Japan(ジャパン)電力が値上げ?今までの料金改訂&他社に比べて高いかも徹底解説

  • Japan電力を利用中だけど、どんどん値上げするから乗り換えた方が良いかな?
  • Japan電力を検索すると怪しいと表示される…このまま契約してて大丈夫?
  • Japan電力の値上げは他社と比べて妥当なのかな?

Japan電力は、2023年〜2024年現在の間に3回値上げしています。

実は、値上げの回数自体は他の電力会社も同じぐらいしていますが、値上げ幅が大きい結果、現在ではお得な電力会社とは言えなくなりました。

本記事の結論
  • Japan電力の値上げは、燃料費高騰や制度対応によるもので、他の電力会社も同じタイミングで値上げしている
  • Japan電力の元々の運営会社は破産したが、現在は健全な会社に運営されている
  • Japan電力から乗り換えるならおすすめはauでんきLooopでんきオクトパスエナジー

本記事では、Japan電力が値上げした理由や時期、エリア別の具体的な値上げ額、他の電力会社との料金比較などについて解説します。

Japan電力は値上げした?高くない?怪しい等の疑問を持っている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

目次

Japan(ジャパン)電力は怪しい?いつ値上げされたのか、理由も総まとめ!

気づいたら何度も値上げしているJapan電力は怪しい、と思っている方も少なからずいらっしゃるでしょう。

ここでは、Japan電力が値上げしたタイミングとその理由に加えて、Japan電力の運営元について解説します。

結論からお伝えすると、Japan電力は他社の電力会社と同じく制度改正を理由に値上げしており、不当な値上げは行っていません。

また、運営元についても悪い噂がある会社ではなく、信頼できる電力会社からJapan電力は提供されています。

それでは、詳しく確認していきましょう。

Japan電力の値上げは5回行われている!2024年5月が最新

Japan電力は2022年5月に、くらしプランからくらしプランSへの大幅な値上げを行ったことを含めて2024年9月現在に至るまで5回値上げしています。

値上げのタイミングと内容を以下にまとめました。

Japan電力 過去の値上げ一覧
  1. 2022年5月:くらしプランから、くらしプランSに変更
  2. 2022年9月:電力量料金単価、燃料費等調整額の計算式を変更
  3. 2023年4月:燃料費等調整額の計算式を変更
  4. 2024年4月:容量拠出金反映額が電気料金の計算式に追加
  5. 2024年5月:燃料費等調整額の計算式を変更

それぞれの値上げについて確認します。

補足ですが、Japan電力は、燃料費調整額ではなく燃料費等調整額であることに注意しましょう。

燃料費等としているのは、燃料費の調整以外にも含まれる金額があるからです。
例えば、託送料金や一部の離島の利用者のみ適用される調整項目も含まれています。

1回目|2022年5月:くらしプランから、くらしプランSに変更

Japan電力で一番大きな値上げは、①のくらしプランからくらしプランSへの変更です。
プランの変更により、電力量料金単価が高くなりました。
※具体的な比較はJapan電力「くらしプラン」と「くらしプランS」の違いで後述いたします。

このとき新プラン提供開始のアナウンスはありましたが、明確な値上げの理由はJapan電力からは掲載されていません。

コロナ禍の影響に加えて、2022年2月末にロシアがウクライナを侵攻したため、燃料費が高騰したことが背景にあると考えられます。
参照元:Japan電力

2回目|2022年9月:電力量料金単価、燃料費等調整額の計算式を変更

一回目と同じ理由で、電力量料金単価の価格変更と、燃料費等調整額を変更しています。
参照元:Japan電力

3回目|2023年4月:燃料費等調整額の計算式を変更

2023年4月から燃料費等調整額の計算式を変更しています。
具体的には固定電源を、固定単価に燃料費の変動を反映させる項目と、燃料費に関係のない固定単価の2つに分けました。
参照元:Japan電力

少しややこしいとは思いますので、ここでは燃料費等調整額の計算式が変更されたことを理解できていれば大丈夫です。

4回目|2024年4月:容量拠出金反映額が電気料金の計算式に追加

2024年4月から容量拠出金制度の導入により、全ての電気小売事業者が容量拠出金を支払うことになりました。

それに伴い、Japan電力は契約電力に連動する容量拠出金反映額という項目を追加しました。

容量拠出金とは将来の電力を安定して供給するため、主に火力発電を維持・拡充するために、電気小売事業者や送配電事業者が支払う費用のことです。

環境保護のため、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーが普及してきました。

再生可能エネルギーはCO2を排出せずに発電できて環境に優しい一方で、季節や天候によって発電量が不安定になるデメリットがあります。

いつでも安定的に電気を供給するためには、主に火力発電が必要になります。
安定的な発電を発電事業者に準備してもらうために、容量拠出金制度が作られました。
参照元:Japan電力

5回目|2024年5月:燃料費等調整額の計算式を変更

2023年4月より、託送料金をJapan電力等の小売電気事業者だけでなく、発電事業者も負担することになった影響で燃料費等調整額の計算式を変更しています。

なお、託送料金とは、小売電気事業者が電気を送るために利用する送配電網(いわゆる電線)の利用料や維持費用を一般送配電事業者へ支払う料金のことです。
参照元:Japan電力

Japan電力「くらしプラン」と「くらしプランS」の違い

Japan電力「くらしプラン」と「くらしプランS」の違いは、次の2点です。

Japan電力「くらしプラン」と「くらしプランS」の違い
  • 電力量料金単価がくらしプランSの方が高い
  • 電力量料金単価の段階がくらしプランは3段階で、くらしプランSは2段階

基本的には、くらしプランSになって値上げされていると理解しましょう。
具体的な料金の比較は後述しますね。

また、くらしプランとくらしプランSは共に、基本料金は契約アンペア数に関わらず0円です。

Japan電力は怪しくない!ただ、旧運営会社が民事再生法適用になった経歴がある

Japan電力は株式会社Japan電力により運営されており、怪しくありません。
ただ、旧運営会社のアンフィニ株式会社が民事再生法適用、つまり破産になった経歴があります。

アンフィニ株式会社が破産した理由は、不祥事や経営に問題があったというよりも、外部による要因が大きく、その点ではJapan電力は安心できると考えられます。

以下にアンフィニ株式会社破産の経緯を記載しますので、気になる方は確認してみてください。

Japan電力の元運営会社、アンフィニ株式会社の破産の経緯

アンフィニ株式会社は電気小売事業の他に、発電所事業や太陽光システムの製造販売事業を行っていました。

補助金を受けて工場を設立しますが、2018年5月に中国政府が突如、太陽光発電の拡大を停止します。

これを受けて、中国で製造されていた太陽光発電機器は余り、急落した価格で市場に出回りました。

結果、アンフィニ株式会社が設立した工場の採算が合わなくなるも、補助金を受けているため人員の解雇も思うようにできない状態でした。

2021年頃からは燃料費の高騰もあり、いよいよ事業の継続は困難と判断して破産となっています。

以上のアンフィニ株式会社の破産の経緯を見ると、不祥事を起こしたとか、経営に問題があったというよりも、中国や補助金といった外部要因が目立ちますね。

この点からも確かにJapan電力の旧運営会社は破産となっていますが、怪しい会社であるわけではないことがわかります。
参照元:東京商工リサーチ

Japan(ジャパン)電力の値上げで電気料金はどう変わった?エリア別の電気料金値上げ幅一覧

Japan電力はくらしプランから、くらしプランSに変更になったことで、具体的にどの程度料金が値上げされたか、提供地域ごとに一覧表で確認してみましょう。

Japan電力の提供エリアは沖縄を除く全国となっています。

スクロールできます
くらしプラン(旧プラン)くらしプランS(新プラン)
北海道基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜250kWh29電力量料金単価(円/kWh)1〜400kWh30
251〜400kWh28.5
401kWh〜27.5401kWh〜29
東北基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜250kWh26電力量料金単価(円/kWh)1〜400kWh27
251〜400kWh25.5
401kWh〜24.5401kWh〜26
東京基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜250kWh29電力量料金単価(円/kWh)1〜400kWh27
251〜400kWh28.5
401kWh〜27.5401kWh〜26
中部基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価(円/kWh)1〜250kWh29電力量料金単価(円/kWh)1〜400kWh27
251〜400kWh28.5
401kWh〜27.5401kWh〜26
北陸基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価(円/kWh)1〜250kWh21電力量料金単価(円/kWh)1〜400kWh26
251〜400kWh20.5
401kWh〜19.5401kWh〜25
関西基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価(円/kWh)1〜250kWh22電力量料金単価(円/kWh)1〜400kWh26
251〜400kWh21.5
401kWh〜20.5401kWh〜25
中国基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価(円/kWh)1〜250kWh24電力量料金単価(円/kWh)1〜400kWh26
251〜400kWh23.5
401kWh〜22.5401kWh〜25
四国基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価(円/kWh)1〜250kWh24電力量料金単価(円/kWh)1〜400kWh26
251〜400kWh23.5
401kWh〜22.5401kWh〜25
九州基本料金0円基本料金0円
電力量料金単価(円/kWh)1〜250kWh23電力量料金単価(円/kWh1〜400kWh26
251〜400kWh22.5
401kWh〜21.5401kWh〜25

表を見ればわかるように、ほとんどの地域で新プランが高くなっていますね。
中部地域のみ、旧プランよりも新プランが安くなっています。

また、新プランの料金でも、東京、東北、中部と、北陸、関西、中国、四国、九州同じ料金体系になっています。

北陸は一番値上げしている

最も値上げした地域は北陸です。

新プランの単価自体は他のエリアと同程度ですが、旧プランとの差額が5円以上と、最も値上がりしています。

Japan(ジャパン)電力の料金が高すぎる!他社はどう?新電力会社5社で電気料金を比較

スクロールできます
Japan電力
くらしプランS
auでんき
Mプラン
エネワンでんき
ハッピー/バリュー/ダブル
新日本エネルギー
スタンダードプラン電灯B
ハルエネでんき
シンプルプランJ
オクトパスエナジー
グリーンオクトパス
Looopでんき
スマートタイムONE
1人暮らし
月額料金
5,639円4,102円4,861円7,768円5,805円4,815円3,927円
2人暮らし
月額料金
9,295円7,284円8,463円13,550円10,225円8,290円6,742円
4人以上
月額料金
12,685円10,704円11,955円18,894円14,495円11,857円9,034円
提供エリア全国
(沖縄を除く)
全国全国全国
(沖縄を除く)
全国全国全国
セット割なしガス、スマホガス、ウォーターサーバーなしガスなしガス
(東京ガス提供エリア限定)
オール電化
専用プラン
なしなしなしなしなしなしなし
ポイントなしPontaポイントPontaポイント(サイサンポイント)なしなしなしなし
サポート平日9~17時9~20時
年中無休
9時~18時
年中無休
平日10~17時月~土:10~18時月~木:9~17時
金:9~16時
9〜20時
年中無休

Japan電力と新電力6社を、以下の条件で比較しています。

Japan電力+新電力5社
比較条件
  • 1人暮らし:30A/161kWh
  • 2人暮らし:30A/283kWh
  • 4人以上:50A/378kWh
  • 東京電力提供エリアで比較
  • 比較時期:2024年8月
  • 小数点以下は四捨五入
  • 再エネ賦課金は一律で全電力会社に発生するため、含んでいません。

Japan電力の料金は本当に高いのか?他社と比較した結果

比較表からわかることとして、Japan電力の安さは7社中5番目なので、高すぎるというわけではありませんが、もっと安い電力会社はあることがわかりますね。

最も安いLooopでんきは完全市場連動型であるため、電気を使う時間帯によっては同じ電力量を使用していても、もっと高くなる場合もあります。

なお、LooopでんきもJapan電力と同様に容量拠出金制度の導入や、発電事業者の託送料金負担開始に伴い、値上げしました。

燃料費調整額はLooopでんきにはありませんが、完全市場連動型なので、燃料費の値上げは市場の価格上昇に伴い行われています。

Japan電力とLooopでんきで同様の理由で値上げが行われているにも関わらず、Japan電力が高い理由は、値上げが不当な理由で行われているからではなく、値上げ幅が大きいからだと考えられますね。

Japan電力からの乗り換えを考えている方におすすめの電力会社3選

Japan電力は高いと感じて乗り換えを考えているのであれば、次の3つの電力会社がおすすめです。

Japan電力からの乗り換えに
おすすめの電力会社3選

3つの会社はそれぞれ特徴があります。
特徴を紹介しますので、どの電力会社がご自身に合うか検討してみましょう。

auでんき|UQモバイルを利用しているならおすすめ

auでんきは電気代も安い上に、UQモバイルとセットで最大月1,100円安くなるので、UQモバイルを利用している方におすすめです。

また、auでんきは比較表を見ればわかるように、Looopでんきに次いで電気代が安くなっていますね。

Looopでんきは電気を使う時間帯を調整できない場合は、比較表よりも高くなる場合があることも。

auでんきは時間帯に関係なく、使った電力量に応じて電気代が決まるため、この点では誰にでもおすすめです。

また、電力使用量によってPontaポイントが貯まったり、節電チャレンジやガチャでポイントがさらにもらえるのも、auでんきの魅力の一つです。

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公式サイト:https://www.au.com/energy/denki/

Looopでんき|電気を使う時間帯を工夫して、徹底的に安くしたいならおすすめ

Looopでんきは、電気を使う時間帯を工夫して、徹底的に電気代を安くしたい方におすすめです。

Looopでんきの料金体系は、基本料金0円の完全市場連動型で、電気の需要によって30分毎に電力量の単価が変化します。

電気の需要が高くなる平日夕方〜夜の時間帯等を避けて電気を使うといった工夫ができる方であれば、Looopでんきは非常に安く利用できるでしょう。

「電気代の単価を気にしながら、電気を使うのは面倒くさそう…」と思われるかもしれません。

単価が安い時間帯に電気を使うことを楽しんでいる方や、節約意識が芽生えて良いといった感想を持つ方もいます。

解約は違約金0円でできますので、少しでも気になるのであればお試しでLooopでんきを使ってみることをおすすめします。

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公式サイト:https://looop-denki.com/home/

オクトパスエナジー|環境に優しい電気を安く使いたいならおすすめ

オクトパスエナジーは環境に優しい電気を安く使いたい方におすすめです。

他社の電力会社であれば、実質再生可能エネルギー中心のプランは、通常プランよりも料金は高く設定されることが多いです。

オクトパスエナジーは実質再生可能エネルギー100%の電気を提供しているにも関わらず、他の新電力の通常プランと同等か安い料金となっています。

一番安い電力会社というわけではありませんが、環境に配慮しつつ比較的安い電力を使えるため、環境面も重視したい方にはおすすめです。

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公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

Japan(ジャパン)電力を解約する時のデメリットは違約金が発生する場合があること!

Japan電力を解約するときのデメリットは、違約金が発生するかもしれないことです。

2022年5月15日以前に契約しているか、1年以上Japan電力を利用していれば違約金は発生することなく解約できます。

ただし、2022年5月16日以降にJapan電力と契約した人が、利用期間が1年未満で解約した場合、違約金として3000円(不課税)が発生します。2024年12月現在なら、2023年12月以降に契約した人は違約金発生の可能性が高いでしょう。

Japan電力から他社へ乗り換えを検討しているけど利用期間が1年未満という場合は、違約金を払ってでも今乗り換えるか、1年経つまで待つか、どちらが安くなるか考えましょう。

Japan電力からの乗り換えに
おすすめの電力会社3選

上記3社以外の乗り換え先なら、以下の記事で2024年版の安い電力会社ランキングも紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Japan(ジャパン)電力から乗り換える時の手順

ここでは、auでんきを例に、Japan電力から乗り換える時の手順を説明します。
事前準備ができていれば、作業は5分程度で完了します。

手順は次の2ステップです。

Japan電力からauでんきへ乗り換える手順
  • auでんきの申込みページにアクセス
  • 住所氏名等個人情報を入力

auでんきへ乗り換えの手続きをすれば、Japan電力は自動的に解約されるため、利用者からJapan電力へ解約の連絡をいれる必要はありません。

なお、住所氏名等の個人情報を入力する際に、Japan電力の検針票等に記載されている、供給地点特定番号お客さま番号の2つの情報が必要です。

手続きをする前に事前に準備しておきましょう。
それでは、画像を見ながら手順を解説していきます。

STEP
auでんきの申込みページにアクセス

まずは、auでんきの申込みページにアクセスします。

アクセスしたら、「au・UQの方はこちら」「他キャリアの方はこちら」とあるので、利用しているスマホのキャリアに応じてどちらかをクリックします。

ここでは、「他キャリアの方はこちら」の画面で説明していきます。

auでんきの申し込み方法手順

次に、少し下にスクロールして「次へ」をクリックします。

auでんきの申し込み-申し込み前の確認
STEP
住所氏名等個人情報を入力

ここからは、住所氏名等個人情報を入力していきます。

auでんきの申し込み(お客様情報の入力フォーム)
auでんき解約の住所申し込みフォーム

画面の下の方で、供給地点特別番号お客さま番号入力欄があるので、事前に準備した検針票等を確認して入力しましょう。

全て入力できたら、「お申込内容の確認画面へ」をクリックして、次の画面に進みます。

auでんき申し込みの供給地点特別番号とお客さま番号の入力欄

入力内容の確認が表示されるので、問題がなければ一番下までスクロールして、「お申し込みを完了する」をクリックします。

auでんき申し込みのお客様情報確認画面
auでんきの申し込み-お申し込みを完了する

以上で、Japan電力からauでんきへの乗り換えは完了です。

冒頭でもお伝えしたように、乗り換えの際にJapan電力へ連絡する必要はありません。
乗り換え手続きの際に自動的に解約してくれます。

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公式サイト:https://www.au.com/energy/denki/

Japan(ジャパン)電力が値上げした時&現在の評判と口コミ

Japan電力の口コミを、値上げした時と現在の評判の2つの切り口で集めました。
それぞれ確認してみましょう。

値上げした当時のJapan電力の評判と口コミ

Japan電力は何度か値上げをしていますが、その中でも容量拠出金制度により、Japan電力の料金体系に容量拠出金反映額が追加されたことへの不満が、多々ありました。

内容を見ると、容量拠出金反映額は使用した電力量とは関係なく発生します。

また、契約アンペア数に応じて毎月固定で料金が発生することから、基本料金0円を売りにしているものの、実質基本料金のようなものという批判が上がっていました。

時期にもよりますが、契約アンペア数が30Aだと700円以上も毎月固定で発生することに。
毎月何もしなくても700円近く発生することを考えると、高いと感じる人も多いでしょう。

現在のJapan電力の評判と口コミ

現在のJapan電力に対しては、燃料費等調整額が高いことを不満にしている口コミが見られました。

基本料金0円で、電力量料金単価も30円以下なので、ここだけ見れば安いですが、燃料費等調整額が高く、時には地域電力の10円以上も高いことも。

基本料金や電力量料金単価だけでなく、燃料費等調整額も考慮して電力会社を選ぶ必要がありますね。

Japan(ジャパン)電力の値上げについてよくある質問

Japan電力の値上げについてのよくある質問を4つにまとめました。

よくある質問4つ
  • Japan電力を解約したら違約金はかかりますか?
  • Japan電力を運営する会社はどこですか?
  • Japan電力って地域によって料金が変わりますか?利用するエリアの料金が知りたいです。
  • 他の電力会社も値上げしていますか?

それぞれ確認していきましょう。

Japan電力を解約したら違約金はかかりますか?

Japan電力は次の条件に該当する場合に、解約する際に違約金がかかります。

違約金がかかる条件
  • 2022年5月16日以降にJapan電力と契約した
  • 契約してから1年未満で解約を申し出た

契約して1年以上であれば、違約金は発生し

Japan電力を運営する会社はどこですか?

Japan電力はJapan電力株式会社によって運営されています。
元々はアンフィニ株式会社が運営していましたが、債務過多により破産しました。

破産後にJapan電力株式会社がJapan電力の運営を引き継いで現在に至ります。

Japan電力って地域によって料金が変わりますか?利用するエリアの料金が知りたいです。

Japan電力の料金は地域によって変わります。
エリアごとの料金は以下の表のとおりです。

くらしプランS
北海道基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh30
401kWh〜29
東北基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh27
401kWh〜26
東京基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh27
401kWh〜26
中部基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh27
401kWh〜26
北陸基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh26
401kWh〜25
関西基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh26
401kWh〜25
中国基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh26
401kWh〜25
四国基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh26
401kWh〜25
九州基本料金0円
電力量料金単価
(円/kWh)
1〜400kWh26
401kWh〜25

他の電力会社も値上げしていますか?

Japan電力に限らず、他の電力会社でも値上げしています。
値上げする理由は、各電力会社ごとの事情というよりも、

  • 輸入する燃料費が高騰した
  • 託送料金の負担額が増えた
  • 容量拠出金制度が導入された

といった全ての新電力会社に影響することが理由となっています。
ただし、値上げする理由は同じでも値上げの方法であったり、値上げする金額は各社により異なります。

まとめ

この記事では、Japan電力の値上げについて解説しました。

本記事の結論
  • Japan電力の値上げは、燃料費高騰や制度対応によるもので、他の電力会社も同じタイミングで値上げしている
  • Japan電力の元々の運営会社は破産したが、現在は健全な会社に運営されている
  • Japan電力から乗り換えるならおすすめはauでんきLooopでんきオクトパスエナジー

Japan電力の値上げは他社の値上げと同じ理由で行われていました。

また、他社との料金比較を行ったところ、Japan電力より高い電力会社もありましたが、Japan電力よりも安い電力会社はあることがわかりました。

もし、現在Japan電力を利用しているなら、より安い電力会社に乗り換えを検討しましょう。

特に今回ご紹介したauでんきLooopでんきオクトパスエナジーが乗り換え先としておすすめです。

この記事を書いた人

エリスグッド編集部では『選りすぐりのモノを紹介する』ことをコンセプトに様々な商品やサービスを比較・検証。本当にオススメできるものだけを紹介している。
株式会社スタークラフトのメンバーが編集部として運営をしている。

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