- ポケット型WiFiの速度ってどれくらい出る?
- 一番速いポケット型WiFiはどれ?
ポケット型WiFiはパソコンやゲーム機などをネットに接続できる便利なサービスです。しかし快適に使えるかは速度次第でもあります。
速度が遅いサービスを選んでしまうと、まともに通信できないことがあります。
私はこれまで5社以上のポケット型WiFiを使ってきました。
中には速度が遅くて、動画をみるだけでもストレスがたまるWiFiもありました。
なので選ぶときは必ず実際の速度を調べることをオススメします!
この記事では、ポケット型WiFi12社の実際の速度データを徹底調査しました!そのうえでランキングをつけ、快適に使えるおすすめサービスを5つに厳選して紹介します。
- ポケット型WiFi12社のの実際の速度比較
- 速くて快適に使えるおすすめ5選
- ポケット型WiFiを選ぶポイント
- 速度が遅い9つの原因と対処法
結論、速度最優先ならWiMAXがおすすめです。
コストを重視するなら、WiMAX以外のポケット型WiFiから速度が速いサービスを選ぶのをおすすめします。
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速度が速いポケット型WiFiランキング
機種名 | 回線 | 点数 | 下り速度 |
---|---|---|---|
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | WiMAX回線 | 79pt | 平均85.87Mbps (最大2.2Gbps) |
Pocket WiFi 5G A102ZT | ソフトバンク回線 | 79pt | 平均167.36Mbps (最大2.4Gbps) |
Speed Wi-Fi 5G X12 | WiMAX回線 | 71pt | 平均66.40Mbps (最大3.9Gbps) |
Rakuten WiFi Pocket 2C | 楽天回線 | 71pt | 平均38.69Mbps (最大150Mbps) |
Wi-Fi STATION SH-52B | ドコモ回線 | 71pt | 平均94.71Mbps (最大4.2Gbps) |
順位は単純な速度順ではなく、全時間帯の平均速度(下り・上り・Ping値)などから算出しています。
詳しくはポイントの採点基準をご参照ください。
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\2024年11月の速度No.1!/
使用回線 | 初期費用 | 最低利用期間 | 違約金 |
4,840円/月 (定額制) | 3,300円 | なし | なし |
端末代金 | 発送 | 支払い方法 | 法人 |
無料 (中古品レンタル) | 最短で当日発送 | クレジットカード |
シンプルWiFiは料金がずーっと定額・端末代金無料・契約期間の縛りなしという初めての方でも安心して利用できるポケット型WiFiです!
WiMAXのハイスペック端末は通常3万円近くしますが、シンプルWiFiはレンタルにするとことで端末代無料で利用できます。
さらにauユーザーは最大1,100円/月割引で使えてお得なのでau・UQモバイルスマホを使ってる方はおすすめです。
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この記事のおすすめポケット型WiFiを契約すれば、サクサク快適にネットが使えて仕事や趣味の満足度が向上します。
反対に、速度が遅いサービスを選んでしまうと、イライラすることが増えてしまいます。
いつでも快適にネットを使いたい人は最後まで読んでみてください。
※料金表記はすべて税込価格です。
※記事内の実際の速度はみんなのネット回線速度より直近3カ月の平均値を引用しています。(2024年5月14日時点)
ポケット型WiFiとは?WiMAX・クラウドSIMなどの違いを解説
まず、ポケット型WiFiのことを詳しく知らない方のために概要を解説します。
各社の速度比較をすぐ見たい方は、こちらをタップしてジャンプしてください。
ポケット型WiFiには大きく分けて5種類あり、それぞれ以下のような特徴があります。
▼ポケット型WiFiの種類と特徴
種類 | 通信速度 | 料金 | 電波の安定度 | データ通信量 |
---|---|---|---|---|
WiMAX (au) | 速い | 普通 | 普通 | 無制限 |
docomo | 速い | 高い | 安定 | 30~50GB |
ソフトバンク | 速い | 高い | 安定 | 30~50GB |
楽天 | 普通 | 安い | 不安定 | 無制限 |
クラウドSIM (3キャリア) | 普通〜遅い | 安い | 安定 | 100GBまで |
それぞれの通信速度や特徴を解説していきます。
WiMAX(au)の通信速度と特徴
WiMAXの最大の特徴は、クラウドSIMや楽天モバイルと比べて速度が速い点と、データを無制限で使える点です。
4Gまでしか使えなかった「WiMAX 2+」サービスでは最大通信速度が558Mbpsでしたが、5Gに対応した「WiMAX +5G」以降は2.7Gbps以上に大幅向上しました。
WiMAXは30社近くのプロバイダが取り扱っていますが、プロバイダによる通信品質の差はありません。
そのため、この記事の速度比較ではWiMAX全体の測定結果を記載しています。
▼WiMAXの通信モード
WiMAXには「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」の2種類の通信モードがあり、スタンダードモードではプラチナバンドが利用できません。
プラチナバンドとは700〜900MHzの周波数帯の電波のことで、遠くまで電波が届いてビル内でもつながりやすいのが特徴です。
実際スタンダードモードでは、山間部やビル内などで電波が弱くなったり圏外になったりする場面もありました。
プラスエリアモードに切り替えるとauのプラチナバンドが利用できるようになりますが、以下の2つの条件があります。
- プラスエリアモードのデータ通信量は月30GBまで
- プラスエリアモードを1回でも利用した月は1,100円追加でかかる
普段はスタンダードモードを使い、圏外のときにどうしても使いたいときだけプラスエリアモードを使用するのが料金を節約するポイントです。
速度が速いポケット型WiFiを探している方にはWiMAXをおすすめします。
クラウドSIMの通信速度と特徴
クラウドSIMタイプのポケット型WiFiは、電波が安定していて料金が安いのが特徴です。
クラウドSIMとは、インターネットのクラウド上でSIM情報を管理する通信技術のことで、物理的なSIMカードは不要です。
▼クラウドSIMの仕組み
ドコモ・au・ソフトバンク回線のうち、その場所で一番最適なSIMに自動的に切り替わるため、大手3キャリアすべてのエリアをカバーしています。
クラウドSIMの通信速度は提供事業者によって大きく異なるので、快適に使うためには平均速度が速いサービスを選ぶことが重要です。
夜9時くらいになると1Mbpsしか出ないクラウドSIMもありました。
クラウドSIMのデメリットは、基本的に月100GBまでしか使えない点です。
「100GBまででいいから安くてそこそこ快適に使えれば大丈夫」という方には、クラウドSIMタイプのポケット型WiFiをおすすめします。
楽天モバイルの通信速度と特徴
楽天モバイルはドコモやauなどと同様に自社回線を持っているため、通信速度はどの時間帯でも20Mpbsほど出ます。
楽天モバイルのメリットはデータ無制限を格安料金で使える点で、どれだけ使っても月額3,278円までしかかかりません。
逆にデメリットは、楽天回線ではプラチナバンドが利用できない点です。
▼プラチナバンドの特性
ただし、2023年10月に総務省からプラチナバンドの認可が下りて、楽天モバイルに700MHz帯の電波が割り当てられました。
参考:楽天モバイル「特定基地局開設計画(“プラチナバンド” 700MHz帯割当)の認定について」
今後、基地局の整備が進むにつれてつながりにくさが解消していく可能性が高いでしょう。
楽天モバイルの基地局が整備されていない山間部や一部のエリアでは、パートナー回線としてauの電波も利用できます。
データ無制限をコスパよく使いたい方には楽天モバイルがおすすめです。
大手3キャリアの通信速度と特徴
大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は、どの時間帯でも50〜100Mbps以上出るため、いつでも快適に利用できます。
プラチナバンドも使えるため、WiMAXやクラウドSIMと比べて広いエリアで使えるのもメリットの1つです。
一方、デメリットとして料金が高い点とデータ通信量が50GB以下と少ない点の2点が挙げられます。
プランによっては、スマホの契約が必須の場合もあります。
ドコモやソフトバンクユーザーで、スマホのサブとして利用したいという方以外にはおすすめしません。
auのポケット型WiFiはWiMAXサービスのため、速度や特徴もWiMAXと同じです。
ここまでの内容を整理すると、各サービスのおすすめの人は以下の人になります。
▼各サービスのおすすめの人
サービスの種類 | おすすめの人 |
---|---|
WiMAX | データ無制限でいつでも快適に使いたい人 |
クラウドSIM | 100GB以下でできるだけ安く使いたい人 |
楽天モバイル | データ無制限でコスパよく使いたい人 |
大手3キャリア | 20〜50GBでいつでも快適に使いたい人 |
「自分に合ったサービスはどれなのか」と考えながら続きを読むと、満足度の高いポケット型WiFiが見つかりやすくなります。
ポケット型WiFiの速度を比較するときの基礎知識
ネットを快適に使えるWiFi速度の目安
「どのくらいの速度が出れば快適に使えるの?」と疑問に感じている方のために、速度の目安を一覧表にまとめました。
よく利用する用途でどれくらいの速度が必要なのか、参考にしてください。
▼快適に使える速度の目安
利用用途 | 下り | 上り | Ping値 |
---|---|---|---|
テキストメッセージ (メールやLINEなど) | 1Mbps | 1Mbps | 100ms以下 |
SNS (TwitterやInstagram) | 3Mbps (閲覧時) | 3Mbps (投稿時) | 100ms以下 |
Webサイトの閲覧 | 10Mbps | ー | 100ms以下 |
動画視聴 (YouTube※やNetflixなど) | 1Mbps(低画質) 5Mbps(標準画質) 20Mbps(高画質) | ー | 100ms以下 |
オンライン会議 (ZOOMやTeamsなど) | 15Mbps | 15Mbps | 50ms以下 |
大容量ファイル転送 (OS更新含む) | 50Mbps〜 (受信時) | 50Mbps〜 (送信時) | ー |
オンラインゲーム | 50Mbps〜 | 30Mbps〜 | 30ms以下 |
自分の通信環境でどのくらい速度が出ているか気になる方は、次の章の手順で速度を測定してみましょう。
通信速度を比較する際に重要な3つのポイント
今回速度を比較した際に注目した、以下の重要な3つのポイントを解説します。
- 下り速度
- 上り速度
- Ping値
言葉の意味も含め、わかりやすくお伝えしていきます。
ポイント1. 下り速度
通信速度の比較でいちばん重要なポイントは「下り速度」です。
下り速度とは、データを受信する際の速度のことで、値が大きいほど大容量のデータを短時間で受信できます。
なぜ下り速度がいちばん重要かというと、動画の視聴やWebサイトの閲覧など、普段多くの方が利用している用途は「データの受信」だからです。
具体的に、下り速度が影響する用途には以下の例があげられます。
- メールやLINEの受信
- SNSの閲覧
- Webサイトの閲覧
- 動画の視聴
- アプリのダウンロード
- オンライン会議
- ファイルの受信
- オンラインゲーム
下り速度が速いほど上記の利用が快適になるため、まずは下り速度を比較するのが大切なポイントです。
ポイント2. 上り速度
次に重要なのが「上り速度」です。
上り速度とは、データを送信する際の速度のことで、値が大きいほどデータを短時間で相手に送信できます。
近年はLINEやSNSが普及して気軽に写真や動画を送れるようになったため、以前に比べて上り速度の重要度が高まりました。
他にも、上り速度が影響する用途は以下のとおりです。
- メールやLINEの送信
- SNSの投稿
- オンライン会議
- ファイルの送信
- オンラインゲーム
趣味で写真を送ったり、仕事で大容量のファイルを送る機会が多い方は、上り速度にも注目して比較しましょう。
ポイント3. Ping値
最後のポイントは「Ping値」です。
Ping値とはインターネットの応答速度のことで、端末を操作してからデータが返ってくるまでの時間を表しています。
キャッチボールで例えると、相手にボールを投げてから自分に返ってくるまでの時間のことです。
Ping値は「オンライン会議」や「オンラインゲーム」などの利用で影響してきます。
Ping値が大きいと、オンライン会議でこちらが話してから相手が反応するまでが遅かったり、オンラインゲームで操作してからの反応が遅れて勝負に負けてしまったりします。
特に、複数人で対戦するオンラインゲームを快適にプレイしたい方は、Ping値にも気をつけて選んでください。
0.1秒を競うようなシビアなオンラインゲームをメインでプレイする場合は、そもそもPing値が大きいポケット型WiFiはおすすめしません。
ポケット型WiFiより速度が速く、Ping値も小さい光回線の導入を検討しましょう。
補足:bpsとは通信速度を表す単位のこと
速度の話でよく出てくる「bps」とはデータ通信速度の単位のことで、1bpsは通信速度の最小単位です。
速度が1,000倍になるごとに「Kbps → Mbps → …」と変化していきます。
- 1bps(ビーピーエス)
→通信速度の最小単位 - 1Kbps(キロビーピーエス)
→1bpsの1,000倍 - 1Mbps(メガビーピーエス)
→1Kbpsの1,000倍 - 1Gbps(ギガビーピーエス)
→1Mbpsの1,000倍
もし知らなかった方は、この際に覚えておくと通信速度の理解がより深まります。
実際の速度はどのくらい?ポケット型WiFi12機種の平均速度を徹底比較!
実際どのくらい速度が出るのかを知るために、みんなのネット回線速度に投稿されているポケット型WiFiのうち12機種の平均速度を徹底調査しました。
速度比較だけでなく、比較ポイントやランキングの根拠も合わせて参考にしてください。
ポケット型WiFi通信速度ランキング!
下記3項目を徹底比較し、それぞれ重要度によって点数を加点してランキングをつけました。
- 時間帯ごとの平均下り速度
- 時間帯ごとの平均上り速度
- 時間帯ごとの平均Ping値
詳しくは「ポイントの採点基準とランキングの根拠」で解説しています。
▼ポケット型WiFi速度ランキング
順位 | 端末名 | 画像 | ポイント | 全時間帯 | 時間帯別下り速度 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | (5~8時) | 朝(12~13時) | 昼(16~19時) | 夕方(20~23時) | 夜(0~5時) | 深夜||||
1 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | 79pt | 85.87Mbps | 18.25Mbps | 53.7ms | 98.30Mbps | 67.42Mbps | 84.59Mbps | 59.23Mbps | 122.96Mbps | |
2 | Pocket WiFi 5G A102ZT | pt 79 | 167.36Mbps | 34.41Mbps | 41.75ms | 46.44Mbps | 73.44Mbps | 224.19Mbps | 344.56Mbps | 186.37Mbps | |
3 | Speed Wi-Fi 5G X12 | pt 71 | 82.78Mbps | 14.3Mbps | 45.94ms | 96.62Mbps | 85.33Mbps | 82.14Mbps | 65.34Mbps | 105.41Mbps | |
4 | Wi-Fi STATION SH-52B | 71pt | 94.71Mbps | 12.81Mbps | 58.34ms | 30.00Mbps | 196.03Mbps | 94.66Mbps | 36.48Mbps | 91.57Mbps | |
5 | Rakuten WiFi Pocket | 46pt | 23.84Mbps | 12.25Mbps | 47.89ms | 24.00Mbps | 19.27Mbps | 36.44Mbps | 25.16Mbps | 28.73Mbps | |
6 | Cloud Air WiFi AIR-1 | 40pt | 15.66Mbps | 6.84Mbps | 50.45ms | 32.58Mbps | 17.25Mbps | 44.06Mbps | 2.39Mbps | 37.91Mbps | |
7 | Cloud Air WiFi U3 | 38pt | 16.85Mbps | 12.45Mbps | 49.77ms | 4.87Mbps | 58.71Mbps | Mbps 2.00 | 13.10Mbps | 22.05Mbps | |
8 | H01 | pt 34 | 23.01Mbps | 8.32Mbps | 43.97Mbps | 27.38 | 17.17 | ||||
9 | D1 | 25pt | 24.51Mbps | 13.60Mbps | 46.33Mbps | ||||||
10 | JT101 | 10pt | 3.83Mbps | 2.75Mbps | 38.00ms | 39.15Mbps | 24.37Mbps | 6.98Mbps | 18.69Mbps | 3.83Mbps | |
11 | jetfi MR1 | 10pt | 13.4Mbps | 5.83Mbps | 50.63ms | 9.13Mbps | 39.52Mbps | 14.71Mbps | 11.32Mbps | 24.43Mbps | |
12 | NA01 | pt 10 | 8.77Mbps | 2.93Mbps | 55.47ms | 12.88Mbps | 16.95Mbps | 28.01Mbps | 4.42Mbps | 9.86Mbps |
※実測値データはみんなのネット回線速度を参照
※時間帯の詳細:朝(5時〜9時)・昼(12時〜13時)・夕方(16時〜19時)・夜(20時〜23時)・深夜(0時〜5時)
ポイントの採点基準とランキングの根拠
ポケット型WiFiの通信速度を比較するにあたり、次の手順でランキングをつけました。
- みんなのネット回線速度の「WiMAX(WiMAX 2+)の通信速度レポート」でWiMAXの速度をチェック
- 同様に「モバイルWiFi(モバイルルーター)の通信速度レポート一覧」でクラウドSIMと楽天モバイルの速度をチェック
- 1Mbps未満の速度があるサービスは除外(利用が困難な時間があるため)
- 下記表に従ってポイントを加算
- 合計ポイント数が多い順に順位をつける
- 同ポイントの場合は「全時間帯の下り速度」が速い方を上位とする
各項目のポイント数は以下のとおりです。
▼項目ごとのポイント数
項目 | 時間帯 | ポイント数 |
---|---|---|
下り速度 | 朝 | 50Mbps以上:10pt 40〜50Mbps:8pt 30〜40Mbps:6pt 20〜30Mbps:4pt 10〜20Mbps:2pt 1〜10Mbps:0pt 1Mbps未満:-2pt |
昼 | 同上 | |
夕方 | 同上 | |
夜 | 同上 | |
深夜 | 同上 | |
上り速度 | 朝 | 25Mbps以上:5pt 20〜25Mbps:4pt 15〜20Mbps:3pt 10〜15Mbps:2pt 5〜10Mbps:1pt 1〜5Mbps:0pt 1Mbps未満:-1pt |
昼 | 同上 | |
夕方 | 同上 | |
夜 | 同上 | |
深夜 | 同上 | |
Ping値 | 朝 | 30ms以下:5pt 30〜40ms:4pt 40〜50ms:3pt 50〜60ms:2pt 60〜70ms:1pt 70〜80ms:0pt 80ms以上:-1pt |
昼 | 同上 | |
夕方 | 同上 | |
夜 | 同上 | |
深夜 | 同上 |
「通信速度を比較する際に重要な3つのポイント」でも解説したとおり、いちばん重要な下り速度を倍のポイントとしました。
次章では、通信速度ランキングをもとにおすすめポケット型WiFiを紹介していきます。
【速度重視な方におすすめ】ポケット型WiFiの通信速度ランキング
1位. Galaxy 5G Mobile Wi-Fi|5G対応のWiMAXルーター
下り速度:85.87Mbps
上り速度:18.25Mbps / Ping値:53.7ms
<総合>
79pt
最大速度 | 5G対応 | Wi-Fi6対応 | 回線 |
---|---|---|---|
下り2.2Gbps 上り183Mbps | WiMAX(au回線) |
Galaxy 5G Mobile Wi-FiはWiMAXで販売されている5G対応の人気モバイルルーターです。最大速度は2.2Gbpsとかなりの高速通信が可能です。
一番の特徴は5.3インチの大きなディスプレイです。データ容量などがひと目で見やすく、タッチパネルにも対応しているのでスマホ感覚で操作が可能です。
またバッテリー容量は大容量の5,000mAhなので持ち運びにも優れており、モバイルルーターの中でも根強い人気があります。
<月額料金>
4,840円/月
縛りがないから初心者にもオススメ!
2位. Pocket WiFi 5G A102ZT|5G対応 × 大容量バッテリー!
下り速度:167.36Mbps
上り速度:34.41Mbps / Ping値:41.75ms
<総合>
79pt
最大速度 | 5G対応 | Wi-Fi6対応 | 回線 |
---|---|---|---|
下り2.4Gbps 上り110Mbps | ソフトバンク回線 |
ソフトバンク回線に対応したPocket WiFi 5G A102ZTは5Gに対応した高速通信と5,300mAhの大容量バッテリーが特徴です。
また5Gエリアであれば下り最大2.4Gbps、4Gエリアであっても下り最大838Mbpsに対応しています。ソフトバンクの人口カバー率は99%以上なので全国どこにいてもストレスフリーで使えます!
ワイモバイル初の5G対応モバイルルーターであるため人気がある製品となっています。
下り平均速度は167Mbpsと最速ではありますが朝が46Mbps、昼が73Mbps、夜が344Mbpsと通信速度にかなりムラがあります。
そのため2位という結果でした。
<月額料金>
4,365円/月
オンラインストアでお得に購入できる!
3位. Speed Wi-Fi 5G X12|最大3.9Gbpsまで対応!
下り速度:82.78Mbps
上り速度:14.3Mbps / Ping値:45.94ms
<総合>
77pt
最大速度 | 5G対応 | Wi-Fi6対応 | 回線 |
---|---|---|---|
下り3.9Gbps 上り183Mbps | WiMAX(au回線) |
Speed Wi-Fi 5G X12はWiMAXで販売しているモバイルルーターの中で最新かつ高機能なものです。下り最大3.9Gbpsまで速度は対応しており、5GやWi-Fi6にも対応しています。
高速で安定した通信ができるポケット型WiFiなので外に持ち運んで使うだけでなく、自宅で大容量の映画をダウンロードしたりオンライン会議などでやり取りする際もスムーズです。
さらに別売りのクレードルを購入すればポケット型WiFiを充電しながら設置でき、据え置きルーターのような使い方もできます
<月額料金>
3,762円/月
もれなくキャッシュバック最大40,000円がもらえる!
4位. Rakuten WiFi Pocket 2C|端末価格1円なのでコスパ◎
下り速度:38.69Mbps
上り速度:23.84Mbps / Ping値:48.91ms
<総合>
71pt
最大速度 | 5G対応 | Wi-Fi6対応 | 回線 |
---|---|---|---|
下り150Mbps 上り50Mbps | 楽天回線 (エリア外はau回線接続) |
楽天モバイルで販売しているRakuten WiFi Pocket 2Cは軽くて携帯しやすいモバイルルーターです。
5G非対応のため実測値は20~50Mbpsくらいが平均値です。高速通信とは言えませんがデータ容量は無制限に使えるため人気があります。
またキャンペーンを利用すれば大幅な割引が受けられ一括1円で購入できるのも魅力です。
5G対応などのこだわりがなければコストパフォーマンスに優れた良いポケット型WiFiです。
<月額料金>
3,278円/月
キャンペーンで端末価格1円で手に入る!
5位. Wi-Fi STATION SH-52B|ドコモ回線が使えるモバイルルーター
下り速度:94.71Mbps
上り速度:12.81Mbps / Ping値:58.34ms
<総合>
66pt
最大速度 | 5G対応 | Wi-Fi6対応 | 回線 |
---|---|---|---|
下り4.2Gbps 上り218Mbps | docomo回線 |
docomoから販売されているWi-Fi STATION SH-52Bは、5G・Wi-Fi6の両方に対応したハイスペックなモバイルルーターです。
最大4.2Gbpsに対応していてドコモの中でも一番高速通信が可能な機種になっています。
手のひらサイズの小型機種でありながら4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており持ち運びにはぴったりです。
<月額料金>
4,070円/月
縛りがないから初心者にもオススメ!
WiMAXを比較した記事もみたいという方は以下もチェックしてみてください。
ポケット型WiFiを選ぶ際に注意する7つのポイント
ここでは、ポケット型WiFiを選ぶ際に注意するポイントを7つ解説します。
- サービス提供エリア
- 速度の実測値
- 速度制限の条件
- データ通信量
- オプションサービス
- 月額料金
- ルーターの機種
契約してから後悔しないためにも、1つずつ確認していきましょう。
ポイント1. 利用する地域がサービス提供エリア内か確認する
最初に、自宅や仕事先など、ポケット型WiFiを利用する地域がサービス提供エリア内か確認します。
どれだけ速度が速くても、利用したいときに電波がつながらなければ意味がありません。
「ポケット型WiFiとは?WiMAXとクラウドSIMの違いを解説」でも解説したとおり、ポケット型WiFiの種類によって提供エリアや電波のつながりやすさが変わります。
それぞれ提供エリアは以下の表から確認してください。
▼サービス提供エリア
種類 | 提供エリア |
---|---|
WiMAX | エリア確認はこちら ▶︎ |
クラウドSIM | ドコモ・au・ソフトバンクすべての4Gエリア ドコモのエリア確認はこちら ▶︎ ソフトバンクのエリア確認はこちら ▶︎ auのエリア確認はこちら ▶︎ |
楽天モバイル | エリア確認はこちら ▶︎ |
大手3キャリア | ドコモのエリア確認はこちら ▶︎ ソフトバンクのエリア確認はこちら ▶︎ ※auはWiMAXのエリアを参照 |
郊外や山間部で利用したい方は、特に提供エリアに注意して選ぶのが重要です。
ポイント2. 最大通信速度ではなく実測値を調べる
最大通信速度ではなく実際に出る速度を調べるのが、快適に使えるサービスを選ぶポイントです。
公式サイトに載っている最大通信速度はあくまで技術的な理論値なので、実際に出ることは基本的にありません。
具体的な数値の違いは以下のとおりです。
▼最大通信速度と実測値の違い
サービス名 | 最大通信速度 | 実測値 |
---|---|---|
WiMAX | 3.9Gbps | 119.82Mbps |
クラウドWiFi東京 | 150Mbps | 7.28Mbps |
楽天モバイル ※Rakuten WiFi Pocket 2Cの場合 | 150Mbps | 38.69Mbps |
THE WiFi | 150Mbps | 8.77Mbps |
上記のように、最大通信速度は鵜呑みにせず、実際どのくらいの速度が出るのか確認しましょう。
ポイント3. 速度制限の条件を確認する
通信速度が低速に制限される条件も忘れずに確認しておきましょう。
速度制限の条件を把握しておけば、突然速度が遅くなったときでも慌てずにすみます。
サービスごとの条件や制限速度は以下のとおりです。
▼速度制限の条件と制限速度
サービス名 | 速度制限の条件 | 制限解除条件 | 制限時の速度 |
---|---|---|---|
WiMAX | 一定期間内に大量のデータ通信を利用した場合、混雑する時間帯に制限されることがある | 非公開 | 非公開 |
クラウドWiFi東京 | 各プランの月間通信容量を超えた場合 | 翌月1日に解除 | 128kbps |
楽天モバイル | なし | ー | ー |
THE WiFi | 各プランの月間通信容量を超えた場合 | 翌月1日に解除 | 128kbps |
WiMAXの5Gプラン「WiMAX+5G」では、3日間で15GB以上使用すると速度制限されていましたが、2022年2月1日に制限が撤廃されました。
現在はよほど大量に通信しない限り、制限されることはありません。
参考:UQ WiMAX「WiMAX +5Gサービス ネットワーク混雑回避のための速度制限について」
ポイント4. 自分に合ったデータ通信量のサービスを選ぶ
次に、自分がひと月に使用するデータ通信量で選びます。
ポケット型WiFiによって利用できる通信容量が異なるため、自分の使用量より少ないプランを契約すると月の途中でインターネットが使えなくなってしまいます。
例えば、クラウドSIMタイプは基本的に100GBまでしか利用できないため、100GB以上使う場合は無制限のサービス一択になります。
この記事で紹介しているおすすめポケット型WiFiの月間通信容量を以下の表にまとめました。
▼サービスごとの月間通信容量
サービス名 | 月間通信容量 |
---|---|
WiMAX | 無制限 ※プラスエリアモードは30GBまで |
クラウドWiFi東京 | 20・50・100GB |
楽天モバイル | 無制限 |
THE WiFi | 100GBプラン:100GB FiTプラン:1・5・20・40・100GB |
外出先でよく動画を見る人や、大容量ファイルを扱う人はWiMAXか楽天モバイルを選んでおいた方が無難です。
ポイント5. 利用したいオプションがあるか確認する
検討中のサービスに利用したいオプションがあるかも確認することをおすすめします。
端末補償やセキュリティ対策など、ポケット型WiFiによって用意されているオプションが異なるからです。
例えば、この記事でおすすめしているポケット型WiFiでは、以下のオプションが利用できます。
▼オプションサービスの違い
サービス名 | オプションサービス |
---|---|
インターネット安心セキュリティ スマホトラブルサポート 安心サポート 公衆無線LAN | |
安心サポート 街中公衆Wi-Fi パスワードマネージャー セキュリティ U-NEXT for スマートシネマ スマホ・パソコンご相談窓口 スマートチェッカー 見守りi-フィルター | |
端末保証 端末保証プラス 端末保証ワイド お客さま電話サポート PC設定サポート シンプルケア | |
安心補償フル 安心補償ライト 安心補償加入無し | |
スマホ交換保証プラス ノートンモバイル セキュリティ あんしんコントロール by i-フィルター スマホ操作遠隔サポート 楽天モバイルWiFi by エコネクト | |
安心サポート 安心サポートワイド スマートおたすけサポート スマートプレミアムセキュリティ スマートAOSBOX お買い物優待サービス |
細かいオプション内容や料金など、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
ポイント6. 月額料金を確認する
次に、月額料金を確認して安いサービスを検討しましょう。
ポイント5まで絞り込めばサービス内容に大きな違いはないので、あとは料金で選んでも失敗する可能性は低くなります。
サービスごとの月額料金は以下のとおりです。
▼各サービスの月額料金
サービス名 | 月額料金 |
---|---|
1~12カ月:3,784円 13カ月以降:4,334円 | |
<縛りなしプラン> 4,378円 <縛りなしSA端末プラン> 4,818円 | |
4,840円 | |
20GB:2,580円 50GB:2,980円 100GB:3,718円 | |
0〜3GB:1,078円 3〜20GB:2,178円 20GB〜無制限:3,278円 | |
<100GBプラン> 1~3カ月:0円 4カ月以降:3,828円 <FiTプラン> 0〜1GB:1,298円 1〜5GB:1,628円 5〜20GB:2,068円 20〜40GB:2,596円 40〜100GB:3,960円 |
自分に必要なスペックで選んだうえで安いサービスを利用することで、満足度を下げずに通信費を節約できます。
ポイント7. 利用できるルーターの機種を確認する
さいごに、使用する端末の機種をチェックしておきましょう。
モバイルルーターの機種によって、連続使用時間や同時接続数など性能が異なるため、使い勝手や利便性に影響します。
サービスごとの機種と主な仕様は以下のとおりです。
▼サービスごとの端末仕様
サービス名 | 製品写真 | 連続使用時間 | 同時接続数 | USBタイプ | 機種名 |
---|---|---|---|---|---|
約9時間 | 最大17台 ※USB接続含む | USB-C | Speed Wi-Fi 5G X12 | ||
縛りなしSA端末プラン | |||||
縛りなしプラン | 約8時間 | 最大17台 ※USB接続含む | USB-C | Speed Wi-Fi 5G X11 | |
20GBプラン 50GBプラン | 約12時間 | 最大5台 | MicroUSB | U2s | |
100GBプラン | 約12時間 | 最大10台 | USB-C | U3 | |
約10時間 | 最大16台 | USB-C | Rakuten WiFi Pocket 2C | ||
約12時間 | 最大10台 | USB-C | NA01 |
ひと昔前の「microUSB」を搭載している機種もあるので、ケーブルを複数種類持ち歩きたくない人はUSB-Cの機種をおすすめします。
遅いと感じたらチェック!ポケット型WiFiの速度を測定する方法
ここでは、ポケット型WiFiの速度の測定方法と手順を解説します。
速度が遅いと感じた場合は、まず現在の速度を測定してみましょう。
fast.comで測定する
速度測定する際のおすすめサイトは「fast.com」です。
fast.comはシンプルな画面で使いやすいため、初心者でも簡単に使用できます。
それではfast.comの測定手順をみていきましょう。
fast.comの測定手順
fast.comの測定手順は次の5ステップです。
- fast.comにアクセスする
- ダウンロード速度の計測開始
- ダウンロード速度の計測完了
- アップロード速度の計測開始
- アップロード速度の計測完了
ダウンロード速度の測定開始
サイトにアクセスしたり、アプリを起動すると自動でダウンロード(下り)速度の測定が始まります。
ダウンロード速度の測定完了
測定が完了するとダウンロード速度が表示されます。
アップロード速度の測定開始
「詳細を表示」を押すと、アップロード(上り)速度の測定が始まります。
アップロード速度の測定完了
測定が完了するとアップロード速度なども表示されます。
次に、測定結果の見方を説明していきます。
測定結果の見方
fast.comで測定した結果の見方を解説します。
ダウンロード(下り)
「お使いのインターネットの速度」と大きく表示されている数値が下り速度です。
SNSやWebサイトの閲覧、動画視聴などに関係する数値で、大きいほど快適に利用できます。
アップロード(上り)
画面右下の「アップロード」と表示されているのが上り速度です。
SNSの投稿やLINEの送信などに関係する数値で、大きいほど送信にかかる時間が短くなります。
レイテンシ
画面左下の「レイテンシ」とはPing値のことで、インターネットの応答速度のことです。
スマホを操作してからデータが返ってくるまでの時間を表していて、数値が小さいほどWebページの切り替えやオンラインゲームなどが快適になります。
アンロード済みとロード済みの違いは以下のとおりです。
- アンロード済み:1台の端末でネットを利用した場合のPing値
- ロード済み:複数の端末で同時にネットを利用した場合のPing値
実際に計測してみて遅かった場合は、次章の「原因と対処法」を参考にしてみてください。
ポケット型WiFiの速度が遅い場合の9つの原因と対処法
速度計測サイトで実測した結果遅かった場合、以下の原因が考えられます。
- 端末に不具合が発生している
- ビル内・地下・山間部などで使用している
- 家具や壁など障害物の近くにルーターを置いている
- ルーターから遠い部屋で使用している
- 電子レンジなどの家電製品と電波干渉している
- たくさんの機器をWiFiに接続している
- 通信障害が起きている
- 回線が混雑する時間帯に使用している
- 速度制限されている
原因の詳細だけでなく対策方法も含めて解説するので、速度を改善したい方の参考になれば嬉しいです。
原因1. 端末に不具合が発生している
原因の1つに、端末の不具合が挙げられます。
不具合の内容として考えられるのが「プログラムの不具合」と「部品の故障」2つです。
速度低下の原因が端末の不具合の場合、以下の対処法で改善する可能性があります。
- ルーターやスマホを再起動する
- 端末のソフトウェア(OS)を最新版に更新する
- 端末の修理・買い替え
いちばん簡単にできるので、まずはルーターやスマホなどを再起動してみましょう。
端末のソフトウェアが古い場合は最新版に更新してみます(更新方法は各端末のマニュアルを参照)。
まったく通信できなくなった場合は故障の可能性もあるので、修理や買い換えを検討してください。
原因2. ビル内・地下・山間部などで使用している
電波が弱いエリアで使っている場合も速度低下につながります。
特に電波が弱くなりやすいのが、以下の3つです。
- ビルの中
- 地下
- 山間部
上記エリアでの利用が原因の場合は、以下の対処法を試してみてください。
- 電波が強いエリアに移動する
- WiMAXの場合はプラスエリアモードに変更する
クラウドSIMや楽天モバイルの場合は電波が強いエリアに移動するしか方法がありません。
WiMAXを利用している場合は、通信モードをプラスエリアモードに変更することで電波がつながりやすくなり、速度が改善する可能性があります。
原因3. 家具や壁など障害物の近くにルーターを置いている
障害物の近くにルーター端末を置いている場合も注意が必要です。
基地局からの電波やWiFiの電波が家具や壁などでさえぎられてしまい、電波が届きにくくなってしまいます。
その場合の対処法は以下の3つです。
- 窓際や高い位置に置く
- WiFiの周波数帯を2.4GHzに切り替える
- 有線LANで接続する
まずは窓際や高い位置など、なるべく見通しのいい場所にルーターを置いてみましょう。
ルーターのWiFi周波数を2.4GHzと5GHzから選べる場合は、2.4GHzの方に切り替えてみてください。
2.4GHzの方が障害物に強い特性があるので、電波を受信しやすくなります。
有線LAN(LANケーブル)でパソコンやゲーム機などに接続する方法もあります。
ただし、ポケット型WiFiで有線LANを利用するには、以下の写真のようにクレードルと呼ばれる別売りの部品が必要です。
▼クレードルに挿したWiMAX端末
クレードルには有線LANで接続できる他に、WiFiの電波を強化できるメリットもあります。
ただし、クラウドSIMや楽天モバイルの端末はクレードルに非対応のため、有線LANでつなぎたい方やWiFiを強くしたい方はWiMAXがおすすめです。
原因4. ルーターから遠い部屋で使用している
ルーターから遠い部屋でスマホやパソコンなどを使っている場合も、速度低下の原因になります。
部屋の壁や床などの障害物によってWiFiの電波が弱くなってしまうからです。
ルーターは1階、パソコンは2階など、違う階層で使う場合も同様に電波が弱くなります。
- ルーターと同じ部屋で使う
- WiFiの周波数帯を2.4GHzに切り替える
- クレードルを使用する
対処法は上記の3つで、ルーターと同じ部屋で使うのがいちばん簡単な改善方法です。
それが無理な場合は「原因3. 家具や壁など障害物の近くにルーターを置いている」の対策同様、WiFiの周波数を2.4GHzに切り替えることで電波が遠くまで届きやすくなります。
クレードルを使用するとWiFiの電波が強くなるため、WiMAXの利用者はクレードルの購入も検討してみてください。
原因5. 電子レンジなどの家電製品と電波干渉している
電子レンジやテレビなど、電子機器の近くで使っている場合も速度低下をまねきます。
なぜなら、電子レンジやテレビなどの家電製品はWiFiと同じ2.4GHzの電波を発しているからです。
同じ周波数帯の電波が近くにあると電波同士が干渉してしまい、電波が弱くなってしまうことがあります。
電波干渉を防ぐために、以下の対処法を試してみてください。
- ルーターを電子レンジやテレビなどから離れた場所に置く
- WiFiの周波数帯を5GHzに切り替える
ルーター本体を他の家電製品から遠ざけることで電波干渉しにくくなります。
ルーターや接続機器が5GHzのWiFiに対応していれば変更してみてください。
5GHzの電波を使っている家電製品はあまりないため、電波干渉するリスクを下げられます。
原因6. たくさんの機器をWiFiに接続している
ルーターのWiFiに多くの機器を接続していないか確認してください。
ルーターの端末には同時接続できる機器の台数が決まっていて、台数が増えるほどルーターにかかる負荷が大きくなるからです。
接続台数が少なくても、動画視聴やオンラインゲームなどを同時に利用していると速度が低下する場合もあります。
- 接続台数を減らす
- 何台も同時に通信しない
もし、ルーターの最大接続台数を超えている場合は台数を減らしてみてください。
オンライン会議をしながら大容量ファイルを送るなど、複数同時に通信している場合は、別々におこなうようにしましょう。
原因7. 通信障害が起きている
利用している回線で通信障害が起きている可能性もあります。
あまりに遅かったり、ほとんど通信できなかったりする場合は、ニュースサイトやX(旧Twitter)などのSNSで調べてみることをおすすめします。
- 通信障害が復旧するのを待つ
- 一時的にスマホのテザリングで代用する
通信障害が復旧するのを待つのが基本ですが、スマホのテザリング機能で代用することも可能です。
テザリングとは、スマホをポケット型WiFiのように利用できる機能のことです。
スマホのデータ通信量を消費しますが、緊急時に使いたい場合は試してみましょう。
詳しくは「小容量の利用ならスマホのテザリングがおすすめ!」で解説しています。
原因8. 回線が混雑する時間帯に使用している
通信回線が混雑する時間帯での利用も速度が遅くなる原因の1つです。
通勤時間帯の道路のように、たくさんのユーザーが同時に通信するとデータが渋滞してしまいます。
「ポケット型WiFi通信速度ランキング!」に記載のとおり、時間帯によって速度が大きく変化しているのがわかります。
- 時間帯をずらして使用する
- 別のポケット型WiFiに乗り換える
通信が混み合っている場合は、基本的に時間帯をずらして使うしかありません。
WiMAXならどの時間帯でも安定した速度で利用できるので、いつでも快適に使いたい方は乗り換えを検討しましょう。
原因9. 速度制限されている
ほとんど通信できないくらい遅い場合、速度制限されている可能性があります。
WiMAXや楽天モバイルはほとんど制限されることはありませんが、クラウドSIMタイプはプラン容量を使い切ると低速に制限されます。
- データを追加購入する
- 翌月1日まで待つ
- WiMAXに乗り換える
データを追加購入できる場合もありますが、基本的に割高な料金に設定されています。
プラン容量を超えた場合は翌月1日にリセットされるので、月末であれば1日まで待つのも1つの方法です。
WiMAXや楽天モバイルならデータ無制限で使えるため、100GBで足りない方は乗り換えをおすすめします。
WiMAXのおすすめが知りたい方は「速度最優先ならコレ!WiMAXのポケット型WiFiおすすめランキング」をご覧ください。
ドコモ・au・ソフトバンクのポケット型WiFiはどうなの?
「大手キャリアのポケット型WiFiもあるけど実際どうなの?」と気になっている方もいると思います。
そこで、ドコモ・au・ソフトバンクにワイモバイルを加えた4社のポケット型WiFiを比較してみましょう。
結論、ドコモかソフトバンクのスマホをすでに契約していて、20〜50GBのデータ容量で足りる人以外にはおすすめしません。
理由は、スマホとデータをシェアできるプラン以外は料金が割高だからです。
各社のプラン詳細は以下の表をご覧ください。
▼大手キャリアのポケット型WiFi一覧
キャリア名 | 平均速度 | 通信容量 | 月額料金 | プラン名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ドコモ | 下り速度:89.76Mbps 上り速度:18.75Mbps Ping値:56.82ms | ペアとなる「eximo」「ahamo」の利用可能データ量をシェア eximo:最大30GB ahamo:最大20GB ahamo大盛り:最大30GB | 1,100円 | 5Gデータプラス | eximoまたはahamoの契約が必要 |
ソフトバンク | 下り速度:88.17Mbps 上り速度:18.76Mbps Ping値:33.31ms | ソフトバンクスマホのデータ量をシェア 最大50GB | 1,078円 | データシェアプラン | ソフトバンクスマホの指定のプランの契約が必要 |
50GB | 5,280円 | データ通信専用50GBプラン | |||
3GB | 1〜5年間:990円 6年目以降:1,408円 | データ通信専用3GBプラン | |||
ワイモバイル | 下り速度:46.71Mbps 上り速度:11.28Mbps Ping値:41.45ms | 7GB | 4,065円 | Pocket WiFi®プラン2(ベーシック) | 7GBを超えても利用できる有料オプションあり |
au | 下り速度:100.65Mbps 上り速度:18.05Mbps Ping値:49.8ms | 無制限 | 1〜13カ月目:4,908円 14カ月目以降:5,458円 | モバイルルータープラン 5G | 通信品質はWiMAXと同じ |
WiMAXサービスを提供しているauだけデータ無制限で利用できますが、WiMAXを利用するなら月額3,000円台から使える他のプロバイダの方がお得です。
WiMAXのおすすめプロバイダは「速度最優先ならコレ!WiMAXのポケット型WiFiおすすめランキング」で紹介しています。
小容量の利用ならスマホのテザリングがおすすめ!
もっと気軽にパソコンやゲーム機などをネットにつなぎたい方は、スマホのテザリングを利用するのがおすすめです。
テザリングとは、スマホをポケット型WiFiとして利用できる機能のことで、「インターネット共有」とも呼ばれています。
1週間に1回しか使わない場合や、月に1GBくらいしか使わない場合など、少し使う程度ならポケット型WiFiを契約する必要はありません。
スマホの月額料金だけでテザリングを利用できるので、通信費も節約できます。
ただし、テザリングには以下のデメリットがあります。
- テザリング機能を毎回オンにするのが手間
- スマホの電池が減りやすい
- バッテリー寿命が短くなる
- スマホのギガを消費してしまう
- ポケット型WiFiよりWiFiの電波が弱い
手持ちのスマホで試してみて、上記のデメリットが気にならないならテザリングの利用も検討してみましょう。
速度が速い格安SIMは以下の記事で解説しているので、格安SIM選びの参考にしてください。
ポケット型WiFiに関するよくある質問
ポケット型WiFiの速度比較まとめ
この記事では、ポケット型WiFi12機種の速度を徹底比較したうえで、おすすめのサービスを解説してきました。
実際の速度が速くて快適に使えるポケット型WiFiランキングは以下のとおりです。
機種名 | 回線 | 点数 | 下り速度 |
---|---|---|---|
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | WiMAX回線 | 79pt | 平均85.87Mbps (最大2.2Gbps) |
Pocket WiFi 5G A102ZT | ソフトバンク回線 | 79pt | 平均167.36Mbps (最大2.4Gbps) |
Speed Wi-Fi 5G X12 | WiMAX回線 | 71pt | 平均82.78Mbps (最大3.9Gbps) |
Rakuten WiFi Pocket 2C | 楽天回線 | 71pt | 平均38.69Mbps (最大150Mbps) |
Wi-Fi STATION SH-52B | ドコモ回線 | 71pt | 平均94.71Mbps (最大4.2Gbps) |
「せっかく契約したのに遅くてイライラする」という状況にならないよう、サクサク使えるポケット型WiFiに申し込んで、仕事や趣味でストレスなくインターネットを利用しましょう。