オール電化向け電力会社のおすすめランキング最新版|今安い新電力8社を徹底比較

オール電化でおすすめの電力会社 最新版 今安い新電力徹底比較

この記事ではオール電化向けの電力会社8社を徹底比較します。

本記事のまとめ
  • オール電化向け総合ランキング1位はオクトパスエナジー、2位はLooopでんき、3位はJapan電力
  • エコキュートの方が電気温水器よりも電気代が安い
  • 電力会社を切り替えても必ず電気代が安くなるとは限らない
  • オール電化の電気代を安くするには「電気を使う時間帯を意識する」こと
  • オール電化+蓄電池なら市場連動型のLooopでんきが一番おすすめ

2025年4月1日から、東京電力のオール電化向けプラン「電化上手」の割引を終了します。特に関東・東京にお住まいのオール電化の方はこのプランを使っている方も多いのではないでしょうか。

参考:東京電力エナジーパートナー

2016年4月の電力自由化開始頃は少なかったオール電化向けのプラン。現在はさまざまな電力会社を選べるようになっています。

電気にかかわる設備や住んでいるエリアによっても、お得な電力会社は違います。電力会社を初めて乗り換える方にもわかるようにご紹介しますので、最後まで読んでみてくださいね。

※本記事記載の金額は、すべて税込表記です。

目次

【2024年1月最新】オール電化向け電力会社のおすすめ8社料金比較&ランキング早見表

スクロールできます
電力会社基本料金電気使用量(kWh)1年間の電気代
(4人暮らし想定)
提供エリア
オクトパスエナジー【オール電化オクトパス】
1日あたり10.25円/日
平日・休日
午前6時~翌午前1時
24円
午前1時〜午前6時
17.48円
210,236円全国(沖縄・離島を除く)
Looopでんき【スマートタイムONE(電灯)】
0円
固定従量料金14.87円~+変動従量料金200,917円全国(離島を除く)
idemitsuでんき【オール電化プラン】
10A毎:300.75円
平日・休日
午前6時~翌午前1時
35.76円
午前1時~午前6時
27.86円
236,736円全国(沖縄・離島を除く)
Japan電力【くらしプランS(東京電力)】
0円
1kWhあたり26.00円~223,776円全国(沖縄・離島を除く)
CDエナジーダイレクト【スマートでんきB】
10A毎:295.24円
平日・休日
午前6時~翌午前1時
35.96円
午前1時~午前6時
28.06円
237,849円東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県山梨県、静岡県の富士川以東
HTBエナジー【ぜんぶでんき】
1kW 458.33円
平日・休日
午前6時〜翌午前1時
25.28円
午前1時〜午前6時
17.78円
250,101円全国(沖縄・離島を除く)
イデックスでんき【ミッドナイトプラン】
契約電力が10kW以下の場合
1,869.91円
※1契約あたり

契約電力が10kWを超える場合15kWまで4,710.62円(1契約あたり)15kW超過分568.14円(1kWあたり)
平日
午前8時~午後22時
24.68~27.57円

休日(土、日、祝)
午前8時~午後22時
18.55~21.95円

平日・休日
午後22時~翌午前8時
14.48円
264,013円福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
東京電力【夜トクプラン(夜トク8)】
1kW255.69円
午前7時〜午後11時
42.60円
午後11時〜翌午前7時
31.64円
287,527円東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県(富士川以東)

※弊社独自の料金シミュレーションを用いています。
※市場連動型プランのため、変動従量料金部分は30分ごとに変動します。

※算出モデルは以下の通りです。
  • 各社、比較表に記載の料金プランをもとに以下の条件で試算しています。
  • イデックスでんきは九州電力エリア、それ以外の電力会社は東京電力エリアで試算しています。
  • 市場連動型の利用料金は各社の最新の固定単価+2024年1月~2024年12月の月平均のエリアプライス価格(東京)で試算しています。
  • 2024年1月~2024年12月の燃料費調整等単価(独自燃調)、消費税を含みます。
  • 午前1~6時にエコキュートなどの給湯器が稼働することを想定し、冬季(12~2月)・それ以外の消費電力も試算に含みます。詳細は以下の表の通りです。
  • 料金シミュレーションで用いた契約電流(A・kW)、年間電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
スクロールできます
想定世帯人数契約電流シミュレーションに用いた年間電気使用量【冬季】午前1~6時の月間使用電力量【それ以外】午前1~6時の月間使用電力量
4人暮らし60A・4kW7,272kWh232.577.5
※参考1:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査 p.12
※参考2:関西電力
※上記の参考1から「平均電気使用量」を引用し、東京電力が提供する月別最大電力の比率を用いて12か月分に振り分け、参考2より「オール電化世帯人数別の電気代平均額」の割合を試算、参考1を用いた月ごとのモデルケースに適用しています。
※参考3:エコキュート|三菱SRT-N376-BS2の仕様書
※参考4:エコキュート|パナソニックHE-NSU37LQSの仕様書

この表を参考にして、乗り換えにおすすめの新電力会社5社を選びました。

オール電化向けおすすめ新電力会社5社

Japan電力、Looopでんき以外は、オール電化向けのプランが用意されています。

Looopでんきは、市場連動型プランとなっています。専用プランはありませんが、電気料金の安い時間帯に電気を使うことで電気代が抑えられ、オール電化との相性が良いため、選びました。

エコキュート利用者は電力会社をどう選ぶ?オール電化向けプランは「深夜」がポイント

オール電化住宅で電気代を安くしたいと検討している人は、以下のポイントが重要です。

オール電化住宅で
電気代を安くするポイント
  • エコキュートを活用する
  • 深夜に安くなる電力会社や料金プランを選ぶ

それぞれについて見ていきましょう。

エコキュートと電気温水器を比較!平均どのくらい電気代がかかる?

エコキュートと電気温水器を比較すると、エコキュートの方が電気代が安くなります。

地域別でエコキュートと電気温水器の電気代を比較すると、以下の通りです。

電力会社(エリア)エコキュート(年間電気代)電気温水器(年間電気代)
北海道電力約54,000円約184,800円
東北電力約48,000円約189,600円
北陸電力約42,000円約166,800円
東京電力約37,200円約158,400円
中部電力約25,200円約100,800円
関西電力約20,400円約87,600円
中国電力約43,200円約176,400円
四国電力約44,400円約193,200円
九州電力約20,400円約84,000円
沖縄電力約27,600円約62,400円
参考元:Panasonic(2024年9月調べ)

上記の表を見てわかる通り、エコキュートの方が約2~4倍、電気代が安いです。毎月の電気代を抑えたい人はエコキュートを選びましょう。

設置費用はエコキュートの方が高いです。ただし、エコキュートは国からの補助金が出ますので、活用するとお得になります。

オール電化で光熱費を安くするなら必ず電気料金の見直しを!

オール電化で光熱費を安くしたい人は、電気料金を見直すことが大切です。現在の料金プランをそのまま継続してしまうと、電気代が割高になってしまう可能性があります。

オール電化は、深夜に電気を使い電気代を安く抑えることが特徴です。例えばエコキュートなら、深夜に沸かした水を日中に使うことで、電気代を抑えます。

そのため、深夜の電気料金がお得になる料金プランを提供している電力会社に切り替える必要があります。

ただし、すべての電力会社が「オール電化向けの料金プラン」を提供しているわけではありません。

沖縄エリアでは、オール電化向けの料金プランを提供している新電力会社が見当たりません。このように自分の住んでいるエリアに合った電力会社を探すことが大切です。

住んでるエリア別!オール電化向け新電力会社と料金プランのおすすめを厳選して紹介

住んでいるエリアによって、おすすめのオール電化向け新電力会社が異なります。

エリア別!おすすめの電力会社一覧
  • 【東北エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「Japan電力
  • 【北陸エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「Looopでんき
  • 【関東エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「CDエナジーダイレクト
  • 【中部エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「Japan電力
  • 【関西・中国四国エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「オクトパスエナジー
  • 【九州エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「イデックスでんき

自分の住んでいるエリアに該当する新電力会社を見ていきましょう。

【東北エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「Japan電力」

Japan(ジャパン)電力の公式サイト
出典:Japan電力
公式サイトhttps://www.japaden.jp/
料金プラン【くらしプランS】(関東エリア)
基本料金:0円
電気料金:
2段階料金
1〜400kWh 27.00円/kWh
401kWh〜 26.00円/kWh
料金シミュレーション結果112,752円
提供エリア全国(沖縄・離島を除く)
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は、【2024年9月最新】オール電化向け電力会社のおすすめ8社料金比較&ランキング早見表もあわせてご覧ください。

Japan電力は、基本料金が0円で使った分が電気代になるシンプルなプランです。電気使用量が多いほどお得になるプランですので、電気使用量の多いオール電化と相性の良いプランとなっています。

新電力会社の中でもトップクラスに電気代が安く、全国(沖縄・離島を除く)に対応しています。初期費用はかかりませんが、1年未満に解約すると解約金3,000円(不課税)が発生しますので、注意しましょう。

\ 全国対応!シンプルで分かりやすくて安い /

公式サイト:https://www.japaden.jp/lp10/

【北陸エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「Looopでんき」

Looop(ループ)でんきの公式サイト
出典:Looopでんき
公式サイトhttps://looop-denki.com/home/
料金プラン【スマートタイムONE】
基本料金:0円
電気料金:市場連動型(30分ごとに変動)
料金シミュレーション結果135,652円
提供エリア全国(離島を除く)

Looopでんきは、人気と実績を兼ね備えている新電力会社です。「独立系新電力会社の中で電気供給実績No.1」を達成しており、35万件以上の契約実績があります。

参考元:資源エネルギー庁

Looopでんきは基本料金0円で、市場連動型プランを採用しています。30分ごとに電気料金が変動するプランなので、オール電化と相性の良いプランです。

その理由は、深夜に電気料金が安いから。エコキュートなどを深夜に動かし、電気代を抑えることが可能です。

午後13時ごろから午後19時ごろまでは、電気料金が高くなる傾向がありますので、その時間帯を避けて電気を使うだけで無理なく節約できるでしょう。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

【関東エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「CDエナジーダイレクト」

CDエナジーダイレクトのトップ画面
出典:CDエナジーダイレクト
公式サイトhttps://www.cdedirect.co.jp/
料金プラン【スマートでんきB】
基本料金:
10A毎 295.24円
電気料金:
平日・休日
午前6時~翌午前1時
35.96円
午前1時~午前6時
28.06円
料金シミュレーション114,689円
提供エリア東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県の富士川以東

CDエナジーダイレクトは、関東エリアだけで契約実績60万件を誇る新電力会社です。提供エリアは関東のみですが、人気と実績のあるおすすめの電力会社です。

CDエナジーダイレクトには、オール電化向けのプラン「スマートでんきB」があります。午前1時~午前6時は、電気料金が安くなります。初期費用や解約金が一切かかりませんので、気軽に切り替えやすいことが特徴です。

結婚や出産、新居の購入など、人生の節目には最大3,000ポイントがもらえるキャンペーンもあります。

\ 関東エリア限定!契約実績60万件 /

公式サイト:https://www.cdedirect.co.jp/

【中部エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「Japan電力」

Japan(ジャパン)電力の公式サイト
出典:Japan電力
公式サイトhttps://www.japaden.jp/
料金プラン【くらしプランS】(関東エリア)
基本料金:0円
電気料金:
2段階料金
1〜400kWh 27.00円/kWh
401kWh〜 26.00円/kWh
料金シミュレーション結果112,752円
提供エリア全国(沖縄・離島を除く)
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は、【2024年9月最新】オール電化向け電力会社のおすすめ8社料金比較&ランキング早見表もあわせてご覧ください。

Japan電力は全国(沖縄・離島を除く)に対応していることもあり、東北エリアだけでなく中部エリアでもおすすめの新電力会社です。契約実績は5万件以上あります。

また、電気料金の値上げが少ない点も特徴の1つです。2022年9月利用分の値上げ以降、基本料金・電力量料金ともに1度も値上げをしておらず、安心して利用できる新電力会社です。

\ 全国対応!シンプルで分かりやすくて安い /

公式サイト:https://www.japaden.jp/lp10/

【関西・中国四国エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「オクトパスエナジー」

オクトパスエナジーのトップ画面
出典:オクトパスエナジー
公式サイトhttps://octopusenergy.co.jp/
料金プラン【オール電化オクトパス】
基本料金:
1日あたり 9.7円
電気料金:
平日・休日
午前6時~翌午前1時
29.09 円
午前1時〜午前6時
21.19 円
料金シミュレーション結果121,320円
提供エリア全国(沖縄・離島を除く)

オクトパスエナジーには、オール電化向けのプラン「オール電化オクトパス」があります。

オクトパスエナジーは、ソーラーパネル(太陽光発電)と蓄電池システムを新規導入する場合、最大10万円の電気代割引キャンペーンを実施しています。
オール電化をこれから始める方にもおすすめの電力会社といえるでしょう。

オール電化と太陽光発電をセットにすることで、さらに電気代を抑えることが可能です。

基本的にオール電化は、日中の電気代が高くなります。しかし、太陽光発電で自家発電することで、日中の電気代をカバーできます。

また電力が余れば、電力会社に売ることで収入を得ることも可能ですよ。

\ 世界的に大人気!電力界の黒船 /

公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

【九州エリア】オール電化向けのおすすめ新電力は「イデックスでんき」

イデックスでんきの公式サイト
出典:イデックスでんき
公式サイトhttps://idexdenki.idex.co.jp/LP01/
料金プラン【ミッドナイトプラン】
基本料金:
契約電力が10kW以下の場合
1,869.91円※1契約あたり
契約電力が10kWを超える場合
15kWまで4,710.62円※1契約あたり
15kW超過分568.14円※1契約あたり

電気料金:
平日
午前8時~午後22時
24.68~27.57円
休日(土、日、祝)
午前8時~午後22時
18.55~21.95円
平日・休日
午後22時~翌午前8時
14.48円
料金シミュレーション結果96,196円
提供エリア福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県

イデックスでんきには、オール電化向けのプラン「ミッドナイトプラン」があります。午後22時~翌午前8時の電気料金が14.48円と非常に安いことが特徴です。

本記事で紹介している電力会社の中で、1年間の電気代が一番安い新電力会社です。ただし、提供エリアは九州エリアのみとなっています。

イデックスでんきは1年間継続ごとに毎年500円の割引を受けられるため、長期契約におすすめです。さらに、イデックスクラブカードで決済すれば毎年660円の割引があるので、合計年間1,160円の割引を受けられます。

\ 九州エリア限定!安さ随一 /

公式サイト:https://idexdenki.idex.co.jp/

オール電化向け総合ランキング上位5社を一挙に紹介

オール電化向け総合ランキング上位5社について紹介します。

オール電化向けおすすめ新電力会社5社

ただし、提供エリアが限られている電力会社がありますので、注意しましょう。

1位 オクトパスエナジー|英国で契約件数No.1の新電力会社

オクトパスエナジーのトップ画面
出典:オクトパスエナジー
公式サイトhttps://octopusenergy.co.jp/
料金プラン【オール電化オクトパス】
基本料金:
1日あたり 10.25円
電気料金:
平日・休日
午前6時~翌午前1時
24円
午前1時〜午前6時
17.48円
料金シミュレーション結果210,236円
提供エリア全国(沖縄・離島を除く)
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は、【2024年9月最新】オール電化向け電力会社のおすすめ8社料金比較&ランキング早見表もあわせてご覧ください。

オクトパスエナジーは、日本だけでなくイギリスやアメリカなどでも人気のある新電力会社です。

イギリスに基盤を置いている海外の会社ですが、東京ガスと戦略的パートナーシップを結んでいるため、実は地盤も強い会社といえます。念のため説明すると、東京ガスはエネルギー企業として歴史があり、信頼の厚い有名企業です。

今回1位になったのは、後述するLooopでんきと同等の料金水準ながら、安定して安いところ。くわしくはのちほど紹介しますが、Looopでんきの安さはあくまで電気を使う人が少ない時間帯を選んで使うからです。

逆に言えば、平日の夕方や休日の日中などに電気を使う人にとっては料金が高くなりやすいリスクがあります。その点、オクトパスエナジーは料金が決まっているので、比較的安定しています。

電力会社とは思えないホームページから「怪しい」「不安」といった声があるかもしれませんが、安心して利用できる新電力の一つです。

\ 世界的に大人気!電力界の黒船 /

公式サイト:https://octopusenergy.co.jp/

2位 Looopでんき|市場が落ち着いていると圧倒的に安い

LooopでんきのHPトップ
出典:Looopでんき
公式サイトhttps://looop-denki.com/home/
オール電化におすすめの料金プランスマートタイムONE
4人暮らし年間料金シミュレーション200,917円
提供エリア全国(離島を除く)
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は、【2024年9月最新】オール電化向け電力会社のおすすめ8社料金比較&ランキング早見表もあわせてご覧ください。

Looopでんきは、市場連動型プランを採用している、加入者数30万件を突破した人気の電力会社です。

参考:Looopでんき

市場連動型プランとは、30分ごとに電気料金が変動するプランです。例えば、2024年9月18日の電気料金は以下のように変動しています。

9月18日のJPEXの電気料金のチャート
出典:JEPX(日本卸電力取引所)

電気料金のピークは16時30分(36.18円/kWh)で、一番安い時間は2時(12.45円/kWh)となっています。15時から19時にかけて電気料金が高くなりますが、その時間帯に電気の利用を控えれば、シミュレーション結果よりさらに電気代を安くすることが可能です。

また、オール電化で深夜帯に電気を使う設備を活用している方も多いかと思います。繰り返しになりますが、Looopでんきの一番安い時間帯は午前2時です。

特に冬場は熱が逃げやすいので、その分エコキュートなどの消費電力は上がりがち。古い設備だとより顕著です。なかなか設備を自分では変えられない賃貸のオール電化住宅にもぴったりの電力会社といえます。

また、安い時間帯に電気が貯められる蓄電池(V2H対応車含む)を導入しているご家庭にもおすすめですよ。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

3位 Japan電力|オール電化なのに日中も気にせず電気が使える

Japan(ジャパン)電力の公式サイト
出典:Japan電力
公式サイトhttps://www.japaden.jp/
料金プラン【くらしプランS】(関東エリア)
基本料金:0円
電気料金:
2段階料金
1〜400kWh 27.00円/kWh
401kWh〜 26.00円/kWh
4人暮らし年間料金シミュレーション223,776円
提供エリア全国(沖縄・離島を除く)
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は、【2024年9月最新】オール電化向け電力会社のおすすめ8社料金比較&ランキング早見表もあわせてご覧ください。

Japan電力は、オール電化向けのプランがありません。「くらしプランS」は、電気使用量が多いほど電気代がお得になるプランです。そのため、時間帯を気にせず電気を使えます。

基本的にオール電化は、日中の電気代が高くなり電気を節約する必要があります。オール電化だけど、日中にも電気を使いたい人は、Japan電力がおすすめです。

\ 全国対応!シンプルで分かりやすくて安い /

公式サイト:https://www.japaden.jp/lp10/

4位 CDエナジーダイレクト|圧倒的に安心感のある新電力会社

CDエナジーダイレクトのトップ画面
出典:CDエナジーダイレクト
公式サイトhttps://www.cdedirect.co.jp/
料金プラン【スマートでんきB】
基本料金:
10A毎 295.24円
電気料金:
平日・休日
午前6時~翌午前1時
35.96円
午前1時~午前6時
28.06円
4人暮らし年間料金シミュレーション237,849円
提供エリア東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県の富士川以東
※関東(東京電力)エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は、【2024年9月最新】オール電化向け電力会社のおすすめ8社料金比較&ランキング早見表もあわせてご覧ください。

CDエナジーダイレクトは、大阪ガスと中部電力グループが共同出資した合併会社です。どちらも大手企業であるため、安心して利用できます。

解約金もありませんので、「思ったよりも電気代が安くならない」と感じた場合でも、すぐに解約できます。

\ 関東エリア限定!契約実績60万件 /

公式サイト:https://www.cdedirect.co.jp/

5位 イデックスでんき|九州限定!一戸建ての方はよりおすすめ

イデックスでんきの公式サイト
出典:イデックスでんき
公式サイトhttps://idexdenki.idex.co.jp/LP01/
料金プラン【ミッドナイトプラン】
基本料金:
契約電力が10kW以下の場合
1,869.91円※1契約あたり
契約電力が10kWを超える場合
15kWまで4,710.62円※1契約あたり
15kW超過分568.14円※1契約あたり

電気料金:
平日
午前8時~午後22時
24.68~27.57円
休日(土、日、祝)
午前8時~午後22時
18.55~21.95円
平日・休日
午後22時~翌午前8時
14.48円
料金シミュレーショ96,196円
提供エリア福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
※九州電力エリアのシミュレーション結果です。
くわしい算出条件は、【2024年9月最新】オール電化向け電力会社のおすすめ8社料金比較&ランキング早見表もあわせてご覧ください。

九州エリアでおすすめしているイデックスでんきは午後22時~翌午前8時の電気料金が非常に安いこと、契約電流がほぼ一律料金なのが特徴です。

オール電化住宅で心配なのは契約電流です。全館空調や床暖など、電気を多く使う設備が入っている広いおうちだと、IHで調理しながら、湯沸かし器と電子レンジを同時に使うだけでブレーカーが落ちてしまう可能性があります。

イデックスでんきなら、通常10kWからスタートになるのでほとんどの場合、そういった心配はないでしょう。

また、イデックスでんきは、解約金がかかりませんので、気軽にお試しできます。

Webでの続きも簡単。もしもわからないことがあれば、コールセンターが年中無休ですので、土日や祝日でも対応してもらえて安心です。
※イデックスでんきコールセンター:0120-68-0313(年中無休 9:00~17:00)

\ 九州エリア限定!安さ随一 /

公式サイト:https://idexdenki.idex.co.jp/

電力自由化でもオール電化は関係ない?電力会社を切り替えるデメリットは「必ず安くなるとは限らないこと」

電力会社を切り替えても、必ず電気代が安くなるとは限りません。電気代が高くなるケースもあります。

人気の電力会社であっても、自分のライフスタイルに合わない料金プランであれば、電気代は安くならないのです。

例えば、人気のあるLooopでんきは市場連動型プランです。これは、電気料金の安い時間帯に電気を使うことで、電気代を節約できます。

つまり、電気を使う時間帯を意識していなければ高くなってしまう可能性があるということです。
逆に言えば、家に蓄電池(V2H対応車なども含む)を導入しているご家庭であれば、より効率的に安い時間帯に貯めた電気を使うことができる、Looopでんきが一番おすすめなのです。

\ ピークシフトで楽しく節約 /

公式サイト:https://looop-denki.com/home/

プランが多くて迷ってしまうこともありますが、自分に合ったプランを見つけることが大切です。料金プランや電力会社に迷ったときは、まずは本記事のような比較記事を参考にしてみてくださいね。

申し込みはたったの5分!電力会社を切り替える際の手順

オール電化向け総合ランキングでもご紹介した「イデックスでんき」を例に、切り替えの手順について紹介します。主な切り替えの手順は以下の3つです。

電力会社を切り替える手順は3つ
  1. 切り替えに必要な情報を準備する
  2. 公式サイトにアクセスして申し込む
  3. 切り替え日を迎える
STEP
切り替えに必要な情報を準備する

電力会社を切り替えるときは「お客様番号」や「供給地点特定番号」が必要になります。そのため、検針票や電気料金の利用明細などを用意しておきましょう。

イデックスでんき以外の電力会社でも、申し込む際に必要になります。

STEP
公式サイトにアクセスして申し込む

まずはイデックスでんきの公式サイトにアクセスします。

右上にある黄色のボタン「お申し込み」から申し込みましょう。

イデックスでんきの公式サイト

ページが切り替わったら、「現在の住んでいる住所」または「引っ越し先の新しい住所」のどちらから申し込むのか選択してください。

なお、1週間以内に利用開始したい場合は、コールセンターに連絡することですぐに利用できます。

イデックスでんきの申し込みフォーム

今回は「現在の住んでいる住所」を選択し、説明を続けます。

イデックスでんきの申し込みフォーム

次は申込みフォームの入力です。以下の項目を入力してください。

入力する項目一覧
  • 個人/法人
  • 契約者名義(フリガナも)
  • 契約住所
  • 電話番号
  • 支払方法
  • メールアドレス
  • 使用開始希望日
  • 現在契約中の電力会社
  • お客様番号
  • 供給地点特定番号
  • 契約プラン
  • その他(紹介者情報・ポイントカード情報など)

入力が終われば同意項目に目を通し、「上記内容に同意したうえで申込みをします。」にチェックを入れ、次に進みましょう。

STEP
切り替え日を迎える

申し込み手続きが終われば、基本的に切り替え日が来るのを待つだけです。スマートメーターが未設置の場合は、設置工事が必要です。

スマートメーターの設置日を決めるために、送配電事業者から連絡があります。工事といっても立ち合い不要で工事費もかかりません。

切り替え日が確定するとイデックスでんきから、はがきまたは封書にて使用開始日の案内がきます。

オール電化向けの電力会社&料金プラン選びに関するよくある質問

オール電化向けの電力会社&料金プラン選びに関するよくある質問は、以下の通りです。

オール電化向けの
電力会社&料金プラン選びに関する
よくある質問
  • オール電化住宅は電力会社を選べますか?
  • オール電化の電気代で一番高いものは何?
  • オール電化の電気代を安くする方法は?

それぞれについて見ていきましょう。

オール電化住宅は電力会社を選べますか?

オール電化住宅も自由に電力会社を選べます。電力会社を選ぶときは、「オール電化向けのプラン」があるか確認しましょう。

オール電化向けのプランがない場合でも、Looopでんきのような「市場連動型プラン」はオール電化と相性が良いのでおすすめです。

オール電化の電気代で一番高いものは何?

年間を通して電気使用量の多いエアコンが一番電気代が高くなります。

【夏】使用割合が多い家電ランキング【冬】使用割合が多い家電ランキング
順位家電名(割合)順位家電名(割合)
1位エアコン(38.3%)1位暖房・エアコン(17.0%)
2位照明(14.9%)2位冷蔵庫(14.9%)
3位冷蔵庫(12.0%)3位給湯(12.6%)
参考元:資源エネルギー庁 パンフレット

ただし、これらはあくまでも目安です。実際は部屋の大きさやエアコンの型番、地域によって異なります。

エコキュートの電気代については「エコキュートと電気温水器を比較!平均どのくらい電気代がかかる?」でもくわしく紹介していますので、あわせてご覧ください。

オール電化の電気代を安くする方法は?

オール電化の電気代を安くするには「電気を使う時間帯を意識する」ことです。

オール電化は、電気に依存しています。そのため、電気料金の安い時間帯にまとめて電気を使うことがポイントです。

また、追い焚きしないで「高温たし湯」を使うことも電気代を安くするコツの1つです。追い焚きすることで、エコキュートのタンク内の温度が下がってしまいます。

追い焚きすることで、結果的にエコキュートを再加熱させる必要があるため、電気代がかかってしまうのです。そのため、高温たし湯を使うと節電になりますよ。

まとめ

本記事は、オール電化向けのおすすめ電力会社について解説しました。

本記事のまとめ
  • オール電化向け総合ランキング1位はオクトパスエナジー、2位はLooopでんき、3位はJapan電力
  • エコキュートの方が電気温水器よりも電気代が安い
  • 電力会社を切り替えても必ず電気代が安くなるとは限らない
  • オール電化の電気代を安くするには「電気を使う時間帯を意識する」こと

地域によっておすすめの電力会社が異なりますので、自分の住んでいる地域・ライフスタイルなどを考えた上で、自分に合った電力会社を選びましょう。

この記事を書いた人

エリスグッド編集部では『選りすぐりのモノを紹介する』ことをコンセプトに様々な商品やサービスを比較・検証。本当にオススメできるものだけを紹介している。
株式会社スタークラフトのメンバーが編集部として運営をしている。

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