関西・大阪の新電力会社のおすすめを10社比較でランキング化!一人暮らしやオール電化向けも紹介

関西・大阪の新電力会社比較!おすすめランキング7選|一人暮らしやオール電化向けも紹介

2016年4月以降、電力小売業の全面自由化により、消費者は自分に最適な電力プランを選ぶことができるようになりました。

特に関西地域では、関西電力を含む地域密着型の新電力会社が多数存在しており、地域の特性やお客様の声に応えたサービスを展開しています。

本記事のまとめ

関西地域在住の方にとっては、地元に密着したサービスや安心感を提供してくれる新電力会社が選択肢の一つとして考えられます。

新電力会社の中には、再生可能エネルギーの活用や環境への配慮を重視したプランを提供しているところもあり、環境に配慮した暮らしを実現したい方にもおすすめです。

本記事では特に関西地方でおすすめの電力会社7社を紹介します。関西電力を含むエリア内の新電力会社を比較しているので、是非ご参考いただければ幸いです。

※本記事記載の金額は、すべて税込表記です。

一般社団法人エネルギー情報センター理事 江田 健二監修者
RAUL株式会社
代表取締役
江田健二さん
一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事等を務めている。2018年度環境省地域再省蓄エネサービスイノベーション委員会委員。2024年度から、厚生労働省中長期キャリア形成支援検討委員会委員を担当。Yahooニュース公式コメンテーター。
主な著書に、『2025年「脱炭素」のリアルチャンス すべての業界を襲う大変化に乗り遅れるな!』、『図解即戦力 電力・ガス業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』、『蓄電所ビジネス』、『むしろ、じっくり話していい。』、『ブロックチェーン×エネルギービジネス―世界の51事例から予見する』、『エネルギーデジタル化の未来』 など。
目次

【比較表あり】関西の電力会社でおすすめはどこ?電気料金の安さが一目で分かる10社ランキング

以下は関西の電力会社の比較表です。関西圏内の中で電気料金で安いのはどこでしょうか?

スクロールできます
年間電気代
1人暮らし
年間電気代
2人暮らし
年間電気代
3人暮らし
年間電気代
4人暮らし
基本料金
※1
電力量料金
(1kWhあたり
の使用料金)
提供エリアセット割オール電化ポイント還元キャンペーン2025年7月の燃料費等調整単価
(関西電力エリア)
オクトパスエナジー
グリーンオクトパス
60,958円
関西電力より
+403円
89,637円
関西電力より
-1,463円
130,180円
関西電力より
-4,103円
148,433円
関西電力より
-5,289円
372.00円
(15kWh使用分含む)
20.21円~全国
(沖縄を除く)
なしありなし3.33円/kWh
Looopでんき
スマートタイムONE
65,494円
関西電力より
+4,941円
93,148円
関西電力より
+2,050円
129,799円
関西電力より
-4,484円
145,878円
関西電力より
-7,844円
472.29円固定従量料金
14.62円

市場連動型従量料金
※2
全国都市ガスなしなしなし
エネワンでんき
エネワンハッピー/エネワンバリュー
60,025円
関西電力より
-528円
90,571円
関西電力より
-528円
133,753円
関西電力より
-528円
150,254円
関西電力より
-3,469円
478.58円
(15kWh使用分含む)
20.21円~全国
(沖縄を除く)
LPガス
都市ガス
ウォーターサーバー
なしPontaポイント新規申込で電気代から最大10,000円を割引(8月31日まで)3.33円/kWh
リボンエナジー
リボングリーン
71,142円
関西電力より
+10,588円
103,670円
関西電力より
+12,571円
146,596円
関西電力より
+12,313円
165,010円
関西電力より
+11,288円
0円固定従量料金
19.8円

市場連動型従量料金
※2
全国
(沖縄を除く)
なしなしなしなし
シン・エナジー
きほんプラン
55,799円
関西電力より
-4,754円
83,929円
関西電力より
-7,168円
124,351円
関西電力より
-9,931円
142,669円
関西電力より
-11,054円
396.81円
(15kWh使用分含む)
19.81円~全国なしあり JALマイレージ0円/kWh
ミツウロコでんき
従量電灯B
61,704円
関西電力より
+1,149円
90,734円
関西電力より
-365円
130,464円
関西電力より
-3,819円
148,121円
関西電力より
-5,601円
515.29円
(15kWh使用分含む)
22.06円~全国
(沖縄を除く)
都市ガス
光回線
なしなし3.33円/kWh
関西電力
従量電灯A
60,553円91,099円134,281円153,721円 522.58円
(15kWh使用分含む)
20.21円~京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県(赤穂市福浦を除く)、奈良県、和歌山県、福井県(三方郡美浜町以西)、三重県(熊野市、南牟婁郡紀宝町、南牟婁郡御浜町)、岐阜県(不破郡関ケ原町の一部)都市ガスありはぴeポイント3.33円/kWh
しろくま電力
しろくまプラン
68,038円
関西電力より
+7,482円
99,188円
関西電力より
+8,089円
140,486円
関西電力より
+6,202円
158,610円
関西電力より
+4,889円
400.00円
(15kWh使用分含む)
22.8円~全国
(沖縄を除く)
なしなしなし1.82円/kWh
Japan電力
くらしプランS
72,837円
関西電力より
+12,284円
103,110円
関西電力より
+12,012円
143,057円
関西電力より
+8,772円
162,717円
関西電力より
+8,994円
0円26円~全国
(沖縄を除く)
なしなしなし0円/kWh
新日本エネルギー
スタンダードプラン
103,339円
関西電力より
+42,783円
153,968円
関西電力より
+62,865円
223,230円
関西電力より
+88,947円
254,013円
関西電力より
+100,291円
433.41円
(15kWh使用分含む)
20.31円~全国
(沖縄を除く)
なしありなし引越し先でも継続利用すると現金10,000円キャッシュバック 21.60円/kWh

※2025年7月11日更新。
※1 30A相当。JAPAN電力は、実質的な基本料金として容量拠出金反映基礎額と毎月変動する反映調整額を足した平均額を表示しています。
※2 市場連動型プランのため、従量料金の一部は30分ごとに変動します。

※3 関西電力エリアで各社同条件で電気料金シミュレーションを行った場合。くわしい比較条件はこちらをクリック。
  • 契約アンペアは1~3人暮らしが「30A」、4人暮らしが「40A」で試算しています。
  • 各社、2025年7月時点で関西電力エリアの料金プランで試算しています。
  • 各社、7月のシミュレーション料金は更新日時点で公表されている最新の燃料費調整等単価(独自燃調)やエリアプライス価格で試算されています。
  • 各社、年間のシミュレーション料金は2024年8月~2025年7月の燃料費調整等単価(独自燃調)や固定単価+2024年8月~2025年7月の月平均のエリアプライス価格(関西)で試算しています。
  • 消費税を含みます。
  • 政府が実施する割引、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は含みません
  • 世帯別料金シミュレーションで用いた7月の電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
世帯人数シミュレーションに用いた7月電気使用量
1人暮らし(集合住宅)221kWh
2人暮らし(集合住宅)321kWh
3人暮らし(戸建)452kWh
4人暮らし(戸建)509kWh
※参考:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査 p.12
※上記の資料から「年間電気使用量(平均)」を引用し、東京電力が提供する月別最大電力の比率を用いて12か月分に振り分けて試算しています。
  • 世帯別料金シミュレーションで用いた年間電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
世帯人数シミュレーションに用いた年間電気使用量
1人暮らし(集合住宅)2,232kWh
2人暮らし(集合住宅)3,264kWh
3人暮らし(戸建)4,632kWh
4人暮らし(戸建)5,232kWh
※参考:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査 p.12
※上記の資料から「年間電気使用量(平均)」を引用し、東京電力が提供する月別最大電力の比率を用いて12か月分に振り分けて試算しています。

1位 オクトパスエナジー

オクトパスエナジーの4つの特徴と評価
会社名オクトパスエナジー
対応エリア全国(沖縄、離島を除く)
料金【グリーンオクトパス】
基本料金:372円
※30日試算
電力量料金:20.21円~
公式サイトhttps://octopusenergy.co.jp/

オクトパスエナジーは、英国で契約件数No.1の電力会社です。英国のガス・電気市場局(Ofgem)の調査「Retail Market Indicators」によると2023年、2024年ともに供給量トップとなっています。

OfgemのRetail Market Indicators調査におけるオクトパスエナジーの電力供給率は2023、2024通して1位
出典:Ofgem調査「Retail Market Indicators」

日本では「東京ガス」と提携し、サービスを展開しています。そのため、大元は海外の会社ですが、日本でも安心して利用できる新電力会社の一つです。

最大の特徴は、一番契約されるプランが実質再エネ100%であること。通常、実質再エネ100%のプランは実現に費用がかかるため、どうしても電気料金が高くなりがちですが、他社と比べてもトップクラスに安いです。

オクトパスエナジーは、お得かつ環境問題に貢献できる電力会社といえます。

ちなみに解約金は無料です。関西エリアで数少ないお得な電力会社ですので、一度申し込んでみてはいかがでしょうか。

\ 世界的に大人気!安くて環境に優しいエネルギー /

公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

2位 Looopでんき

Looopでんきの4つの特徴と評価
会社名Looopでんき
対応エリア全国(離島を除く)
料金【スマートタイムONE】
基本料金:472.29円
電力量料金:固定従量料金14.62円~+変動従量料金
公式サイトhttps://looop-denki.com/home/
※1 市場連動型プランのため、変動従量料金部分は30分ごとに変動します。

Looopでんきは、自然エネルギー発電の開発から販売を行っている株式会社Looopが運営しています。

この会社が提供する電力サービスの最大の特徴は、電気の料金単価が30分ごとに変動する点です。このシステムなら、電力量料金の単価が安い時間帯に家電を使用するだけで、電気代を抑えることができます。

また、Looopでんきでは、「でんき予報」というアプリやサイトが展開されています。これは電気の料金がオトクな時間帯をグラフで示すことで、どの時間帯を意識して電気を使えばいいのかがカンタンにわかります。でんき予報により電力を利用する時間帯を変えるなど、ゲーム感覚で節約を楽しめます。

まずは、現在契約している電力会社からLooopでんきに乗り換えると、どのくらい電気代が安くなるのか、料金シミュレーションを行ってみることをおすすめします。

Looopでんきの取り組みは、環境への貢献だけでなく、消費者にとってもメリットが大きいものといえます。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

3位 エネワンでんき

エネワンでんきの4つの特徴と評価
会社名エネワンでんき
対応エリア全国(離島を除く)
料金最低料金(プラン共通)
478.58円
【エネワンハッピー】
電力量料金:20.21~28.59円
【エネワンバリュー】
電力量料金:23.62~26.79円
【エネワンダブル】
電力量料金:25.19~25.86円
公式サイトhttps://eneonedenki.net/

エネワンでんきは、株式会社エネワンでんきが提供する電力サービス。運営会社は、ガスワンでおなじみの株式会社サイサンの子会社です。

親会社に長年のインフラ運営実績があり、安心して利用できることが特徴です。

電気料金自体も関西電力より安いのですが、燃料費等調整額(独自燃調)も2025年2月は3.71円と大手に並ぶ安さです。

さらに、ガスやウォーターサーバーとのセット割やPontaポイントの還元が0.5%あるなど、どんな方でもお得に使っていただける豊富な割引もあります。特に関西電力エリアでは安い電力会社の一つです。

デメリットがあるとするなら、1年未満での解約で3,300円の解約事務手数料が発生するところ。関東(東京電力エリア)では最安級とまでは言えないため、1年以内に別エリアに引越しがある方はおすすめできません。

エネワンでんきでは、新規申込で最大10,000円割引のキャンペーンを行っています。2025年8月31日までの限定キャンペーンなので、この機会に乗り換えるとお得ですよ。

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公式サイト:https://eneonedenki.net/

4位 リボンエナジー

リボンエナジーの公式サイト画面
会社名リボンエナジー
対応エリア全国(沖縄、離島を除く)
料金【リボングリーン】(関西エリア)
基本料金:0円
電力量料金:固定従量料金 19.80円+30分ごとに変動(1日の中で時間帯によって単価が変動)
公式サイトhttps://ribbonenergy.jp/

リボンエナジーはLooopでんきと同じく、30分ごとに電気料金が変化する市場連動型のプランを提供する電力会社です。

一番の特徴は、最大3.85円/kWh割引ができる7つの割引メニューです。これは他社と違い、別途ガスやウォーターサーバーなどのサービスを契約せずとも適用可能となっています。

リボンエナジーの7つの割引メニューは以下の通りです。

リボンエナジーの7つの割引
  • ファミリー割引
  • マイホーム割引
  • ペット割引
  • オール電化割引
  • 太陽光割引
  • 蓄電池割引
  • EV割引

例えば、ファミリー割引は世帯人数1~5人まで1人あたり0.11円/kWhの割引が適用されます。他にも、持ち家というだけで割引、ペットを飼っていると割引など、誰でも必ず1つは割引の適用ができる仕組みになっています。

元々の料金プランが市場連動型なので、電気の価格が下がる平日の昼間などに電気を使うことができれば、より一層お得に使っていただけるでしょう。

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公式サイト:https://ribbonenergy.jp/

5位 シン・エナジー

シン・エナジーの4つの特徴と評価
会社名シン・エナジー
対応エリア全国(離島を除く)
料金【きほんプラン】
基本料金:796.06円
電気料金:19.81円~
公式サイトhttps://www.symenergy.net/

シン・エナジーはシミュレーション上、関西電力エリアでどの世帯人数でも安い電力会社です。特に1~2人暮らしでは関西電力と比べると大幅に安いです。

さらに2か月以上利用するとその利用データから、その時一番合うプランを選んでくれるぴったりプラン診断サービスが無料で使えます。
今回は「きほんプラン」で試算していますが、人によっては「昼生活フィットプラン」や「夜生活フィットプラン」でより安くなる可能性があります。

デメリットがあるとすれば、オール電化専用プランはありません。オール電化専用プランを探している方は、オクトパスエナジーの「オール電化オクトパス」の方がおすすめです。

\ 電気をいつも通り使ってもとにかく安い /

公式サイト:https://www.symenergy.net/

6位 ミツウロコでんき

ミツウロコでんきのトップ画面
会社名ミツウロコでんき
対応エリア全国(沖縄、離島を除く)
料金【従量電灯A】
基本料金:515.29円
電力量料金:22.06円~25.61円
【シングル応援プラン】
基本料金:522.58円
電力量料金:20.21円~27.82円
【従量電灯B】※契約容量6kVA以上
基本料金:447.21円
電力量料金:17.62~21.34円
公式サイトhttps://mitsuurokogreenenergy.jp/lp/family/

ミツウロコでんきは国内最大級の的山大島風力発電所をはじめ、再生可能エネルギーを利用した発電所をいくつも持っています。
新電力会社の中では自社で発電した電力の割合が大きく、それが安く電気を提供できる理由の一つでしょう。

また、ちびまる子ちゃんのCMをご覧になったことがある方もいるのではないでしょうか。

出典:【公式】ちびまる子ちゃんねる

長年、国民的キャラクターを起用したCMを放映できているのは、企業体力があることの証明でもあります。経営悪化による倒産等は心配する必要がなさそうです。

まとめると、ミツウロコでんきは電力会社としての実力もさることながら、今もなお安定した経営基盤を持つ新電力会社です。特にはじめて電力会社を変える方にとっては、安心して利用できるのでおすすめです。

\ 関西エリアで安心&お得でおすすめ /

公式サイト:https://mitsuurokogreenenergy.jp/lp/family/

7位 関西電力

関西電力(kepco)のトップ画面
会社名関西電力
対応エリア京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県(赤穂市福浦を除く)、奈良県、和歌山県、福井県(三方郡美浜町以西)、三重県(熊野市、南牟婁郡紀宝町、南牟婁郡御浜町)、岐阜県(不破郡関ケ原町の一部)
料金【従量電灯A】
基本料金:522.58円
電力量料金:20.21円~28.59円
【従量電灯B】※契約容量6kVA以上
基本料金:447.21円
電力量料金:17.81~23.52円
【eおとくプラン】
基本料金:1,302.40~
電力量料金:15.31~28.41円
公式サイトhttps://kepco.jp/

新電力の登場により、関西電力の従来の料金設定が高く感じる人が増えています。自由化前は関西電力の選択肢は限られており、料金プランも単一であるイメージがありました。

しかし、実際にはお得なセットメニューやサービスが豊富に用意されています。例えば、電気使用量が多い家庭向けの「eおとくプラン」動画配信サービスU-NEXTとの組み合わせができる「withU-NEXTでんき」など多彩なメニューがあります。

さらに、時間帯によって料金が変動するプランやガスとのセット割引、ポイント還元制度なども充実しています。

自分のライフスタイルや利用状況に合わせて最適なプランを選択できるため、関西電力の料金設定は実は柔軟でお得なものと言えます。

関西電力の公式ホームページで詳細を確認し、おトクに電力を利用しましょう。

\ 大手電力会社で安心 /

公式サイト:https://www.kepco.co.jp/

8位 しろくま電力(ぱわー)

しろくま電力(ぱわー)のトップ画面
会社名しろくま電力
対応エリア全国(沖縄、離島を除く)
料金【従️量電灯A】(関西エリア)
基本料金:400円
電力量料金:22.80円
【従量電灯B/従量電灯実量制】(関西エリア)
基本料金:400円
電力量料金:22.80円
公式サイトhttps://af.shirokumapower.com/

しろくま電力(ぱわー)は、株式会社afterFITが提供する全国展開の新電力サービスです。沖縄や離島を除く全国で利用可能です。

しろくま電力の特徴は、工事や立会が不要で、わずか5分で公式WEBサイトで安価な電力に切り替えることができる点です。

また、電源調達調整費を電気の市場価格が安い時期にあらかじめ預かり、高騰時には半額ずつ還付する独自のシステムがあるため、急に電気代が高くなりづらいメリットもある電力会社です。

ただし、電源調達調整費は2025年2月の関西電力エリアでは7.18円比較的価格が高めです。その点に注意した上で、検討するとよいでしょう。

\ 急に電気代が高くならない安心の新電力 /

公式サイト:https://af.shirokumapower.com/

9位 Japan電力

Japan(ジャパン)電力の公式サイト
出典:Japan電力
会社名Japan電力
対応エリア全国(沖縄、離島を除く)
料金【くらしプランS】(関西エリア)
基本料金:0円
電力量料金:26.00~27.00円
公式サイトhttps://www.japaden.jp/

Japan電力は、電気使用量が多いほどお得になり、新電力の中でもトップクラスに安い電力会社です。

電気代が高く感じる方にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。初期費用&基本料金0円なので、気軽に乗り換えができる電力会社の一つでしょう。

沖縄を除く全国展開をしながらも、シンプルな料金体系も特徴です。エリアが変わっても価格以外変わらないので、頻繫に引越しをされる方も「今、どんなプラン内容なんだっけ?」と混乱せずに済みます。

一方で、デメリットは供給開始日から1年未満で解約をすると3,000円(不課税)の解約金がかかること。

もちろん、引っ越しの場合は継続利用の申し出をすれば、解約金はかかりませんのでご安心ください。

\ 全国対応!シンプルで分かりやすくて安い /

公式サイト:https://www.japaden.jp/lp10/

10位 新日本エネルギー

新日本エネルギーの公式サイト
会社名新日本エネルギー
対応エリア全国(沖縄、離島を除く)
料金【スタンダードプラン電灯A】(関西エリア)
最低料金:433.41円
電力量料金:20.31~27.83円
公式サイトhttps://nj-e.jp/

新日本エネルギーは、株式会社NEXT ONEが運営している電力サービスです。関西エリアでは4つのプランがありますが、「スタンダードプラン電灯A」以外の新規申し込みは現在中止しています。

このプランの料金は、最低料金が1契約あたり433.41円(15kWhまで)で、15kWh超過分の電力量料金は1kWhあたり20.31~27.83円です。

電気代の支払い方法は「口座振替」「クレジットカード払い」「コンビニ(請求書)払い」の3種類から選べます。

新電力会社によって異なりますが、コンビニ払いの対応をしている電力会社は多くありません。本ランキングの中でもミツウロコでんき、関西電力、大阪ガスの電気だけがコンビニ払いに対応しています。

上記3社以外の選択肢で、「毎月の電気料金をコンビニで支払いたい」という人にとってはおすすめ電力会社といえるでしょう。

\ コンビニ払いも可 /

公式サイト:https://nj-e.jp/

大阪の新電力会社で一番おすすめなのはオクトパスエナジー、安いのはシン・エナジー

関西エリア向けの今回のランキングでは、オクトパスエナジーが一番おすすめです。

関西電力から乗り換えた場合、年間約3,500円の割引と今回ご紹介した電力会社の中では大きい割引額であること、最も安い標準プランにもかかわらず再エネ実質100%エネルギーを使えることが理由です。

※オクトパスエナジーの割引額試算条件

・以下の引用元から、関西近畿地方の一般家庭の年間電力消費量(平均4,044kWh)を元にシミュレーションを行い、比較しています。
引用元:環境省「令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」

・比較したプランは【従量電灯A】です。

オクトパスエナジーの主なプラン
グリーンオクトパス
最低料金(最初の15kWhまで)1契約:372円
15kWhをこえ120kWhまで20.21円/kWh
120kWhをこえ350kWhまで23.81円/kWh
350kWhをこえる分26.61円/kWh

また、初期費用や解約手数料は無料です。万が一不満があったら、元の会社にすぐに戻すことができます。

オクトパスエナジーの特徴である環境貢献度の高さやお得さが、関西エリアでおすすめできる理由です。

\ 世界的に大人気!安くて環境に優しいエネルギー /

公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

江田健二さん

【監修者のコメント】
関西エリアにおける電力会社選びでは、環境配慮や料金バランスの観点から、オクトパスエナジーのような再エネ実質100%かつ料金水準が抑えられたプランが有力な選択肢の一つとなります。初期費用や解約金が不要な点も利便性を高めています。

また、料金シミュレーションの安さのみを考えると、2025年7月現在はシン・エナジーが一番安かったです。

シン・エナジーは「きほんプラン」以外にも、「【昼】生活フィットプラン」と「【夜】生活フィットプラン」の2つのプランがあります。

利用データがある程度たまってくると、家庭に合ったピッタリのプランを自動で診断できるサービスも使えるので、人によってはさらにお得になるかもしれません。

\ 電気をいつも通り使ってもとにかく安い /

公式サイト:https://www.symenergy.net/

江田健二さん

【監修者のコメント】
一方、シン・エナジーのように時間帯別料金を採用しているプランは、生活スタイルによってはよりコストを抑えられる可能性があります。いずれを選ぶ場合も、契約条件や燃料費調整額、キャンペーン内容などを事前に確認し、ご自身の生活に最も適したプランを選ぶことが大切です。

関西・大阪でオール電化向けの電力会社は「Looopでんき」

Looopでんき基本料金が安く、市場の電力調達金額に応じて電気料金が変動するプランを提供している電力会社です。

Looopでんきの料金体系だと電気の使用量が大きければ大きいほど安く使えますので非常にお得です。そのため、オール電化向けはランキング1位のミツウロコでんきではなく、Looopでんきを選びました。

また、Looopでんきは、30分ごとに電気料金が変化するため、電力単価が安い時間帯に家電を使用するなどの工夫をすることで、よりお得に電気を利用できます。

アプリでリアルタイムに確認できるため、節電をゲーム感覚で楽しめるといった声も。

ただし、電気の需要が高い夏と冬には電気料金が上昇しやすいところはデメリットといえます。

デメリットを踏まえた上でLooopでんきが気になる方は、まずは試してみることをおすすめします。解約金不要なので、気軽にお試しいただけますよ。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

関西・大阪で一人暮らし向けの電力会社は「オクトパスエナジー」と「Looopでんき」

関西・大阪エリアで一人暮らしの方におすすめの電力会社は、本ランキング1位のオクトパスエナジーと3位のLooopでんきです。

オクトパスエナジーはそもそも、関西電力と比較して割引額が最も大きい電力会社でした。しかも、基本料金自体が安いので電気使用量が少ない一人暮らしにもおすすめです。

特に120kWhまでの電気使用量でかなり安くなるので、仕事や学校などで在宅時間が短い一人暮らしの方におすすめの電力会社です。

\ 世界的に大人気!安くて環境に優しいエネルギー /

公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

また、Looopでんきも関西エリアで一人暮らしの方に最適な電力会社といえます。

一人暮らしなら電気の利用時間の調整がしやすく、Looopでんきの特徴である「30分ごとに料金が変動する独自のシステム」をお得に使っていただけるからです。

なお、料金体系は市場に連動しているため、逆に電気代が高くなってしまうリスクもありますが、それでも大手電力会社や他社新電力会社よりも大幅に電気代が安くなっています。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

ちなみに、どちらの会社も解約金はありません。まずは、実際に乗り換えてみると安さが実感できるかと思います。

実際に電力会社を乗り換える時の手順は4つ

ここでは、実際に電力会社を乗り換える時の手順について解説していきます。

電力会社を乗り換える時の手順は4つ
  • 電気料金の利用明細や検針票を準備する
  • 公式サイトから申し込む
  • 受付完了メールが届く
  • 利用開始

今回は本記事でもおすすめしている、ミツウロコでんきを例として乗り換える手順を紹介していきます。

STEP
電気料金の利用明細や検針票を準備する

申し込み前に、電気料金の利用明細や検針票を手元に用意しておきましょう。

ミツウロコでんき以外でも、他社に切り替える時に必要な情報となります。

電力会社の乗り換えに必要な情報
  • 電力会社のご契約名義
  • お客さま番号/契約番号
  • 供給地点特定番号

また、最後に料金のシミュレーションをして、乗り換え後の支払いをイメージするためにも必要になります。

STEP
公式サイトから申し込む

では、さっそくミツウロコでんきの公式サイトにアクセスしてみましょう。

少しスクロールすると「新規切り替え申し込み」というボタンが出てきます。
このボタンを押して、次に進みます。

ミツウロコでんきの申し込み手順1

すると、「ミツウロコでんき申し込みフォーム」というページに切り替わります。

STEP1で用意した明細を見ながら、必要な情報を入力もしくは以下の画像のように検針票をアップロードして申し込みましょう。

ミツウロコでんきの申し込み手順2

つづけてスクロールすると支払い方法を選択する項目がでてきます。WEB申し込みの段階では、支払情報は必要ありませんので、希望するものを選んでスクロールしてください。

なお、支払い設定の手続きはここまでにすでに入力したメールアドレスへ届くURLから行います。

このアドレスは、ミツウロコでんきの明細等を確認するサイトでもログインIDとして使うので、よく利用しているメールアドレスで登録することをおすすめします。

入力をすべて終えると、最後に以下の内容の同意を求められます。

ミツウロコでんきの同意欄の内容
  • 個人情報保護方針
  • 供給約款
  • 重要事項説明
  • 電気料金の回収業務を
    三井住友カード株式会社へ債権譲渡すること

特に大事なのが重要事項説明です。

料金の支払い方法の詳細や、解約についてなど、利用開始後に必要になるかもしれない約束事が書かれています。必ず読んでから、同意欄にチェックを入れましょう。

ミツウロコでんきの申し込み手順3

一番下の「入力内容の確認」を押したら、一旦公式サイト上での申し込みは完了です。

この後、「ミツウロコでんき申し込みフォーム」で入力したメールアドレスにメールが届きます。

STEP
支払い方法設定後、受付完了メールが届く

受付が完了すると、入力したメールアドレス宛に支払い方法を設定するためのメールが送信されます。

迷惑メールボックスにも届いておらず、さらに数日経っても届かない場合は、以下の窓口に問い合わせてみましょう。

ミツウロコでんきについて問い合わせる窓口
  • ミツウロコでんき コンタクトセンター(電話窓口) 0120-326-230
    受付時間(日祝日を除く)9:00~17:00
    ※受付期間外も緊急通電のみ取扱い

支払い方法を設定出来たら、「受付完了メール」が届きます。受付完了メールが届いた時点で、契約完了です。

途中、ミツウロコでんきのマイページにログインする必要があるため、忘れないようにしましょう。こちらのログインが確認できないと、契約完了にはならず電力会社が切り替わりません。

なお、ユーザーIDはSTEP2「公式サイトから申し込む」で入力したメールアドレスです。

ここまで、問題なく進んでいれば、ミツウロコでんきよりお知らせのあった「供給開始日」に電力会社が切り替わります。

STEP
利用開始

供給開始日から、電気の供給が開始します。

また、引っ越しのタイミングで新しい電力会社に切り替えた場合は、元の電力会社に解約を申し出る必要があります。忘れないようにしておきましょう。

なお、同じ住所で切り替えた場合は、利用開始と同時に元の電力会社の契約が解約されるため、申し出る必要はありません。

「実際に電力会社を乗り換える時の手順は4つ」とお伝えしましたが、申し込み作業自体は5分から長くても10分程度で済みます。

今回、ご紹介したミツウロコでんきは解約金なしで利用できる電力会社です。ぜひ、気になった方は一度申し込みしてみてください。

\ 関西エリアで安心&お得でおすすめ /

公式サイト:https://mitsuurokogreenenergy.jp/lp/family/

電気料金を比較する時によくある質問

ここでは電気料金を比較する時によくある質問について解説していきます。

電力会社はどこでもいいの?乗り換え前に知っておいた方がいいことって何?

電力会社はどこでもいいわけではありません。特に乗り換え前に知っておきたいことが2つあります。

電力会社乗り換え前に
知っておきたいこと2つ
  • 電気以外にもまとめて契約することで安くなる割引がある
  • 必ず乗り換え前に料金シミュレーションを行う

1つ目は、「まとめて契約することで安くなる割引」についてです。新電力会社は、元々電力の小売り以外にもメインとなる事業を持っていることが多く、メイン事業を活かした独自の割引があることも。

例えば、本記事でご紹介した「大阪ガスの電気」は大阪ガスと一緒に契約することで、ガス代が3%割引されます。※原料費調整額を除く

また、割引だけでなく、ガスや電気の明細を同じサイトなどで確認できるので、普段から管理しやすいのもメリットといえるでしょう。一方で、まとめようとしても適用外だったり、まとめても実際には安くならないパターンも存在します。

大阪ガスを再度例に挙げると、ガスセット割は「プロパンガス」は適用外です。加えて、電気に限らず、インフラサービスは地域によって安い会社が違うことも多々あります。つまり、個々に一番安い会社を契約した方が安い場合もあるのです。

そのため、2つ目の「必ず乗り換え前に料金シミュレーションを行う」ことも事前にしておきましょう。ちなみに、各電力会社は公式サイトで料金シミュレーションをできるようにしています。

本記事のような比較記事などで気になる会社を絞り込み、それからシミュレーションをしてみるとスムーズに比較できますよ。

関西お得電力って何?

関西お得電力は、株式会社Qvouが運営する電力サービスであり、電気の自由化を踏まえて、消費者にお得な料金プランを提供しています。

最短5分で切り替え手続きが可能な迅速さは魅力的です。切り替え工事はもちろん、現在の電力会社への変更や電気機器の交換も原則不要です。※スマートメーターを設置する場合には工事が必要になります。

関西お得電力の安さの理由は、小規模運営や太陽光発電事業との相互効果にあります。

従来の大手電力会社と比較すると、新電力会社は特定の顧客層に焦点を絞り、効率的に小規模の設備で事業を展開できます。

関西お得電力も例にもれず、管理コストや人件費の削減に努めていて、電気料金を安く提供しています。

また、関西お得電力を展開する会社であるQvouは、広く太陽光発電の事業展開をしている企業です。

電力を仕入れるだけでなく、自家発電も行い、コストを抑えた電力供給を実現してるというわけです。

関西電力って安いの?

ここでは関西電力とLooopでんきを比較してみました。

スクロールできます
Looopでんき関西電力(eおとくプラン)差額月平均電気使用量
一人暮らし¥4,787¥5,225438円
→Looopでんきの方が安い
238kWh
ファミリー世帯¥9,496¥13,2873,790円
→Looopでんきの方が安い
521kWh

Looopでんきは、電力量料金が電源料金と固定従量料金で構成され、電源料金はJEPXの市場価格に連動し、30分ごとに変動します。

一方、関西電力の「なっトクでんき」は、関電ガスの「なっトクプラン」契約者向けの電気料金プランで、最低料金が設定され、電力量料金は3段階に分かれています。

気になる方は電気料金以外の支払いはないので、ぜひ一度、Looopでんき公式サイトのシミュレーションで確認してみることをおすすめします。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

まとめ

本記事では関西や大阪の新電力会社を比較して、会社の特長やどこが安いのかなどについて解説してきました。

本記事のまとめ

電気料金が急上昇している中で、電気の使い方を変えただけでは電気代を抑えるのは難しいのが現状です。

関西電力エリアは安い電力会社の選択肢が多いので、ぜひ定期的に見直すことをおすすめします。

おすすめランキングや比較表を通じて、理想の電力会社を見つける一助となれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

光熱費が4万円を超えた実体験(子ども&ペットあり)から、電気ガス選びにハマったエリスグッド編集部のライター。現在はオクトパスエナジーを契約中。
各家庭に合うプランを提案するため、全国452プランを対象にした電気料金比較ツールを独自に開発し、全プランの約款に目を通した上で執筆を行う。小売電気アドバイザー(登録 第2506196号)として、リスクを踏まえた情報提供を心がけている。
ちなみに好きなポケモンはコイルとビリリダマ。

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