埼玉で電気料金の安い電力会社を比較!一人暮らしやオール電化におすすめの会社も紹介

埼玉県で契約できる電気事業者は190社(2025年2月時点)と非常に多く、どの電力会社を選べばいいかわからないと、悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。

本記事の結論

本記事では、埼玉で電気料金の安い電力会社を紹介します。1人暮らしやオール電化におすすめの電力会社や選ぶ時のポイントも紹介していますので、参考にしてください。

※本記事記載の金額は、すべて税込表記です。 

目次

世帯人数別!埼玉エリアでおすすめな電力会社の比較表・一覧

埼玉エリアでおすすめの電力会社9社を比較し、一覧にまとめました。世帯人数別でおすすめの電力会社を見ていきましょう。

スクロールできます
電力会社プラン名基本料金電気使用量
(kWh)
年間電気料金
1人暮らし2人暮らし3人暮らし4人暮らし
オクトパスエナジーグリーンオクトパス30A:873.0円
40A:1,164.0円
1~120kWh:18.98円
121~300kWh:24.10円
301kWh~:27.44円
67,634円97,498円140,099円150,963円
シン・エナジーきほんプラン30A:796.06円
40A:1,061.41円
1~120kWh:19.67円
121~300kWh:24.16円
301kWh~:27.71円
65,705円95,245円137,050円159,067円
LooopでんきスマートタイムONE
(電灯)
3KW1:861.27円市場連動型
(30分ごとに変動)
71,357円99,755円136,992円153,403円
CDエナジーダイレクトベーシックプラン30A:830.7円
40A:1,107.6円
1~120kWh:29.90円
121kWh~300kWh:35.59円
301kWh以上:36.50円
67,582円98,066円139,292円160,855円
TERASELでんきTERASEL
東京B
30A:900.93円
40A:1,201.24円
1~120kWh:29.0円
121~300kWh:35.34円
301kWh~:39.26円
66,93197,328136,643158,056
超TERASEL
東京B
30A:935.25円
40A:1,247.0円
1~120kWh:29.80円
121~300kWh:34.26円
301kWh~:35.64円
idemitsuでんきSプラン30A:935.25円
40A:1,247.0円
1~120kWh:29.80円
121~300kWh:34.76円
301kWh~:37.10円
68,022円96,173円139,194円157,778円
エネワンでんきエネワンハッピー30A:902.25円
40A:1,203.0円
1~120kWh:29.80円
121~300kWh:36.40円
301kWh~:40.49円
68,925円100,414円142,768円165,202円
エネワンバリュー30A:902.25円
40A:1,203.0円
1~300kWh:33.76円
301kWh~:37.51円
auでんきでんきM30A:935.24円
40A:1,246.99円
1~120kWh:29.79円
121~300kWh:36.39円
301kWh~:40.48円
71,209円103,567円150,150円175,010円
東京電力スタンダードS/L30A:935.25円
40A:1,247.0円
1~120kWh:29.80円
121~300kWh:36.40円
301kWh~:40.49円
69,321円100,081円146,241円170,594円
※2025年3月6日更新。
※1 30・40A相当として3KWを記載しています。
※年間電気料金シミュレーションのくわしい条件
  • 契約アンペアは1~3人暮らしが「30A」、4人暮らしが「40A」で試算しています。
  • 各社、2025年3月時点での料金プランで試算しています。
  • 市場連動型の利用料金は各社の固定単価+2024年2月~2025年1月の月平均のエリアプライス価格(東京)で試算しています。
  • 2024年2月~2025年1月の燃料費調整等単価(独自燃調)、消費税を含みます。
  • 政府が実施する割引、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は含みません。
  • 世帯別料金シミュレーションで用いた年間電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
世帯人数シミュレーションに用いた年間電気使用量
1人暮らし(集合住宅)2,232kWh
2人暮らし(集合住宅)3,264kWh
3人暮らし(戸建)4,632kWh
4人暮らし(戸建)5,232kWh
※参考:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査 p.12
※上記の資料から「平均電気使用量」を引用し、東京電力が提供する月別最大電力の比率を用いて12か月分に振り分けて試算しています。

1~2人暮らしにおすすめの電力会社は「シン・エナジー」

1人暮らし、2人暮らしともにおすすめの電力会社は、シン・エナジーです。

シミュレーションでも試算している「きほんプラン」でも安いのですが、家族人数が少なく、電気を使う時間をコントロールしやすい方にぴったりの「【夜】生活フィットプラン」「【昼】生活フィットプラン」もお得なプランですよ。

3人暮らしにおすすめの電力会社は「Looopでんき」

3人暮らしにおすすめの電力会社は、Looopでんきです。

30分ごとに電気料金が変わる市場連動型プラン「スマートタイムONE」は、電気の需要が少ない時間帯に安くなる特徴があります。今回は平均値を取ったため、安い時間帯だけで試算しなくてもすでにお得な電力会社。

つまり、早朝や深夜帯など電気が安い時間に使うことを意識することでさらに安くなる可能性があるため、切り替え先として人気が非常に高い電力会社です。

4人暮らし以上におすすめの電力会社は「オクトパスエナジー」

4人暮らし以上におすすめの電力会社は、オクトパスエナジーです。
電力量が多い人向けに料金が安くなっており、4人暮らし以上だと特にお得に使っていただける電力会社です。

日本での運営母体は東京ガスとの合併会社であるため、安くて安心できる会社の一つでもあります。

埼玉で電気料金の安い電力会社を東京電力と比較!ランキングTOP5

埼玉で電気料金の安い電力会社をまとめました。

順位電力会社年間電気料金
1位オクトパスエナジー150,963円
2位シン・エナジー159,067円
3位Looopでんき153,403円
4位CDエナジーダイレクト160,855円
5位TERASELでんき158,056円
6位idemitsuでんき157,778円
7位エネワンでんき165,202円
8位auでんき175,010円
9位東京電力170,594円
※4人暮らしの場合。くわしいシミュレーション条件は埼玉の電力会社9社比較表を参照してください。

埼玉で1番電気料金が安い電力会社は、オクトパスエナジーです。次いで、シン・エナジーとLooopでんきという結果になりました。

1位 オクトパスエナジー|4人暮らし最安!本記事一番おすすめの電力会社

オクトパスエナジートップ
出典:オクトパスエナジー
公式サイトhttps://octopusenergy.co.jp/
プラングリーンオクトパス
基本料金30A:873.0円
40A:1,164.0円
電気使用量(kWh)1~120kWh:18.98円
121~300kWh:24.10円
301kWh~:27.44円
4人暮らし電気料金150,963円

オクトパスエナジーは、本記事で紹介している電力会社の中では電力量料金(kWh)が一番安い電力会社です。4人暮らしで特におすすめですが、電気使用量が安いため、1~3人暮らしでもおすすめできます。

しかも、今回の試算で用いた「グリーンオクトパス」は再エネ実質100%のプラン。
ほとんどの他社が、環境に優しい電力を供給するプランを通常のプランより高く設定しています。その中でオクトパスエナジーは安さを保ちつつ、グリーンエネルギーを提供しているのです。

ただ、独特なホームページから「怪しい会社?」「契約して大丈夫?」と不安になる人もいるのではないでしょうか。

オクトパスエナジーは、イギリスで契約件数No.1の実績を誇っています。(2024年10月時点の契約件数)。また、日本では大手企業である東京ガスと合併会社を設立しており、安心できる会社です。

その他、オール電化のプランや基本料金0円のプランなど、さまざまなプランがあるため、家庭のライフスタイルが変わってもプランを選びやすいです。

オクトパスエナジーの評判が気になる方は、以下の記事も参考にしてみてください。

\ 電気使用量が一番安い/

公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

2位 シン・エナジー|1~2人暮らし最安!ぴったりプラン診断で電気代がさらにお得に

シンエナジートップ
出典:シン・エナジー
公式サイトhttps://www.symenergy.net/simulation/apply
プランきほんプラン
基本料金30A:796.06円
40A:1,061.41円
電気使用量(kWh)1~120kWh:19.67円
121~300kWh:24.16円
301kWh~:27.71円
4人暮らし電気料金178,488円

シン・エナジーの特徴は、家庭に合ったピッタリのプランを自動で診断できることです。シン・エナジーにはきほんプランの他に「【昼】生活フィットプラン」と「【夜】生活フィットプラン」の2つがあります。

「ぴったりプラン診断」は、電気の使い方に合わせて最適のプランを診断できるため、ライフスタイルに合ったプランがわかります。

初期費用や解約金、契約期間の制限などが一切かかりませんので、気軽に乗り換えられるのもポイントです。

契約数は10万件以上あり、第7回環境省グッドライフアワードでは地域コミュニティ部門において環境大臣賞を受賞するなど、実績も優れています。

参考:環境省

\ ぴったりプラン診断で最安になるかも

公式サイト:https://www.symenergy.net/

3位 Looopでんき|3人暮らし最安!4月からの料金改定&ピークシフトでより安く

Looopでんきトップ
出典:Looopでんき
公式サイトhttps://looop-denki.com/home/
プランスマートタイムONE(電灯)
基本料金3KW1:861.27円
電気使用量(kWh)市場連動型(30分ごとに変動)
1人暮らし電気料金71,357円
※1 30・40A相当として3KWを記載しています。

Looopでんきの料金プラン(スマートタイムONE)は、市場連動型プランといい、30分ごとに電気の単価が変動します。

2024年度の東京電力エリアの平均電気量料金(約定価格)は、13.77円/kWhです。オクトパスエナジーの電気使用量は、18.98円(1~120kWh)ですので、託送料金などが加算されても非常に安いことがわかります。

電源料金単価の安い時間帯に電気を使うことで、無理なく節約できるのが特徴です。お昼の11時~15時頃に電源料金単価が安くなります。その他にも深夜帯など安くなる時間帯はいくつかありますが、1人暮らしであれば電気を使う時間帯を調整しやすいです。

そのため、電源料金単価が安くなる時間帯にまとめて料理や洗濯などを済ませれば、電気料金を抑えられます。

Looopでんきの評判が気になる方は、以下の記事でくわしく紹介していますので、参考にしてください。

\ 市場連動型プランで無理なく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

4位 CDエナジーダイレクト|人気が高い関東エリア限定の新電力!ポイントも貯まる

CDエナジートップ
出典:CDエナジーダイレクト
公式サイトhttps://www.cdedirect.co.jp/
プランベーシックプラン
基本料金30A:830.7円
40A:1,107.6円
電気使用量(kWh)1~120kWh:29.90円
121kWh~300kWh:35.59円
301kWh以上:36.50円
4人暮らしの電気料金160,855円

CDダイレクトエナジーは、関東地域だけで契約実績70万件以上ある電力会社です。何もしなくても年2回最適プランを無料で教えてくれるサービスが特徴です。

ライフスタイルの変化によって電気を使う量や時間は変わります。

「最適プランの定期便」サービスがあれば、ライフスタイルの変化があっても自動で「今」の生活に合う料金プランを教えてくれます。なお、最適プランへの変更は、面倒な手続きもなく簡単です。

また、CDダイレクトエナジーは、オール電化向けプランやポイントがたまるプランなど、合計9種類のプランがあります。

ニーズやライフスタイルに合わせて家庭に合ったプランを選べるのも特徴の一つです。

ちなみに東京電力と比較すると、電気代だけで年間9,739円(4人暮らしの試算)お得になります。1~120kWhの電気使用量は、東京電力よりも高くなっていますので、電気を多く使う人のほうが恩恵を受けやすいでしょう。

CDエナジーダイレクトの評判が気になる方は、以下の記事でくわしく紹介していますので、参考にしてください。

また、都市ガス限定ではありますが、ガスもCDエナジーでまとめるとさらにお得になります。以下の記事でくわしくシミュレーションしていますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

\ 関東エリア限定!契約実績70万件 /

公式サイト:https://www.cdedirect.co.jp/

5位 TERASELでんき|期間限定キャンペーン利用&ポイント還元で最安級!

TERASELでんきトップ
出典:TERASELでんき
公式サイトhttps://www.terasel.jp/
プラン超TERASEL東京B
基本料金30A:935.25円
40A:1,247.0円
電気使用量(kWh)1~120kWh:29.80円
121~300kWh:34.26円
301kWh~:35.64円
3人暮らし電気料金136,643円

TERASELでんきは、伊藤忠エネクス株式会社の100%子会社として2016年に設立しました。親会社は60年以上の歴史があるため、豊富な実績と安心感の強い電力会社です。

TERASELでんきの料金プラン「超TERASELプラン」も、電気を使うほどお得になります。そのため、電気使用量の多い3人暮らしや4人暮らしにおすすめです。

また、Looopでんきと同じ仕組みである、市場連動型の「TERASELマーケットプラン」も提供しています。

電力会社を乗り換えなくても2つのプランがありますので、どちらが家庭に合っているか確かめても良いでしょう。

\ 2つのプランを選べる/

公式サイト:https://www.terasel.jp/

埼玉でオール電化におすすめの電力会社はオクトパスエナジー

埼玉でオール電化向けの料金プランがある電力会社は、以下の通りです。

スクロールできます
電力会社プラン名基本料金電気使用量(kWh)年間電気代
オクトパスエナジーオール電化オクトパス307.5円午前6時~翌日午前1時:24.0円
午前1時~午前6時:17.48 円
220,113円
シン・エナジー【夜】生活フィットプラン30A:565.20円
40A:753.60円
平日9時~16時休日8時~22時:26.25円
平日6時~9時および16時~23時:32.65円
平日23時~翌日6時および休日22時~翌日8時:18.88円
218,104円
CDエナジーダイレクトスマートでんきB30A:885.72円
40A:1,180.96円
午前6時~翌日午前1時:35.96円
午前1時~午前6時:28.06円
248,309円
idemitsuでんきオール電化プラン30A:902.25円
40A:1203.0円
午前6時〜翌日午前1時:35.76円
午前1時〜午前6時:27.86円
247125円
東京電力夜トクプラン(夜トク8)1kW255.69円午前7時〜午後11時:42.60円
午後11時〜翌午前7時:31.64円
287,527円
※弊社独自の料金シミュレーションを用いています。シミュレーションの試算条件は以下の通りです。
  • 各社、比較表に記載の料金プランをもとに以下の条件で試算しています。
  • イデックスでんきは九州電力エリア、それ以外の電力会社は東京電力エリアで試算しています。
  • 市場連動型の利用料金は各社の最新の固定単価+2024年1月~2024年12月の月平均のエリアプライス価格(東京)で試算しています。
  • 2024年1月~2024年12月の燃料費調整等単価(独自燃調)、消費税を含みます。
  • 午前1~6時にエコキュートなどの給湯器が稼働することを想定し、冬季(12~2月)・それ以外の消費電力も試算に含みます。詳細は以下の表の通りです。
  • 料金シミュレーションで用いた契約電流(A・kW)、年間電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
スクロールできます
想定世帯人数契約電流シミュレーションに用いた年間電気使用量【冬季】午前1~6時の月間使用電力量【それ以外】午前1~6時の月間使用電力量
4人暮らし60A・4kW7,272kWh232.577.5
※参考1:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査 p.12
※参考2:関西電力
※上記の参考1から「平均電気使用量」を引用し、東京電力が提供する月別最大電力の比率を用いて12か月分に振り分け、参考2より「オール電化世帯人数別の電気代平均額」の割合を試算、参考1を用いた月ごとのモデルケースに適用しています。
※参考3:エコキュート|三菱SRT-N376-BS2の仕様書
※参考4:エコキュート|パナソニックHE-NSU37LQSの仕様書

オール電化向けの料金プランで電気料金が1番安いのは、シン・エナジー(218,104円)です。次いでオクトパスエナジー(220,113円)の専用プランとなりました。

オール電化向けの電力会社については、以下の記事もくわしく紹介していますので、参考にしてみてください。

埼玉の電気ガスセットプランでおすすめの電力会社はCDエナジーダイレクト

埼玉で電気ガスセットプランがある電力会社は、以下の通りです。

電力会社セット割内容
CDエナジーダイレクト電気料金、ガス料金がそれぞれ0.5%割引
(※電気セット割引が適用されるのは燃料費調整額を除いた基本料金および従量料金)
auでんきガス料金が3%割引+毎月102円の割引
エネワンでんきエネワンガスと都市ガス(東京ガス):330円割引
エネワンガスとLPガス:220円割引
LooopでんきLooopガスとセットで電気の料金単価が1円割引
東京電力東京ガスの一般料金より約3%割引

電気ガスセットプランがある電力会社の中では、CDダイレクトエナジーがおすすめです。

セット割はガス料金が安くなるケースが多くありますが、CDエナジーダイレクトは電気料金から割引されます。

埼玉県はガスより電気の方が金額が大きい地域です。そのため、CDエナジーダイレクトのセット割を一番おすすめとしました。

参考:「家計調査結果」総務省統計局

ただ、電気ガスセットプランで契約するよりも、最安の電気・最安のガス会社と契約したほうが安くなるケースもあります。

また、電気を多く使う人は電気料金の安いオクトパスエナジーと契約するほうがお得になる可能性があります。電気ガスセットプランにすれば、必ずお得になるとは限りませんので、注意しましょう。

電気ガスセットプラン向けの電力会社については、以下の記事でくわしく紹介していますので、参考にしてください。

埼玉(さいたま市)は消費支出が最も多い地域!電気料金は高い?安い?

2023年に最も消費支出が多かった地域は、埼玉県さいたま市(412万9,107円)です。次いで、東京都区部(409万5,843円)、津市(399万1,958円)となっています。消費支出の多いさいたま市ですが、電気料金は全国で何番目に高いのでしょうか?

さいたま市の電気料金や契約できる電気事業者について見ていきましょう。

さいたま市の電気料金や契約できる電気事業者
  • 埼玉(さいたま市)の電気料金は11,674円
  • 埼玉で契約できる電気事業者は190社

埼玉(さいたま市)の電気料金は平均11,674円

総務省統計局の「家計調査」によると、2023年の埼玉(さいたま市)の電気料金は、11,674円です。過去5年間の電気料金をまとめましたので、全国平均と比べてみましょう。

さいたま市の電気料金全国の電気料金全国の電気料金との差額
202311,039円10,825円+214円
20229,885円10,671円-786円
202110,278円10,317円-39円
202012,102円12,678円-576円
201911,674円12,265円-591円

過去5年間の電気料金を見ると、全国の電気料金よりも安いことがわかります。消費支出が多い地域ですが、電気料金は節約傾向にあるのではないでしょうか。

ちなみに、さいたま市は全国で21番目に電気料金が安いです。つまり、電気料金は高くも安くもなく平均のようです。

出典:「家計調査結果」総務省統計局

埼玉で契約できる電気事業者は190社以上

2025年2月時点で、埼玉県内で契約できる電気事業者は190社以上あります。例えば、以下のような電力会社があります。

本記事では紹介できていない電力会社も多くあります。しかし、190社の中から家庭に合った電力会社をどう見つければいいかわからない人は、多いのではないでしょうか。

そこで、電力会社を選ぶときのポイントについて紹介しますので、見ていきましょう。

埼玉で電力会社を選ぶときのポイント

数ある電力会社の中から家庭に合った電力会社を選ぶには、以下のポイントを押さえておきましょう。

埼玉で電力会社を選ぶときの4つのポイント
  • まずは自分の電気料金を知る
  • 家庭に合った料金プランを選ぶ
  • 解約金・契約縛りのない電力会社を選ぶ
  • キャンペーンやキャッシュバックを利用する

まずは自分の電気料金を知る

まずは自分の電気料金を知ることが大切です。「埼玉(さいたま市)は消費支出が最も多い地域!電気料金は高い?安い?」で紹介した平均金額と比較して、平均よりも高い人は電力会社や料金プランを見直しましょう。

自分の電気料金を確かめる方法は、毎月送られてくる検針票や、各会社のマイページから確認できます。オンラインで確認するほうが、年間データや時間帯などをグラフで把握できるのでおすすめです。

家庭に合った料金プランを選ぶ

自分の電気料金や使用している時間帯などを把握できれば、家庭に合った料金プランを選びましょう。

例えば、昼間に電気を多く使う人はシン・エナジーの【昼】生活フィットプラン、電気を使う時間を調整しやすい人はLooopでんきのスマートタイムONEなどがおすすめです。

ライフスタイルと料金プランがマッチしていないと、電気料金が割高になる可能性があります。料金プランごとに特徴がありますので、どのような電気の使い方をすればメリットが大きくなるか考えてみましょう。

解約金・契約縛りのない電力会社を選ぶ

電力会社を選ぶときは、解約金・契約縛りのない電力会社がおすすめです。解約金・契約縛りがあると、自由に乗り換えづらくなります。とくに1人暮らし・転勤が多い・ライフスタイルが変わる予定がある(結婚や出産など)人は、注意深く見ておきましょう。

例えば、Japan電力は供給開始日から1年未満に解約すると3,000円の解約金が発生します。その他にも、東京電力のプレミアムS、エネワンでんき、CDエナジーダイレクトのエンタメでんきなども解約金が発生します。

料金プランごとに解約金が発生するか異なりますので、契約時にしっかり確かめておきましょう。

キャンペーンやキャッシュバックを利用する

電力会社によっては、キャンペーンやキャッシュバックを期間限定で実施している場合があります。これらを利用することで、乗り換え時にお得に契約できます。

例えば、本記事で紹介している電力会社の中で、キャンペーンやキャッシュバックがあるのは以下の通りです。なお、キャンペーンなどは変更・終了する可能性がありますので、くわしくは各ホームページをご確認ください。

電力会社キャンペーン内容
Looopでんきキャンペーンなし
auでんきWebから新規申し込みで5,000円相当をau PAY残高に還元
シン・エナジーキャンペーンなし
CDエナジーダイレクトAmazonギフトカード3,000円分プレゼント
オクトパスエナジーキャンペーンなし
TERASELでんき最大10,000円相当の特典がもらえる
idemitsuでんき電気料金3,000円割引
エネワンでんき新規契約で基本料金5か月間0円
東京電力キャンペーンなし

埼玉の電力会社や電気料金に関するよくある質問

埼玉の電力会社や電気料金に関するよくある質問は、以下の通りです。

埼玉の電力会社や電気料金に関するよくある質問
  • 埼玉で即日電気を開通させるのは可能?
  • 2025年の電気料金の値上げ情報について知りたい
  • 新電力会社と契約すると電気の質が下がる?
  • 電力会社を切り替えるときの方法は?
  • 埼玉で電気料金の安い電力会社1~3位ってどのくらい安い?

埼玉で即日電気を開通させるのは可能?

結論から言えば、即日電気を開通させることは可能です。住宅には、「スマートメーター」か「アナログ式電力メーター」のどちらかが設置されています。スマートメーターの場合、電力会社が遠隔で操作できるので、即日電気を開通させることが可能です。

電気を開通させたい場合は、メールやWebサイトからではなく電話で電力会社に連絡しましょう。アナログ式電力メーターの場合は、無契約のままでも電気を使えます。ただし、無契約のまま電気を使い続けると督促状が届きますので、早めに電力会社と契約しましょう。

2025年の電気料金の値上げ情報について知りたい

2025年の電気料金(1月使用分~3月使用分)は、値下げです。政府が実施した「令和6年度電気・ガス料金負担軽減支援事業補助金」によって、電気・ガス代が支援されます。具体的な値引き単価は以下の通りです。

2025年1・2月使用分の値引き単価低圧:2.5円/kWh
高圧:1.3円/kWh
2025年3月使用分の値引き単価低圧:1.3円/kWh
高圧:0.7円/kWh

支援されるのは2025年3月使用分までですので、4月使用分は値上がりが予想されます。また、3月には2025年度の再エネ賦課金が発表されます。再エネ賦課金は、電気料金が高くなる要因の一つです。

2012年度の再エネ賦課金は0.22円/kWhに対し、2024年度は3.49円/kWhと約3円も高くなっています。年々増加傾向にありますので、2025年4月使用分からは、電気料金が高くなるでしょう。

新電力会社と契約すると電気の質が下がる?

新電力会社と契約しても電気の質が下がることはありません。料金プランなどを提供する小売部門が変わるだけで、発電・送配電に関しては今まで通り変わりません。

環境に配慮した自然エネルギー100%の電気を使用しても、質自体は同じです。停電が増えたり、電波が悪くなったりすることはないので安心してください。また、電気に関するトラブルが発生したときも、これまで通り地域の電力会社が対応します。

電力会社を切り替えるときの方法は?

電力会社を切り替えるときの手順は、以下の3つです。

電力会社を切り替えるときの手順
  • 申し込みに必要な情報を集める
  • 現在契約している電力会社の情報を入力する
  • お客さま情報や支払い情報入力して申し込む

電力会社を乗り換えるときは「契約中の電力会社の情報」や「お客さま番号」、「供給地点特定番号」が必要になります。事前に情報を集めておくと、契約手続きがスムーズに終わります。

乗り換えたい電力会社が決まれば、公式サイトから申し込みましょう。申し込みフォームには、現在契約している電力会社の情報やお客様情報、支払い情報などを入力します。あらかじめ情報を集めておけば、5分程度で終わりますので簡単です。

現在契約している会社への解約手続きは、新しい電力会社が対応しますので、とくに必要手続きはありません。申し込みが終わると完了メールが届き、供給開始日が近づくと案内メールが来ます。

埼玉で電気料金の安い電力会社1~3位ってどのくらい安い?

埼玉で電気料金の安い「Looopでんき」「TERASELでんき」「オクトパスエナジー」と東京電力を比較してみましょう。

電力会社電力量料金(kWh)年間電気料金東京電力との差額
オクトパスエナジー1~120kWh:18.98円
121~300kWh:24.10円
301kWh~:27.44円
150,963-19,631円
シン・エナジー1~120kWh:19.67円
121~300kWh:24.16円
301kWh~:27.71円
159,067円-11,527円
Looopでんき市場連動型
(30分ごとに変動)
153,403円-17,191円
東京電力1~120kWh:29.80円
121~300kWh:36.40円
301kWh~:40.49円
170,594
※4人暮らしの場合。くわしいシミュレーション条件は埼玉の電力会社9社比較表を参照してください。

埼玉で東京電力からオクトパスエナジーに乗り換えると、年間約19,000円もお得になる可能性があります。Tシン・エナジーやLooopでんきに乗り換えても、10,000円以上お得です。

東京電力から他の電力会社に乗り換えるとき、単純に電気料金を抑えたい人は、電力量料金の安い電力会社を選びましょう。

上記の表を見ても東京電力と比較してこの3社の電力量料金が安いことがわかります。

電力量料金は電気代のほとんどを占める料金です。ここが安いか否かでお得に使えるかがほぼ決まるので、ぜひ意識してみてくださいね。

まとめ

埼玉で電気料金の安い新電力会社8社や1人暮らしなどの世帯人数別、オール電化におすすめの会社を紹介しました。

本記事の結論

2023年の埼玉(さいたま市)の電気料金は、平均11,674円です。とくに、この平均金額よりも高い人は、電力会社を乗り換えるのがおすすめです。電力会社を乗り換えるときは、複数の会社を比較するとよりお得に電気を使えますよ。

電力会社によって料金プランはさまざまです。本記事を参考にライフスタイルに合った料金プランを探してみましょう。

この記事を書いた人

エリスグッド編集部では『選りすぐりのモノを紹介する』ことをコンセプトに様々な商品やサービスを比較・検証。本当にオススメできるものだけを紹介している。
株式会社スタークラフトのメンバーが編集部として運営をしている。

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