の地域都市ガスありくらしTEPCOポイント-7.65円/kWh

※2025年10月1日更新。
※1 30A相当。JAPAN電力は、実質的な基本料金として容量拠出金反映基礎額と毎月変動する反映調整額を足した平均額を表示しています。
※2 市場連動型プランのため、従量料金の一部は30分ごとに変動します。

※3 東京電力エリアで各社同条件で電気料金シミュレーションを行った場合。くわしい比較条件はこちらをクリック。
  • 契約アンペアは1~3人暮らしが「30A」、4人暮らしが「40A」で試算しています。
  • 各社、2025年10月時点で東京電力エリアの料金プランで試算しています。
  • 各社、10月のシミュレーション料金は更新日時点で公表されている最新の燃料費調整等単価(独自燃調)やエリアプライス価格で試算されています。
  • 各社、年間のシミュレーション料金は2024年11月~2025年10月の燃料費調整等単価(独自燃調)や固定単価+2024年11月~2025年10月の月平均のエリアプライス価格(東京)で試算しています。
  • 消費税を含みます。
  • 政府が実施する割引、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は含みません
  • 世帯別料金シミュレーションで用いた10月の電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
世帯人数シミュレーションに用いた10月電気使用量
1人暮らし(集合住宅)161kWh
2人暮らし(集合住宅)236kWh
3人暮らし(戸建)336kWh
4人暮らし(戸建)379kWh
※参考:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査 p.12
※上記の資料から「年間電気使用量(平均)」を引用し、東京電力が提供する月別最大電力の比率を用いて12か月分に振り分けて試算しています。
  • 世帯別料金シミュレーションで用いた年間電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
世帯人数シミュレーションに用いた年間電気使用量
1人暮らし(集合住宅)2,232kWh
2人暮らし(集合住宅)3,264kWh
3人暮らし(戸建)4,632kWh
4人暮らし(戸建)5,232kWh
※参考:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査 p.12
※上記の資料から「年間電気使用量(平均)」を引用し、東京電力が提供する月別最大電力の比率を用いて12か月分に振り分けて試算しています。

つづいては、電力会社の乗り換えで一番安くおすすめのオクトパスエナジーLooopでんきについて、くわしく紹介していきます。

江田健二さん

【監修者のコメント】
電力会社を選ぶ際には、料金単価だけでなく、契約期間や違約金の有無、支払い方法、付帯サービスなど、契約条件全体を総合的に確認することが重要です。
ご自身のライフスタイルに適した料金プランを選ぶことで、無理のない電力利用が可能になります。また、電力市場の動向や生活スタイルの変化をふまえ、1~2年ごとに契約内容を見直すことも推奨されます。

電力会社の乗り換えでおすすめ!安定して安いのはオクトパスエナジー

オクトパスエナジーの4つの特徴と評価
グリーンオクトパス
2025年10月の電気代
シミュレーション
1人暮らし4,579円
東京電力と比べると
-193円
2人暮らし6,578円
東京電力と比べると
-351円
3人暮らし9,363円
東京電力と比べると
-588円
4人暮らし10,953円
東京電力と比べると
-722円
1年間の電気代
シミュレーション
1人暮らし65,950円
東京電力と比べると
-2,133円
2人暮らし95,037円
東京電力と比べると
-3,964円
3人暮らし136,608円
東京電力と比べると
-7,067円
4人暮らし159,012円
東京電力と比べると
-8,687円
基本料金10A:291円
15A:436.5円
20A:582円
30A:873円
40A:1164円
50A:1455円
60A:1746円
※30日試算
電力量料金
(1kWhあたりの使用料金)
1~120kWh:18.98円
121~300kWh:24.1円
301kWh~:27.44円
10月の
燃料費等調整額
2.55円/kWh
提供エリア全国
(沖縄を除く)
セット割なし
オール電化あり
オール電化オクトパス
ポイント還元なし
支払い方法クレジットカード
口座振替
振込用紙
初期費用/違約金なし
サポート時間コールセンター
月曜~木曜:9~17時
金曜:9~16時

メール / LINE / Twitter / Instagram
 24時間365日
キャンペーン
公式サイトhttps://octopusenergy.co.jp/

※ くわしい算出条件は電気料金が安い!乗り換えにおすすめの新電力会社比較表&ランキングもあわせてご覧ください。

オクトパスエナジーは、英国で契約件数No.1の電力会社です。英国のガス・電気市場局(Ofgem)の調査「Retail Market Indicators」によると2023年、2024年ともに供給量トップとなっています。

OfgemのRetail Market Indicators調査におけるオクトパスエナジーの電力供給率は2023、2024通して1位
出典:Ofgem調査「Retail Market Indicators」

日本では「東京ガス」と提携し、サービスを展開しています。そのため、大元は海外の会社ですが、日本でも安心して利用できる新電力会社の一つです。

料金プランは以下の6つです。※プランによってお住まいの地域が供給エリア場合があります。

オクトパスエナジーの
電気料金プラン一覧
  • グリーンオクトパス(実質再エネ100%で安いプラン)
  • シンプルオクトパス(基本料金0円のプラン)
  • オール電化オクトパス(オール電化向けのプラン)
  • ソーラーオクトパス(太陽光パネルが設置された家庭向けプラン)
  • EVオクトパス(電気自動車を自宅で充電している家庭向けプラン)
  • スタンダードオクトパス(一般的なプラン)

今回の試算で最もお得だったのは「グリーンオクトパス」でした。なお、後述するLooopでんきのプランは実質再エネ100%ではありません。

通常、実質再エネ100%のプランは実現に費用がかかるため、どうしても電気料金が高くなりがちです。その点、オクトパスエナジーは大手電力会社や他の新電力会社よりも安さを保ちつつ、環境に優しいプランなのです。

※大手電力会社とは、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力の9社を指します。

それが分かるのが今回のシミュレーションです。実は本記事のシミュレーションはエリアプライス(東京)の月平均を使っているため、Looopでんきのような市場連動型が有利な試算となっています。

※市場連動型とは、30分ごとに電気料金が変わる仕組みのこと。電気を使う時間を他の人とずらすと安くなる一方、多くの人が電気を使う時期や時間帯にはすぐ高くなる特性があります。

解約金や解約手数料がないため、「思ったよりも電気代が安くならない」と感じればいつでも解約できます。しかし、セット割などのプランはないため、ガスとのセット割を考えている人にはおすすめできません。

\ 世界的に大人気!安くて環境に優しいエネルギー /

公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

電力会社の乗り換えで一番人気なのはLooopでんき

Looopでんきの4つの特徴と評価
スマートタイムONE
2025年10月の電気代
シミュレーション
1人暮らし5,122円
東京電力と比べると
+350円
2人暮らし7,106円
東京電力と比べると
+177円
3人暮らし9,752円
東京電力と比べると
-199円
4人暮らし10,890円
東京電力と比べると
-785円
1年間の電気代
シミュレーション
1人暮らし70,661円
東京電力と比べると
+2,577円
2人暮らし98,552円
東京電力と比べると
-449円
3人暮らし135,521円
東京電力と比べると
-8,154円
4人暮らし151,737円
東京電力と比べると
-15,963円
基本料金861.27円
(3kW)※1
電力量料金
(1kWhあたりの使用料金)
固定従量料金
13.97円

市場連動型従量料金
※2
10月の
燃料費等調整額
なし
提供エリア全国
セット割都市ガス
オール電化なし
ポイント還元なし
支払い方法クレジットカード
初期費用/違約金なし
サポート時間年中無休
9〜20時
キャンペーン
公式サイトhttps://looop-denki.com/

※ くわしい算出条件は電気料金が安い!乗り換えにおすすめの新電力会社比較表&ランキングもあわせてご覧ください。
※1 1kWあたり10~20A相当。
※2 市場連動型プランのため、従量料金の一部は30分ごとに変動します。

Looopでんきは、加入者数30万件を超える知名度の高い電力会社です。

独立系新電力会社の中で2024年度の電力需要実績が1位になるなど、市場連動型プランのみを扱う分かりやすさが人気の理由です。
※独立系新電力会社…ここでは、大手エネルギー・通信関連企業の子会社ではない新電力会社を指します。

参考:Looopでんき
参考:資源エネルギー庁『電力調査統計』

市場連動型プランとは、30分ごとに電気料金が変動するプランです。例えば、2024年9月18日の電気料金は以下のように変動しています。

9月18日のJPEXの電気料金のチャート
出典:JEPX(日本卸電力取引所)

電気料金のピークは16時30分(36.18円/kWh)で、一番安い時間は2時(12.45円/kWh)となっています。15時から19時にかけて電気料金が高くなりますが、その時間帯に電気の利用を控えれば、シミュレーション以上に電気代をグッと安くすることが可能です。

電気を使う時間帯を調整できる方にピッタリの料金プランです。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

全国地域別&世帯人数別に電気料金徹底比較!乗り換え先でおすすめの新電力はこれ

一人暮らしの電力会社でおすすめなのはオクトパスエナジーとシン・エナジー

一人暮らしの方におすすめの電力会社は、本記事で最安のシン・エナジー(年間63,697円)とクリーンエネルギーでも安いオクトパスエナジー(年間65,950円)です。

他の世帯人数で比較した場合も2つの電力会社は他社に比べてお得なのですが、シン・エナジーなら「【夜】生活フィットプラン」があり、深夜におうち時間を過ごすことが多い一人暮らしに特に合う電力会社といえます。

\ 電気をいつも通り使ってもとにかく安い /

どちらも初期費用、手数料、解約金は0円で乗り換えができます。手続き自体も5~10分ですので、ぜひ気軽に試してみてはいかがでしょうか。

\ 世界的に大人気!安くて環境に優しいエネルギー /

公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

一人暮らし向けの電力会社については、以下の記事でも紹介しています。ライフラインの手続きの仕方なども解説していますので、あわせて読んでみてくださいね。

一戸建て(一軒家)で電気代を安くしたい!利用量450kWh以上でおすすめの会社2選

日本生活協同組合連合会が2019年9月に報告した統計によると、一戸建て(一軒家)電気利用量の5月平均は350kWhでした。

このデータを元に月別最大電力の比率を加えて試算すると、年間の月平均は約431kWhとなります。

※詳しい計算式はこちら

各月の平均最大電力÷基準月(5月)の平均最大電力=最大電力の各月の比率

最大電力の各月の比率×基準月(5月)の電気利用量=各月の電気利用量(予測)

参照日本生活協同組合連合会|電気・ガス料金調査
参照:東京電力|月別最大電力

そこで、この数値を元に一戸建てで電気代を安くしたい方におすすめの電力会社を2社選びました。

利用量450kWh以上でおすすめの電力会社は2つ
  • Looopでんき
  • シン・エナジー

それぞれの電力会社について、詳しく見ていきましょう。

Looopでんき:市場連動型を活かした節約が可能

Looopでんきの4つの特徴と評価
スマートタイムONE
2025年10月の電気代
シミュレーション
1人暮らし5,122円
東京電力と比べると
+350円
2人暮らし7,106円
東京電力と比べると
+177円
3人暮らし9,752円
東京電力と比べると
-199円
4人暮らし10,890円
東京電力と比べると
-785円
1年間の電気代
シミュレーション
1人暮らし70,661円
東京電力と比べると
+2,577円
2人暮らし98,552円
東京電力と比べると
-449円
3人暮らし135,521円
東京電力と比べると
-8,154円
4人暮らし151,737円
東京電力と比べると
-15,963円
基本料金861.27円
(3kW)※1
電力量料金
(1kWhあたりの使用料金)
固定従量料金
13.97円

市場連動型従量料金
※2
10月の
燃料費等調整額
なし
提供エリア全国
セット割都市ガス
オール電化なし
ポイント還元なし
支払い方法クレジットカード
初期費用/違約金なし
サポート時間年中無休
9〜20時
キャンペーン
公式サイトhttps://looop-denki.com/

※ くわしい算出条件は電気料金が安い!乗り換えにおすすめの新電力会社比較表&ランキングもあわせてご覧ください。
※1 1kWあたり10~20A相当。
※2 市場連動型プランのため、従量料金の一部は30分ごとに変動します。

利用量450kWh以上でおすすめの電力会社1社目は、「Looopでんき」です。

本記事で紹介している電力会社の中で、唯一市場連動型の料金プランです。市場連動型とは電気料金が30分ごとに変わるタイプのことです。

すでにご紹介したの2024年9月18日の電気料金のグラフを見てわかるように、昼間や深夜、早朝の電気料金が安いです。

電気料金が下がったタイミングを見計らって、電気を使えば節約できます。昼間に洗濯を回すファミリー層におすすめでしょう。

また、今月の電気代や料金単価は、アプリで簡単に確認できます。

加えて、燃料費調整額がずっと0円で、使った分が電気料金になるシンプルさが特徴です。
利用料の多いご家庭でも、電気を使うタイミングさえ意識すれば、十分に節約できます。

平日昼間中心に家電を使う人向け

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

シン・エナジー:実はエリスグッド編集部スタッフが使っている電力会社

シン・エナジーの4つの特徴と評価
きほんプラン
2025年10月の電気代
シミュレーション
1人暮らし4,604円
東京電力と比べると
-168円
2人暮らし6,664円
東京電力と比べると
-265円
3人暮らし9,515円
東京電力と比べると
-436円
4人暮らし11,088円
東京電力と比べると
-587円
1年間の電気代
シミュレーション
1人暮らし63,697円
東京電力と比べると
-4,387円
2人暮らし92,304円
東京電力と比べると
-6,696円
3人暮らし132,871円
東京電力と比べると
-10,802円
4人暮らし154,344円
東京電力と比べると
-13,355円
基本料金30A:796.06円
40A:1,061.41円
50A :1,326.76円
60A:1,592.12円
電力量料金
(1kWhあたりの使用料金)
1~120kWh: 19.67円
121~300kWh:24.78円
301kWh~:27.71円
10月の
燃料費等調整額
2.04円/kWh
提供エリア全国
セット割なし
オール電化あり
生活フィットプラン
ポイント還元 JALマイレージ
支払い方法クレジットカード
初期費用/違約金なし
サポート時間全日 9〜20時
年末年始を除く
キャンペーン
公式サイトhttps://www.symenergy.net/

※ くわしい算出条件は電気料金が安い!乗り換えにおすすめの新電力会社比較表&ランキングもあわせてご覧ください。

利用量450kWh以上でおすすめの電力会社2社目は、「シン・エナジー」です。

シン・エナジーは、発電事業も幅広く展開する電力会社です。太陽光発電施設の他にも16か所の再生可能エネルギー発電所を持っており、現在は海外にも水力発電所を建設中です。※2024年6月現在

大手電力会社(旧一電)を加えた、全国の電力会社の電力販売量100社ランキングでは31位(2024年8月時点)と、新電力サービスを販売する会社の中でも大手といえるでしょう。
参考:【2024年】大手電力会社10社&新電力会社の電気代・売上高ランキング!やばい会社は?電力業界の今後はどうなる?

一人暮らしのシミュレーション料金も安いのですが、エリスグッド編集部スタッフはペットもいる一戸建て住まいのユーザー。
シン・エナジーが最適なユーザーからは少しズレていますが、東京電力からの乗り換えで月1~2,000円安くなっていると実体験があったため取り上げています。

なお、シミュレーション上はシン・エナジーよりもオクトパスエナジーの方が電気使用量多めの家庭に合っている料金プランとなっています。

\ 電気をいつも通り使ってもとにかく安い /

公式サイト:https://www.symenergy.net/

実際に電力会社を乗り換える時の手順は4つ

実際に電力会社を乗り換える時の手順は、以下の4つです。

電力会社を乗り換える時の手順は4つ
  • 電力会社を比較する
  • 申込フォームから申し込む
  • スマートメーターの交換
  • 使用開始日の案内

それぞれの手順について「イデックスでんき」の乗り換え方法を例に、紹介します。

STEP
電力会社を比較する

まずは、乗り換える電力会社を検討しましょう。電力会社の公式サイトや、電力会社を紹介しているランキングサイトなどを参考に、現在契約している会社より安くなる会社を見つけます。

乗り換え先を決めるときは、現在契約している電力会社と比べ、どのくらい料金が安くなるのかシミュレーションしましょう。

また、基本料金や電力量料金といった契約プランを見て、家庭のライフスタイルに合ったプランになっているか確かめてください。

STEP
申込フォームから申し込む

乗り換える電力会社が決まれば、公式サイトの申込フォームから申し込みましょう。

申し込む前に準備するものは以下の2つです。

申し込み前に準備するものは2つ
  • 預金通帳・クレジットカードなど支払い情報のわかるもの
  • 検針票またはWeb明細

申し込む時にこれらの情報を入力するため、事前に準備しておくとスムーズに進められます。

今回は「イデックスでんき」を参考に、申込み方法の流れを説明します。

まずは、イデックスでんきの公式サイトにアクセスしましょう。

少しページを下げると「お申込みはコチラから」というボタンが出ますので、クリックしてください。

イデックスでんきに申し込むボタン
出典:イデックスでんき

現在住んでいる住所で変更するか、新しい引っ越し先の住所で変更するかを選んでください。

イデックスでんきの申し込みフォーム
出典:イデックスでんき

今回は「現在お住いのご住所でお切り替えのお客さま」を選んで、先に進みます。

ページが切り替わったら、以下の「登録お申込み情報」を入力します。

申し込み情報で入力する項目
  • 個人/法人
  • 契約者名義
  • 契約住所
  • 電話番号(優先連絡先)
  • 支払い方法
  • メールアドレス
  • メール配信希望の有無
  • 使用開始希望日
  • 現在契約中の電力会社
  • お客さま番号
  • 供給地点特定番号
  • 申込み地域
  • 契約プラン
  • 紹介者情報
  • イデックスでんきを知ったきっかけ
  • ポイントカード情報

入力に問題がなければ、申し込み完了です。

STEP
スマートメーターの交換

スマートメーター未設置の場合は、設置工事が必要になります。

スマートメーターの設置日を決めるために送配電事業者から電話があります。設置費用は原則無料です。

STEP
使用開始日の案内

はがきまたは封書にて、使用開始日の案内が来ます。申込フォームの手続き以外は、基本的に何もする必要ありません。

使用開始日の案内が来るのを待ち、使用開始日になると電気が使えるようになります。

なお、契約中の電力会社への解約手続きもイデックスでんきが行うため、解約手続きも必要ありません。

以上が実際に電力会社を乗り換える時の流れです。

電力会社によって、多少やり方や申込フォームの内容が異なりますが、基本的な流れは変わりません。

わからないことがあれば、各電力会社に問い合わせフォームやコールセンターが設置されていますので、利用しましょう。

電気料金を比較する時によくある質問

電気料金を比較する時によくある質問は、以下の通りです。

電気料金を比較する時によくある質問
  • 東京電力と新電力会社を比較してどっちが安い?
  • 電気代は2025年値上がりしますか?
  • 電力会社を乗り換える時の注意点は?
  • 電力会社を選ぶ前に知っておいた方がいいことはありますか?
  • キャンペーンや割引、ポイント還元をやっている電力会社はありますか?

それぞれの質問について、見ていきましょう。

東京電力と新電力会社を比較してどっちが安い?

結論からいえば、新電力会社の方が安いです。

東京電力エリアで利用できる電力会社と比較し、どのくらい安いか表にまとめてみました。

電力会社東京電力に比べていくら安いか
オクトパスエナジー年間-8,687円
シン・エナジー年間-13,355円
Looopでんき年間-15,963円
TERASELでんき年間-12,538円
エネワンでんき年間-5,393円
CDエナジーダイレクト年間-9,826円
東京ガス年間-3,295円
ミツウロコでんき年間-11,695円
比較条件・4人暮らしを想定した年間料金シミュレーションを元に作成
・料金プラン、試算項目などは冒頭の「おすすめの新電力会社比較表&ランキング」と同条件
※2025年10月1日更新。

2025年10月現在、発電に利用される原油や液化天然ガスの高騰が落ち着きつつあるのと、そもそも大手電力会社各社の値上げが続いているのが理由だと考えられます。

加えて、上記の表にはポイントやキャンペーンの還元分を含めていません。特に本記事で紹介している電力会社であれば、ほとんどの場合安くなるといえるでしょう。

また、エネワンでんき以外は解約金等もかからないので、思ったより安くならない時やサポートに不満がある場合でもいつでも大手電力会社に戻ることができます。ぜひ一度乗り換えてみてはいかがでしょうか。

※利用開始から1年未満での解約の場合、解約事務手数料3,300円が発生します。
参考:エネワンでんき

電気代は2025年に値上がりしますか?

2025年3月21日の公表によると、電気代の5月請求分(4月使用分)は値上がりします。これは下記の2つの理由からです。

2025年4月の電気代値上がり理由
  • 電気代(2025年3月使用分)1kWhあたり1.3円割引になっていた国の補助金が終了
  • 再生可能エネルギー促進賦課金が4月使用分から0.49円値上げ

参考:経済産業省
参考:NHK

2024年7月にも電気代が値上がりしていましたが、その時の値上がり理由とほぼ同じです。1kWhあたり1.8円近く値上がりしているため、来月の請求を見て驚く方もいるでしょう。

参考:日本経済新聞

なお、2025年1~3月使用分の電気代に対して行われた「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の補助額は、以下の通りです。

適応期間電気(高圧)電気(低圧)都市ガス
2025年1月使用分
2025年2月使用分
1.3円/1kWh2.5円/1kWh10.0円/1㎥
2024年3月使用分0.7円/1kWh1.3円/1kWh5.0円/1㎥
引用:経済産業省

2025年3月請求分と4月請求分の料金を前月比も含め、まとめた表は以下の通りです。

電力会社2025年3月請求分2025年4月請求分前月比
北海道電力8,854円9,155円+301円
東北電力8,119円8,485円+366円
東京電力8,218円8,595円+377円
中部電力7,968円8,379円+411円
北陸電力7,112円7,406円+294円
関西電力7,014円7,326円+312円
中国電力7,757円8,103円+346円
四国電力7,864円8,197円+333円
九州電力6,921円7,223円+302円
沖縄電力8,857円9,232円+375円
参考元:北海道電力東北電力東京電力中部電力ミライズ北陸電力関西電力中国電力四国電力九州電力沖縄電力

電力会社を乗り換える時の注意点は?

電力会社を乗り換えるときは、以下のような注意点があります。

電力会社を乗り換える時の注意点5つ
  • 乗り換えたのに電気代が高くなる
  • 解約金が発生する場合がある
  • 新電力会社が倒産する可能性がある
  • 電気の質は変わらない
  • 乗り換えても停電のリスクが下がるわけではない

また、契約月は基本的に日割り計算になる電力会社が多いです。

実際に電気を使う日よりも早く電気を開通してもいいですが、その分電気代が発生するので注意しましょう。

電力会社を選ぶ前に知っておいた方がいいことはありますか?

電力会社を選ぶ前に確認すべきことは、主に3つあります。

電力会社を選ぶ前に確認すべきことは3つ
  1. 自分の住んでいる地域が供給エリアか
  2. 自分のライフスタイルに合った契約プランがあるか
  3. 複数の電力会社を比較してどのくらい安くなるか

まず、自分の住んでいる地域が供給エリアに含まれているか確かめましょう。

理想的な料金プランがあったとしても、供給エリア内でなければ利用できません。そのため、最初に供給エリアの確認をしてください。

次に、自分のライフスタイルに合った契約プランがあるか確かめましょう。

例えば、4人暮らしだったとしても長期間家を空けることが多いなら、単純に年間金額が安い電力会社より、基本料金0円のLooopでんきのような電力会社を選ぶといいでしょう。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

また電力会社を選ぶときは、料金シミュレーションして、どのくらい電気代が安くなるのか比較してください。本記事のように、いくつかの電力会社を比較しながら選ぶと、より効果的です。

キャンペーンや割引、ポイント還元をやっている電力会社はありますか?

あります。現在、エネワンでんきが新規申込で電気代10ヵ月間基本料金半額キャンペーンを行っている他、東京ガス、イデックスでんきでもキャンペーンが開催中です。

また、エネワンでんきやCDエナジーダイレクトではPontaポイントなど、イデックスでんきはdポイントなど、小田急でんきでは独自のポイント還元を行っています。

くわしくは、新電力会社最大18社の比較表&ランキングをごらんください。

まとめ

この記事では、電気料金の安い新電力会社最大18社のランキングや、実際に電力会社を乗り換えるときの手順について解説しました。

本記事の結論
  • 2025年10月現在、3段階料金制で電気料金が安いのは「オクトパスエナジー
    (4人暮らしの年間料金:159,012円)
  • 一戸建て(月450kWh以上の利用)でおすすめの電力会社は「Looopでんき」「Japan電力

2025年も引き続き電気代が値上がりすると予想されますので、これを機に電力会社の見直しを検討してみてください。

この記事を書いた人

光熱費が4万円を超えた実体験(子ども&ペットあり)から、電気ガス選びにハマったエリスグッド編集部のライター。現在はオクトパスエナジーを契約中。
各家庭に合うプランを提案するため、全国452プランを対象にした電気料金比較ツールを独自に開発し、全プランの約款に目を通した上で執筆を行う。小売電気アドバイザー(登録 第2506196号)として、リスクを踏まえた情報提供を心がけている。
ちなみに好きなポケモンはコイルとビリリダマ。

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