- 「乗り換えれば安くなるのは分かっているけど、結局そのまま」
- 「どこを選べばいいか分からなくて、調べるのも面倒」
- 「大手だから安心、と思いつつ電気代は気になる」
東京電力エリアに住んでいて、こんなふうに思ったことはありませんか?
エリスグッド編集部が東京電力エリア在住の324名に聞いたところ、84.8%が「電気代・ガス代を安くしたい」と回答。しかし、実際に「比較・検討した」人はわずか6.7%にとどまりました。
動きたい気持ちはあるのに、なぜ動けないのか。
この記事では、東京電力を継続している検討者178名と、東京電力から他社へ乗り換えた経験者146名のリアルな声をもとに、見直しを止めている「3つの壁」を明らかにします。
政府の電気・ガス料金支援は2026年3月使用分で一旦終了。4月以降は補助分がそのまま電気代に上乗せされています。
一方で、夏の電力需要増を見据え、7月以降の支援再開を検討する動きも報じられています。値上げ局面が続くなか、家計の備えが必要になる時期です。
出典:資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」
調査結果サマリー
今回の調査でわかった主なポイントは、次の5つです。
- 検討者の84.8%が「電気代を安くしたい」のに、実際に比較検討したのは6.7%
- 見直しの最大の壁は「本当に安くなるか分からない」65.2%
- 「手続きが面倒そう」検討者51.7%、しかし経験者の89.7%は「簡単だった」
- 乗り換え経験者の76.7%が「満足」と回答
- 検討者が比較時に欲しい情報1位は「月額料金シミュレーション」86.5%
調査背景
電力小売の全面自由化から10年。新電力会社の選択肢は数十社に広がりました。それでも東京電力エリアでは、多くの家庭が東京電力エナジーパートナーを使い続けています。
加えて2026年は、3月で政府の電気・ガス料金支援が一旦終了するなど、家計を取り巻く環境が動く年です。
そこでエリスグッド編集部では、東京電力エリア在住の324名を対象にアンケート調査を実施しました。
調査概要
| 調査名 | 東京電力エリア在住者対象 電気・ガス見直しに関するアンケート |
|---|---|
| 調査期間 | 2026年5月1日~2026年5月15日 |
| 調査方法 | インターネット調査(クラウドソーシング) |
| 調査対象 | 東京電力エリアに在住する18歳以上の男女 |
| 有効回答数 | 324名(検討者178名・乗り換え経験者146名) |
| 調査主体 | 株式会社スタークラフト(エリスグッド編集部) |
※スクリーニング条件:①東京電力エナジーパートナー契約中の方/②過去に東京電力エナジーパートナーで契約し、現在は他社へ乗り換えた方
※アンケート結果の引用についてはページ下部の「本調査の引用・転載について」をご確認ください。
今回のアンケートにおける全設問・全回答の結果はPDFにまとめています。詳細データは、東京電力エリア電気・ガス見直し調査結果PDFをご確認ください。
回答者の属性
回答者は東京都42.6%、神奈川県20.4%、埼玉県13.6%、千葉県9.3%、その他関東+静岡県東部14.1%と、東京電力エリア全域から声を集めました。
年代は30〜40代が60.5%、世帯人数は1〜3人が78.4%。電気契約については89.0%が「契約内容を把握している」と回答しており、料金感覚のある層の声が中心です。
調査結果の詳細
ここからは、設問ごとの結果を詳しく見ていきましょう。
1. 「電気代を安くしたい」84.8%。でも比較検討したのは6.7%
検討者178名に「電気代・ガス代を今より安くしたいと思うか」を聞いたところ、84.8%が「安くしたい」と回答しました。

ところが「直近1年で実際に比較・検討した」のはわずか6.7%。安くしたい気持ちと実際の行動には、約12倍の差が生まれていました。
「気にはなったが調べていない」「まったく検討していない」を合わせると約7割。安くしたい気持ちはあるのに、最初の一歩を踏み出せていない人が大多数です。
【自由回答より】
「乗り換えれば安くなる可能性は分かっていますが、手続きや比較が面倒で現状維持になっています」
「どこの電力会社がいいのかわからないし、手続きが面倒で動けていません」
2. 東京電力を続ける理由1位は「大手で安心」49.4%
「現在も東京電力を契約している理由」を聞きました。

TOP2は「大手で安心感がある」49.4%、「昔から使っていて変える理由がない」38.8%。合理的に「料金が一番安い」ではなく、「大手だから」「昔から」という心理的な理由が上位を占めています。
【自由回答より】
「長年使っていて、特に切り替えるタイミングがなかったから」
「大手なのでサポート体制や知名度の面で安心感があり、料金で大きく損している実感もないから」
「東京電力」というブランドへの信頼そのものが、乗り換えを止めている要因です。
3. 見直しの最大の壁は「本当に安くなるか分からない」65.2%
乗り換えを検討するうえで、何が不安なのでしょうか。

「本当に安くなるか分からない」65.2%と「手続きが面倒そう」51.7%が突出。この2つで、検討者の不安のほぼすべてが説明できます。
逆に言えば、この2つさえクリアできれば、動ける人がたくさんいるということです。
4. 比較時に欲しい情報1位は「料金シミュレーション」86.5%
「電気・ガス会社を比較するとき、どの情報があると助かるか」を聞きました。

月額料金のシミュレーションが86.5%でダントツの1位。
9割近くが、業界全体の平均ではなく「自分の使用量を入れたらいくらになるか」という具体的な情報を求めていました。
【自由回答より】
「自分の使用量を入れて、東京電力のままの場合と乗り換えた場合で年間いくら違うのか分かる情報があると検討しやすい」
「メリットだけでなく、デメリットもはっきり伝えてくれるとありがたい」
5. 乗り換え候補1位は「東京ガスの電気」27.9%。「分からない」も27.4%
「もし今、東京電力から乗り換えるなら、最も候補に近いのはどれか」を聞きました。
| 順位 | 乗り換え候補 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 東京ガスの電気 | 27.9% |
| 2位 | 分からない | 27.4% |
| 3位 | まだ乗り換えたくない | 15.1% |
| 4位 | 楽天でんき | 7.3% |
| 5位 | CDエナジーダイレクト | 6.1% |
注目したいのは、「分からない」が「東京ガスの電気」と並んでトップにきていること。
約4人に1人が「乗り換えたい気持ちはあっても、どこを選べばいいか決められない」状態にあります。
6. 乗り換え経験者の89.7%が「手続きは簡単だった」
ここからは、実際に東京電力から他社へ乗り換えた経験者146名のデータです。
検討者の51.7%が「手続きが面倒そう」と不安に感じている一方、経験者に同じテーマを聞くと、結果はまったく逆でした。

89.7%が「簡単だった」と回答。「難しかった」はわずか1.4%です。検討者の「面倒そう」というイメージと、経験者の実感には約38%の差が生まれています。
【自由回答より:乗り換える前の自分にアドバイスするとしたら】
「思ったより手続きは簡単で、電気が止まることもないから安心して乗り換えていいと伝えたい」
「意外と簡単に手続きできます」
「手続きは早めにやるべき。一旦寝かすと忘れて余計に時間がかかる」
7. 乗り換え経験者の68.5%が「電気代が安くなった」
「乗り換え後、電気代は安くなったと感じるか」を聞きました。
- かなり安くなった:14.4%
- 少し安くなった:54.1%
- ほとんど変わらない:25.3%
- 少し高くなった:2.1%
68.5%が「安くなった」と実感しています。
削減額は月500〜1,000円程度が中心ですが、年間にすれば6,000〜12,000円。
一度の手続きで毎年自動的に続く節約効果は、決して小さくありません。
8. 経験者の76.7%が「満足」と回答
最後に、乗り換え経験者の満足度を見てみましょう。

76.7%が「満足」と回答しました。「不満」はわずか4.1%です。
「乗り換える前の自分にアドバイスするとしたら何を伝えたいか」という自由回答では、「もっと早く乗り換えればよかった」という声が22%にのぼりました。
【自由回答より】
「早く切り替えてください。かなりお得」
「固定費は早いうちに見直せ!と言いたい。物価高で住宅費も上がっているので、削れるところは早く削ったほうがいい」
「お得なことはまず調べてみること。家計を分析し改善していくのが大切」
一方で、慎重な意見もありました。
「キャンペーン価格にこだわりすぎず、メリット・デメリットをきちんと考慮して比較検討してほしい」
「お得そうな文言だけに釣られず、慎重に内容を確認して選んでほしい」
「早く動けばよかった」と「慎重に比較すべき」、両方の声があります。だからこそ、自分に合った情報を得たうえで判断することが大切です。
エリスグッド編集部の考察
今回の調査から、3つのことが見えてきました。
検討者を縛る「3つの壁」

東京電力エリアの検討者を止めているのは、料金そのものより「心理的な3つの壁」です。
情報の壁
65.2%が「本当に安くなるか分からない」と回答し、86.5%が「料金シミュレーション」を求めています。「自分の場合いくら」が分からないのが本質です。
手続きの壁
51.7%が「面倒そう」と感じる一方、経験者の89.7%は「簡単だった」と回答。検討者と経験者で最大のギャップがある項目です。
安心感の壁
49.4%が「大手で安心」、38.8%が「昔から使っている」と回答。料金より、東京電力というブランドへの信頼が乗り換えを止めています。
「思い込み」と「実態」の差を知ることが第一歩
特に大きいのが、「手続きが面倒そう」と感じる検討者51.7%に対して、経験者の89.7%が「実際は簡単だった」と答えていることです。
経験者の声には「思ったより簡単」「意外と簡単に手続きできた」という言葉が並びます。Webで10分程度の手続きで完了するケースも多く、実態は検討者のイメージとはかけ離れています。
電気代の見直しは、「正しい情報を知って、自分に合うかを判断する」だけで進められるものです。動く前に、思い込みと実態の差を埋めることが、最初の一歩になります。
補助金頼みではない家計対策が必要に
政府の電気・ガス料金支援は2026年3月使用分で一旦終了し、4月以降は補助分がそのまま電気代に上乗せされています。
夏の電力需要増を見据えた支援再開も検討されていますが、補助はあくまで一時的なもの。根本的な家計対策にはなりません。
今回の調査でも、検討者の84.8%が「安くしたい」と思いながら、実際に比較検討したのは6.7%にとどまっていました。
補助金の有無に一喜一憂するのではなく、まずは「自分の使用量だと、どの会社でいくらになるのか」を確認しておくこと。それだけで、家計改善の選択肢は一気に広がります。

本調査の引用・転載について
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- 引用:エリスグッド
- 引用:エリスグッド|【東京電力エリア調査】なぜ8割が「電気代を下げたい」のに動けないのか。検討者と経験者の決定的なギャップ
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会社概要
| 会社名 | 株式会社スタークラフト |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 中倉大吾 |
| 所在地 | 〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-30-17朝日生命南池袋ビル3階 |
| 設立 | 2014年7月2日 |
| 事業内容 | Webメディア運営、SEO事業、Webサイト企画・集客代行 |
| 運営メディア | エリスグッド (https://starcraft-n.co.jp/erisgood/) |
| URL | https://starcraft-n.co.jp/ |
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