冬の厳しい寒さと持ち家率の高さから、全国的に電気料金が高めの北陸エリア。
そんな北陸エリアでも電力自由化が進み、多くの新電力会社が登場したことで複数の電力会社からお得な会社を選べるようになっています。
- 北陸エリアで新電力に乗り換える場合は、オクトパスエナジーが特におすすめ
- 電力会社を賢く選ぶことで、効果的に電気代を節約することができる
- 新電力へ乗り換えする際の申し込みは、WEB上から5分でできて簡単
- 北陸エリアは、電気代が全国的に高い傾向がある
今回の記事では、オクトパスエナジーや金沢エナジーをはじめとする注目の新電力会社をピックアップし、それぞれの料金プラン、キャンペーン、ポイント還元などを比較しました。
この記事を参考に、あなたに最適な電力会社を見つけてみてください。
※本記事記載の金額は、すべて税込表記です。
【2025年3月】北陸エリア(富山県、石川県、福井県など)の電力会社8社徹底比較!
北陸エリアで利用できる電力会社の中から、電力会社8社を厳選し、年間想定電気料金やプラン内容、キャンペーンを比較しました。
比較結果は、以下の通りです。
電力会社 | プラン名 | 基本料金(10Aあたり) | 従量料金(kWh) | 4人暮らしの年間料金※3 | 3人暮らしの年間料金※3 | 2人暮らしの年間料金※3 | 1人暮らしの年間料金※3 | 割引 | キャンペーン | 3月の燃料費等調整単価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オクトパスエナジー | グリーンオクトパス | 298.2円 ※30日試算 | 1~120kWh:17.96円 121~300kWh:21.19円 301kWh~:21.94円 | 142,360円 | 123,258円 | 88,148円 | 62,172円 | お友達紹介でお互い5,000円の電気代割引 | なし | 3.48円/kWh |
シン・エナジー | きほんプラン | 265.35円※1 | 1~120kWh:17.68円 121~300kWh:21.16円 301kWh~:23.12円 | 152,155円 | 131,410円 | 92,941円 | 65,255円 | JALマイル還元 | なし | 5.5円/kWh |
TERASELでんき | TERASELプラン/ 超TERASELプラン | 【TERASELプラン】 292.82円※1 【超TERASELプラン】 302.5円※1 | 【TERASELプラン】 1~120kWh:30.12円 121~300kWh:33.85円 301kWh~:35.49円 【超TERASELプラン】 1~120kWh:30.66円 121~300kWh:33.9円 301kWh~:34.38円 | 154,192円 | 139,914円 | 98,976円 | 69,236円 | 楽天ポイント還元 | 最大10,000円相当還元(2/28まで) | -6.73円/kWh |
Looopでんき | スマートタイムONE | 304.3円(1kw) | 固定従量料金13.83円+電力市場連動従量料金※2 | 145,493円 | 129,568円 | 94,525円 | 68,096円 | なし | 最大30,000円相当還元(3/31まで) | なし |
エネワンでんき | エネワンハッピー/ エネワンバリュー | 【エネワンハッピー】 291.5円※1 【エネワンバリュー】 300.75円※1 | 【エネワンハッピー】 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 【エネワンバリュー】 ~300kWh:33.76円 300kWh~:37.51円 | 154,705円 | 134,891円 | 97,419円 | 68,098円 | ガス、ウォーターサーバー同時に利用で割引 | 新規申込で基本料金5か月無料(5/31まで) | -6.73円/kWh |
金沢エナジー | スタンダードプラン | 330.00円 | 1~120kWh:20.00円 121~300kWh:25.00円 301kWh~:29.50円 | 153,540円 | 137,620円 | 97,680円 | 68,333円 | ひとり500円割引(特定プラン契約) | 追加キャンペーンで最大2,000円キャッシュバック | -6.73円/kWh |
リボンエナジー | リボングリーン | 0円 | 固定従量料金22.00円+電力市場連動従量料金※2 | 172,183円 | 152,942円 | 108,122 | 74,174円 | 世帯人数、マイホーム、ペット、オール電化、太陽光、蓄電池、EVの7つの割引 | 最大5,000円キャッシュバック | なし |
楽天でんき | プランS | 0円 | 43.00円 | 173,977円 | 154,022円 | 108,525円 | 81,184円 | 楽天ポイント還元、楽天カード支払いでポイント進呈 | 新規契約で5000ポイント進呈 | 0円/kWh |
しろくま電力 | しろくまプラン | 330.00円 | 28.50円 | 185,027円 | 142,569円 | 103,426円 | 70,162円 | なし | なし | 12.81円/kWh |
北陸電力 | 従量電灯 | 302.5円 | 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | 159,711円 | 138,089円 | 97,719円 | 68,428円 | なし | なし | -6.73円/kWh |
※2025年3月6日更新
※1 エネワンでんき、シン・エナジーの場合は30A、TERASELでんきの場合は20Aから契約可能です。
※2 市場連動型プランのため、従量料金の一部は30分ごとに変動します。
※3 料金シミュレーションのくわしい条件
- 契約アンペアは1~3人暮らしが「30A」、4人暮らしが「40A」で試算しています。
- 各社、2025年3月時点での料金プランで試算しています。
- 2024年3月~2025年2月の燃料費調整等単価(独自燃調)、消費税を含みます。
- 政府が実施する割引、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は含みません。
- 世帯別料金シミュレーションで用いた年間電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
世帯人数 | シミュレーションに用いた年間電気使用量※ |
---|---|
1人暮らし(集合住宅) | 2,232kWh |
2人暮らし(集合住宅) | 3,264kWh |
3人暮らし(戸建) | 4,632kWh |
4人暮らし(戸建) | 5,232kWh |
※上記の資料から「平均電気使用量」を引用し、東京電力が提供する月別最大電力の比率を用いて12か月分に振り分けて試算しています。
こちらの比較表からわかるように、オクトパスエナジーの年間電気代が最も安い結果となりました。
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電力会社の選定により年間数千円~数万円の節約が期待できるため、自分の生活にあったプラン選びが重要になるでしょう。
北陸エリア(富山県、石川県、福井県など)でおすすめの新電力ランキング!世帯人数別でお得な会社も紹介
北陸エリアの大手電力会社「北陸電力」と比較して、おすすめな新電力をご紹介します。
世帯人数別でお得な会社もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1位 オクトパスエナジー
北陸エリアで最もおすすめな新電力は、オクトパスエナジーです。
北陸電力と比較した年間想定料金やキャンペーン内容は、以下の通りです。
電力会社 | プラン名 | 年間想定料金※ | 料金プラン | キャンペーン・割引 |
---|---|---|---|---|
北陸電力 | 従量電灯B | 159,711円 | 基本料金(10Aあたり) 302.5円 従量料金 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | なし |
オクトパスエナジー | グリーンオクトパス | 142,360円 | 基本料金(10Aあたり) 298.2円 ※30日試算 従量料金 1~120kWh:17.96円 121~300kWh:21.19円 301kWh~:21.94円 | なし |
オクトパスエナジーのグリーンオクトパスは、基本料金が1日あたり9.94円。最大31日だったとしても月308.14円と安く、電力量料金は段階制で設定されています。
年間想定料金は約142,360円で、北陸電力より約17,000円安いです。
個性的な公式サイトなので少し不安に思う方もいるかもしれませんが、運営元のTGオクトパスエナジー株式会社は東京ガスと英オクトパスエナジーの共同出資で生まれた会社。エネルギー会社としてのノウハウがあるので、安心して利用できる電力会社の一つです。
また、解約金も無料なので万が一「高い!」と感じたら、すぐに他の会社に切り替えられます。
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2位 シン・エナジー
シン・エナジーと北陸電力を比較した年間想定料金やキャンペーン内容は、以下の通りです。
電力会社 | プラン名 | 年間想定料金※ | 料金プラン | キャンペーン・割引 |
---|---|---|---|---|
北陸電力 | 従量電灯B | 159,711円 | 基本料金(10Aあたり) 302.5円 従量料金 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | なし |
シン・エナジー | きほんプラン | 152,155円 | 基本料金(10Aあたり) 265.35円 従量料金 1~120kWh:17.68円 121~300kWh:21.16円 301kWh~:23.12円 | なし |
シン・エナジーは、発電事業も幅広く展開する電力会社です。太陽光発電施設の他にも16か所の再生可能エネルギー発電所を持っており、現在は海外にも水力発電所を建設中です。※2024年6月現在
3段階制料金を採用しており、4人暮らしの年間想定料金は152,155円でした。
大手電力会社(旧一電)を加えた、全国の電力会社の電力販売量100社ランキングでは31位(2024年8月時点)と、新電力サービスを販売する会社の中でも大手といえるでしょう。
参考:【2024年】大手電力会社10社&新電力会社の電気代・売上高ランキング!やばい会社は?電力業界の今後はどうなる?
そのため、オクトパスエナジーと同様に経済基盤が安定した電力会社を探している人にもおすすめです。
また、シン・エナジーも解約金がないので、気軽にお試しいただけますよ。
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3位 TERASELでんき
TERASELでんきと北陸電力を比較した年間想定料金やキャンペーン内容は、以下の通りです。
電力会社 | プラン名 | 年間想定料金※ | 料金プラン | キャンペーン・割引 |
---|---|---|---|---|
北陸電力 | 従量電灯B | 159,711円 | 基本料金(10Aあたり) 302.5円 従量料金 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | なし |
TERASELでんき | TERASELプラン/ 超TERASELプラン | 154,192円 | 基本料金(10Aあたり) 【TERASELプラン】 292.82円 【超TERASELプラン】 302.5円 従量料金 【TERASELプラン】 1~120kWh:30.12円 121~300kWh:33.85円 301kWh~:35.49円 【超TERASELプラン】 1~120kWh:30.66円 121~300kWh:33.9円 301kWh~:34.38円 | 最大10,000円相当還元(2/28まで) |
TERASELでんきは、エネルギー商社として60年以上の歴史がある伊藤忠エネクスグループが展開する新電力サービスです。
4人暮らしは「超TERASELプラン」で試算し、年間想定料金は154,192円でした。
北陸電力との差額は年間で約5,500円と、オクトパスエナジーやシン・エナジーに比べてやや小さめ。
しかし、電気料金(再エネ賦課金は含まない)200円ごとに楽天ポイントが1ポイント還元されるため、利用料金や時期によってはTERASELでんきの方がお得でしょう。
現在開催中のキャンペーンも利用するとさらにお得です。
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公式サイト:https://www.terasel.jp/
4位 Looopでんき
エネワンでんきと北陸電力を比較した年間想定料金やキャンペーン内容は、以下の通りです。
電力会社 | プラン名 | 年間想定料金 | 料金プラン | キャンペーン |
---|---|---|---|---|
北陸電力 | 従量電灯B | 166,880円 | 基本料金(10Aあたり) 302.5円 従量料金 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | なし |
Looopでんき | スマートタイムONE | 145,493円 | 基本料金(1kwあたり) 304.3円 従量料金 固定従量料金13.83円+電力市場連動従量料金※2 | 最大30,000円還元(3/31まで) |
Looopでんきは、2021年2月末に契約者数30万件を突破した人気の新電力会社です。
経済産業省が公表している「電力需要実績」において、独立系新電力会社の中で第1位を獲得したのも人気の証明といえます。
Looopでんきは、料金単価が30分ごとに変動する市場流動型のプランが特徴です。
深夜・早朝など、他の人が電気を使わない時間帯は電気料金が安くなることから、電気代に合わせて生活リズムをずらせる人に特におすすめです。シミュレーション結果以上に安くできるかもしれませんよ。
一方で、電気の需要が高い15時から19時にかけて電気料金も高くなることがデメリットです。前述の3社と違い、この時間にどうしても電気を使わざるを得ないファミリー世帯には向かないといえるため、この順位としました。
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5位 エネワンでんき
エネワンでんきと北陸電力を比較した年間想定料金やキャンペーン内容は、以下の通りです。
電力会社 | プラン名 | 年間想定料金 | 料金プラン | キャンペーン |
---|---|---|---|---|
北陸電力 | 従量電灯B | 166,880円 | 基本料金(10Aあたり) 302.5円 従量料金 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | なし |
エネワンでんき | エネワンバリュー | 136,805円 ↓ キャンペーンで 実質132,293円 | 基本料金(10Aあたり) 334.00円 従量料金 1~120kWh:19.80円 121~300kWh:24.50円 301kWh~:28.85円 | 新規申込で電気の基本料金5か月無料 |
エネワンでんきは、「ガスワン」でおなじみの株式会社サイサンが提供する新電力サービスです。株式会社サイサンは1945年創業の老舗エネルギー企業で、Pontaポイントの還元があるところも特徴です。
3段階制料金を採用しており、年間想定料金は実質約132,293円でした。2025年3月現在開催中のキャンペーンの還元分を年間料金シミュレーションに反映させると、かなりお得な電力会社となります。
さらに、電気代※200円ごとにPontaポイントがもらえます。ポイ活をしている人はエネワンでんきもおすすめです。
※再エネ賦課金は対象外
\ Pontaがたまる!老舗インフラの新電力 /
公式サイト:https://eneonedenki.net/
5位 金沢エナジー
金沢エナジーも北陸エリアでおすすめな新電力です。
北陸電力と比較した年間想定料金やキャンペーン内容は、以下の通りです。
電力会社 | プラン名 | 年間想定料金 | 料金プラン | キャンペーン |
---|---|---|---|---|
北陸電力 | 従量電灯B | 166,880円 | 基本料金(10Aあたり) 302.5円 従量料金 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | なし |
金沢エナジー | スタンダードプラン | 123,540円 | 基本料金(10Aあたり) 330.00円 従量料金 1~120kWh:20.00円 121~300kWh:25.00円 301kWh~:29.50円 | 追加キャンペーンで最大2,000円キャッシュバック |
金沢エナジーは、北陸エリアに特化した地域密着型の電力会社です。年間想定料金は123,540円で、約43,000円ほど北陸電力より安くなります。
北陸エリアでも安い電力会社の一つである一方で、石川県金沢市内と、野々市市内だけが供給エリアなので、エリア外の方は利用できません。
また、現在エリア内だったとしても、引越しをした際、一度別の電力会社と契約してから改めて新規契約をする必要があるなど、少し手間がかかる面もあります。注意点は多いですが、地元の電力会社がいい方はぜひ選んでみてください。
北陸エリアで一人暮らしにおすすめの電力会社
北陸エリアで一人暮らしにおすすめの電力会社は、オクトパスエナジーです。
一人暮らしの方にとって、電力料金を節約するには基本料金が安いことがポイントです。使用電気量自体が少ないので、基本料金の安さがそのまま電気代の安さにつながるからです。
その点、オクトパスエナジーは基本料金が1日あたり9.94円(10Aの場合)。最大31日だったとしても月308.14円と他の会社に比べても安い上に、電力量料金も一人暮らしで多い一段階目(1~120kWh)が20.00円、二段階目(121~300kWh)が25.00円です。
北陸電力に比べて1kWhあたり10円程度安いので、月200kWh利用するとして約2,000円ほど差が出てくる計算になります。※燃料調整費等料金は考慮されていません。
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北陸エリアで2~4人暮らしにおすすめの電力会社
北陸エリアで2~4人以上の家族におすすめの電力会社も、オクトパスエナジーです。
オクトパスエナジーは、市場連動型ではないため、電気料金が比較的安定していることも特徴です。お子さまがいるご家庭なら、毎月の電気料金の変動を気にして1円でも安くするより、安心して電気を使いたいですよね。
また、安いだけではなく、再生可能エネルギーの割合が非常に高いのもオクトパスエナジーのメリットです。子供たちの未来のために環境保全に貢献できます。おうちで「電気」について考えるのにも、良いきっかけになりそうです。
オクトパスエナジーは、電気料金の安定性、環境への配慮、光熱費の節約など、ファミリー層にとって多くのメリットがあり、北陸エリアにお住まいの4人以上の家族にとって、特におすすめの電力会社といえるでしょう。
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北陸エリアの平均電気代は全国的にも高め!お得な電力会社を選ぶポイントは2つ
北陸エリアの平均電気代は15,992円であり、全国的に見て最も高いです。
理由としては、他の地域と比べて北陸では広い家が多く、そのために電力消費が増えやすい傾向があると考えられます。
ここでは、北陸エリアにお住まいの方に向けて、電気代に関してどんな傾向があるのか、お得な電力会社を選ぶポイントを解説していきます。
北陸エリアの電気料金は全国的に高い?安い?
北陸エリアの電気料金は、全国的に高い傾向があります。 2023年地域別の平均電気代は、以下の通りです。
北海道地方 | 13,059円 |
---|---|
東北地方 | 15,020円 |
関東地方 | 11,876円 |
北陸地方 | 15,992円 |
東海地方 | 12,316円 |
近畿地方 | 11,088円 |
中国地方 | 14,331円 |
四国地方 | 13,359円 |
九州地方 | 10,605円 |
沖縄地方 | 10,962円 |
2023年の北陸地方の平均電気代は15,992円で、全国で一番電気代が高いです。
北陸地方は、大きい家が多く、部屋数が多いという特徴があるからです。
実は、1つの住宅あたりの延べ床面積を都道府県別に調査した、国土交通省の『令和5年度 住宅経済関連データ』によると、1位が富山県、2位が福井県となっているのです。
広い空間を冷暖房でまかなおうとすると、電気の使用量が増えるというのはイメージしやすいのではないでしょうか。
さらに、2023年4月以降、北陸電力では送電線の使用料(託送料金)が値上げされ、その結果、基本料金や電力量料金が上昇したことも原因の一つです。
新たに市場価格調整が導入され、燃料費の変動分が電気料金に反映されるようになったことも、電気代上昇の一因となっています。
これらの要因が重なり、北陸エリアの電気代は他エリアと比較して高くなる傾向にあります。
今後も、エネルギー価格や政策の変化によって、電気代は変動するでしょう。
そのため、省エネ対策や電力会社の見直しなど、できることから対策を検討していくことが重要です。
他地域と比較して、北陸地方は特に自分の生活にあった電力会社や料金プランを選択することが大切になるでしょう。
北陸エリアでお得な電力会社を選ぶポイントは2つ
全国的に電気代が高い北陸エリアにお住まいの方にとって、料金の節約は切実な問題です。
お得な電力会社を選ぶためのポイントとして以下の2つをご紹介します。
- 再生可能エネルギーを使ったプランや、定額プランを検討する。
- 自分の家庭の電気の使い方に合ったプランを選ぶ
では、それぞれ見ていきます。
再生可能エネルギーを使ったプランや、定額プランを検討する。
これらは市場価格の変動に左右されにくく、安定した電気代の節約につながります。
電気代には燃料価格の変動が反映されることもありますが、その仕組みは電力会社によって異なります。燃料費調整額や市場価格調整の影響を受けにくいプランを選ぶことで、電気代の急な値上がりを防ぐことが可能です。
自分の家庭の電気の使い方に合ったプランを選ぶ
北陸地方は家が広く、電気の使用量が多いと考えられるため、一定の使用量を超えると割安になるプランや、時間帯別の料金が設定されているプランを選ぶことで、電気代の節約につながります。
また、2023年4月以降、北陸エリアでは送電線の利用料である託送料金が値上げされているため、料金体系に含まれる託送料金を確認し、値上げの影響が少ないプランを選ぶと良いでしょう。
あとは、電力会社を切り替えた後も本サイトのような比較メディアをチェックして、今安い電力会社をなんとなく把握しておくのも長くお得に電気を使うポイントになります。
なお、本記事でご紹介しているオクトパスエナジーやミツウロコでんきなど、解約金なしで契約できる電力会社は多くあります。
ほとんどの電力会社は申し込みが5分ほどででき、インターネット回線やスマホなどと違って切り替えが簡単です。安いと感じたらお試しで切り替えてみてもいいでしょう。
これらのポイントを押さえて、賢く電気代を節約してみましょう。少しの工夫と賢い選択で、毎月の電気代を大きく減らすことができるはずです。
4分で申込完了!新電力会社の切り替えの手順は5つ
ここでは、実際に新電力会社へ切り替える流れを見てみましょう。
今回は、本記事の総合ランキングやオール電化向けの電力会社としておすすめしている、オクトパスエナジーを例に解説します。
まずは、自宅の郵便番号とプランを選択します。
ここでは、家族構成で簡単に見積を算出するか、実際の使用量を元に見積を算出するか選択できます。
時間がある方や詳細な料金を知りたい方は、「実際の使用量で計算する」を選択するのがおすすめです。
入力した情報をもとに即時に見積金額が算出されます。自分が希望するプランを選択しましょう。
続いて個人情報の入力です。現在の居住地の情報や現在契約している電力会社の情報を入力します。
特に「供給地点特定番号」は電気料金の明細表がなくてはわからないので注意しましょう。
最後に支払い情報を入力し、申し込み完了です。
申し込み後、電気が送電されるまでの期間は、お住まいの地域や現在の電力会社との契約状況によって異なります。
一般的には、供給開始日の変更手続きが完了してから1〜2週間程度で切り替え完了です。
ただし、土日祝日を挟む場合や、年末年始、ゴールデンウィークなどの長期休暇期間中は、手続きに時間がかかる場合がありますので、余裕を持って申し込み手続きを進めることをおすすめします。
申し込み手続きは、入力内容が多く面倒くさいイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
しかし、上記で説明した通り、基本的な「お客様情報」と「「供給地点特定番号」、「電力会社のお客様番号」をWEB上で入力するだけで申し込みは完了です。
実際に、申し込みをしてみましたが、ちょっとした休憩時間の間にスマホで申し込みをすることができました。
オクトパスエナジーだけではなく、他の電力会社でも少ない入力内容で済むように工夫されており、なおかつ申請までの動線がスムーズになるよう工夫されています。
また、事前に現在契約している電力会社の電気料金明細を用意しておくと、よりスムーズに手続きができるでしょう。
こちらを参考に、ぜひ申し込みをしてみてください。
北陸エリアでの新電力乗り換えに関するよくある質問
新電力への乗り換えを検討するにあたって、よくある質問をご紹介します。
新電力会社に切り替えると停電が多くなる?
新電力に切り替えても停電が起きやすくなるということはありません。
元々は大手電力会社が同じ会社の別部門として送電を行っていましたが、2020年4月から電力を供給する会社と送電する会社は別にすると法律で決まりました。
参考元:資源エネルギー庁
この「分社化」により、どの電力会社とも中立的な立場を取れるようになった送電会社によって、安定的な電力の供給がされます。そのため、どの電力会社を選んだとしても「停電が起きやすくなる」ということはないのです。
また、電力会社が倒産しても「最終保障供給」という制度があるので、突然電気が届かなくなることもありません。
参考元:資源エネルギー庁
これらのことから、どの電力会社に切り替えたとしても電気の使い方自体が変わることはなく、安心して利用できるといえます。
北陸お得電力って何?
株式会社Qvouが提供する、新電力会社です。
北陸お得電力は、使った分だけ電気代を支払うシンプルな料金プランが特徴であり、ほぼ全てのプランで北陸電力よりも電気代が安くなるように設計されています。
北陸電力との比較は、以下の通りです。
電力会社 | プラン名 | 基本料金(10Aあたり) | 従量料金(kWh) | 年間想定料金(400kWh/月) | 割引 | キャンペーン |
---|---|---|---|---|---|---|
北陸電力 | 従量電灯 | 302.5円 | 1~120kWh:30.86円 121~300kWh:34.75円 301kWh~:36.46円 | 166,880円 | なし | なし |
北陸お得電力 | 従量電灯B | 294.43円 | 1~120kWh:29.92円 121~300kWh:33.70円 301kWh~:35.36円 | 158,308円 | 1か月電気代20%OFF | なし |
年間想定料金は約158,308円で、北陸電力より約8,000円安いです。
また、1か月分の電気代を安くするキャンペーンも実施しています。
富山電力って何?
富山電力は、富山県高岡市に本社を置く新電力会社であり、石友ホームというハウスメーカーのグループ会社の一つでした。
経済産業省が提供する法人データサイトによると、2023年8月7日に「合併による解散等」と記載があり、すでに存在しない会社となっているようです。
もちろん、新規申し込みもしていないため、他の電力会社を検討した方がよいでしょう。
石川県内でおすすめの電力会社とプランは?
石川県内でおすすめの電力会社は金沢エナジーとオクトパスエナジーです。
金沢エナジーは地元に特化したプランを提供しており、公共サービスとの連携も魅力です。
地域密着型の会社だからこそ実現できる特典が、供給エリア内に住んでいる方にとって大きなメリットとなっています。
ただし、繰り返しになりますが、石川県金沢市内と、野々市市内だけが供給エリアなので、エリア外の方は利用できません。こちらの点は注意しましょう。
また、オクトパスエナジーのシンプルプランも安くておすすめです。基本料金が1日あたり9.94円。最大31日だったとしても月308.14円と安く、電力量料金は段階制で設定されています。
従量料金も北陸電力にくらべて1kWhあたり約10円安いので、総合的にはこちらの方がおすすめです。
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富山県内でおすすめの電力会社とプランは?
富山県内でおすすめの電力会社はオクトパスエナジーと北陸電力です。
オクトパスエナジーのシンプルプランは、基本料金が1日あたり9.94円。最大31日だったとしても月308.14円と安く、電力量料金は段階制で設定されています。
北陸電力は、オール電化向けのくつろぎナイト12プランなど様々な料金プランを提供しています。
オクトパスエナジーのシミュレーションで安くならない方は、北陸電力のプランから選択してみてもよいでしょう。
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まとめ
北陸エリアで電力会社を選ぶ際には、基本料金や使用量に応じたプランを比較検討することが重要です。
- 北陸エリアで新電力に乗り換える場合は、オクトパスエナジーが特におすすめ
- 電力会社を賢く選ぶことで、効果的に電気代を節約することができる
- 新電力へ乗り換えする際の申し込みは、WEB上から5分でできて簡単
- 北陸エリアは、電気代が全国的に高い傾向がある
この記事で紹介した新電力会社は、北陸電力よりもお得なプランを提供しているところも多く、特にオクトパスエナジーはコストパフォーマンスが高い印象です。
自身の電気使用量やライフスタイルに合った電力会社を選び、節約を実現しましょう。