- 2022年2月より、WiMAXの速度制限が撤廃されました。
今までのWiMAXは「速度制限があるから契約しづらい…」「自分で容量が決められるポケットWiーFiを契約したい」など、速度制限が理由で避けられることが多くありました。
その点速度制限がなくなったことで、「WiMAX意外といいかも?」と契約を検討し始める方も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、WiMAXの撤廃された速度制限についてと現在のWiMAXのサービスについて詳しく解説していきます。
また、おすすめのWiMAXのプロバイダや選び方も紹介しますので、新規の契約を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
- WiMAXの現在の速度制限について解説
- 速度制限を回避する方法
- 無制限で使えるWiMAXの選び方
WiMAXの速度制限が撤廃された!その詳細をわかりやすく解説
2022年2月1日より、WiMAX+5Gギガ放題プラスの速度制限が撤廃されました。
具体的には、WiMAX公式サイトより以下のようにアナウンスされています。
速度制限について
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
<お知らせ>
引用:UQ WiMAX公式サイト
これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件などを2022年2月1日より変更いたしました。
この変更により、通信制限で動画が見れなくなっていた人や高容量のデータをダウンロードして通信制限にかかってしまっていた人なども、制限を気にせず使えるようになりました。
ユーザーにとっては非常にありがたいサービス変更と言えるでしょう。
それでは具体的に、以前までのルールをおさらいしながら新しいルールを確認していきます。
以前までの速度制限のルール
2022年2月まで、ギガ放題プラスには、3日で15GBというデータ容量制限がかけられていました。
具体的な制限については以下の通りです。
対応エリア | 3日間の制限 | 月間制限 | |
---|---|---|---|
スタンダードモード ハイスピードモード | WiMAX2+ au 4G LTE au 5G | 3日以内に15GB利用した場合に制限 | なし |
プラスエリアモード (税込1,100円) | au 4G LTE au 5G ※ | なし | 月間で15GB利用した場合に制限 |
通信モードについて
以前までのWiMAX2+で使えたエリアに加えて、auの一部の5Gおよび4G LTE(現在のUQモバイルで使われる回線)エリアで使うモードのことです。
基本料金では、こちらのモードを使うことになります。
スタンダードモードにプラスしてau回線のプラチナバンド(auのスマホで使われる回線)が使えるようになるモードで、電波が弱かったり圏外であった地域でも通信できる可能性が高くなります。
月額1,100円の追加オプションとして契約できます。
※それぞれの具体的なエリアは、UQ WiMAX公式エリア確認で調べられます。
通常のプランで使える「スタンダードモード」は月間の制限こそないものの、3日間で15GBという通信制限が設けられていました。
一方、有料オプションである「プラスエリアモード」は3日間での制限はないですが、1ヶ月で15GBという制限になっています。
「そもそも何で3日間の制限つけるの?」と気になる人もいるかもしれませんが、こういった短期間での制限は、利用者の公平性を保つために作られました。
MVNO会社の担当者記事「3日間あたりの通信規制はなぜ必要?」によると、「データ通信量の多いユーザーをターゲットに、そうでないお客さまとの公平性を保つための通信規制」のようです。
限られた設備を平等にするために仕方のない規制だったと言えるでしょう。
現在の速度制限のルール
そして2022年2月以降は、3日間で15GB制限が撤廃されました。
具体的には以下の通りです。
対応エリア | 3日間の制限 | 月間制限 | |
---|---|---|---|
スタンダードモード ハイスピードモード | WiMAX2+ au 4G LTE au 5G | 3日以内に15GB利用した場合に制限 ⇒ なし | なし |
プラスエリアモード (税込1,100円) | au 4G LTE au 5G ※ | なし | 月間で15GB利用した場合に制限 |
3日間の制限が撤廃され、ある程度自由に使えるようになりました。
これにより、15GBを超える容量のダウンロードやゲームのアップデートなどが快適に行えるようになります。
しかし完全に速度制限が撤廃されたわけではありません。
公式サイトでは、エリアの混雑状況やネットワークの継続的な高負荷によっては、サービス安定提供のため速度制限が掛かる可能性があると記載されています。
具体的な数値は記載されていませんが、そういった可能性があるという点だけは把握しておきましょう。
ちなみにネット上では、3日間で300GB以上使っても制限にかからないという声もありました。
最近移動が増えたんでWiMAX契約したんですが、都心部だと最強だな。3日で10GB制限もなくなったしエリア内だったら完全に一強だと思う。 pic.twitter.com/J82b1p100k
— 松重 栄次(しげ)@中小企業診断士🍜🦅 (@shige_0086) February 28, 2022
こういった口コミを考慮すると、エリアによる差はあれど、通常使用する分には実質速度制限がなくなったといっても過言ではないでしょう。
速度制限についてSNSユーザーの反応
実際、速度制限の撤廃は非常に好評で、SNSでも多くの人が言及していました。
キターー!!✨✨UQ wimaxの3日間15GB以上での一律通信速度制限の撤廃、他プロバイダはアナウンスなしで適用確認取れていないところが多かったと思われるが、ついにBroad Wimaxでも公式アナウンス!もう適用されてたぽい。まあ15GB基本超えないがPS4ソフトダウンロードも制限気にせずできる?等嬉しい
— St.PD (@Devils_Haircut_) February 19, 2022
おはカニ~🦀✨
— はいぺりぽん (@Hyperipon) February 23, 2022
今年の2月1日からリモートワークの需要に合わせてWiMAXの通信制限条件の3日間に15GB以上使ったら…というのが撤廃されて無制限化してたの今更知ってハッピー✨
WiMAX+5Gでは3日間合計が15GBを超過した場合の速度制限が緩和された。
— owariniowari (@owariniowari) May 25, 2022
前日までの3日間合計が96.64GBだが(Evernoteの初期同期をした為)、この時間でも快適に使えている。
やはり、15GBの制限を気にせず使えるというのは嬉しいようです。
特にNetFlixやyoutubeなどで頻繁に動画を見たり、オンラインゲームをしたりする人には大きなメリットになるでしょう。
中には、「これでもう光回線いらないじゃん!」といった内容を発信している方もいました。
確かにインターネットを調べごとや軽い動画視聴くらいでしか使わない人は、WiMAXで十分快適に生活できるでしょう。
「いや、自分のWiMAXはすぐに制限かかるけど…」という方へ
「え、速度制限なくなったはずなのに、制限かかってる…。」という人は、WiMAXが旧プランになっている可能性があります。
今回の速度制限撤廃が適用されるのは、WiMAX+5Gの「ギガ放題プラスプラン」のみです。
旧プランであるWiMAX2+の「ギガ放題プラン」や「ウルトラギガマックス」はサービス変更がなく、今まで通りに速度制限がかかってしまいます。
たとえば以下のような条件で制限にかかってしまう人は、旧プランの可能性が高いです。
- WiMAX2+とLTEの通信量の合計が月間7GBを超えた場合
- 3日間で10GBを超えた場合
- ハイスピードエリアモード(有料)で月間7GBを超えた場合
3日間の制限に掛かった場合は、翌日の18時~26時の夜間に通信速度が制限されます。
また、制限にかかる容量が多くても10GBになっているため、15GBのギガ放題プラスと比較しても早い段階で通信制限にかかります。
そのため、旧プランになっている人は早い段階で気付くことができるでしょう。
au5G/4G LTEの速度制限について
ここまで速度制限が撤廃されたという内容についてピックアップしましたが、実は有料オプションである「プラスエリアモード(税込1,100円)」に関しては、継続して速度制限が設定されています。
そもそもプラスエリアモードは、スタンダードモードにプラスして、さらに広いエリアで使いたい時に契約する追加オプションです。
800Mhz以上の周波数帯が使えるようになり、より広い範囲で電波が拾えます。
そんなプラスエリアモードの月間データ容量は15GBです。
1ヶ月で15GBを超えてしまった場合は、その月の間最大速度が128Kbpsに制限されてしまいますので注意しましょう。
なおホームルータータイプに限り、auのセット割である「auスマートバリュー」もしくはUQモバイルの「自宅セット割」を適用させることで、月間データ容量が30GBになります。
セット割で契約している方はチェックしてみてください。
解除のタイミングは?
プラスエリアモードの速度制限にかかった場合は、翌月1日に解除されます。
具体的な時間は人によって異なりますが、1日0時より順次解除され、1時間~2時間で解除されることがほとんどのようです。
それを考慮すると、遅くても1日の朝には解除されているでしょう。
もし2日になっても解除されない場合は、何かしら手違いの可能性もありますので問い合わせを行い対応してもらましょう。
スタンダードモードは適用外
ちなみにプラスエリアモードに制限がかかっても、スタンダードモードに影響はなく通常通り制限なく利用することが可能です。
実はWiMAXは、以前まで片方の速度制限にかかってしまうと、もう片方のモードも制限にかかってしまうというシステムになっていました。
しかし、ギガ放題プラスではそれぞれの容量が独立しているため、片方の速度制限がもう片方に影響することはありません。
そのため、2つのモード両方のエリアに対応している人は、プラスエリアモードの15GBを気にせず利用して問題ないでしょう。
速度制限をできるだけ回避する方法
ここでは旧プランを使用している方向けに速度制限にかからないようにする方法を紹介していきます。
まだ新プランに乗り換える予定がない人や毎月制限にかかってしまうという人は参考にしてみてください。
【前提】WiMAXの速度制限を解除する裏ワザはない
まずはじめに確認しておきたいのが、WiMAXは一度速度制限にかかってしまうと、指定された日時まで解除する方法がないという点です。
スマホのキャリアや格安SIMでは、データ容量を追加することで一時的に制限を解除できます。
しかしWiMAXでは、そういった仕組みが一切導入されていません。そのため、一度制限にかかってしまうと時間による解除を待つしかありません。
もちろん解除する裏技や抜け道もないです。
事前情報として「一度制限にかかると解除できない」という点は把握しておきましょう。
データ通信量をこまめにチェックする
速度制限にかからないためにも、データ通信量をこまめに確認しましょう。
WiMAXでは、端末画面もしくは使用しているサービスのマイページから、3日間と月間それぞれに利用したデータ通信量を確認できます。
毎回速度制限に掛かってしまう人や使い過ぎたなと思った日には、こまめにデータ通信量をチェックして、超えないように調整しましょう。
月の真ん中15日当たりでデータ量を半分以上使っている場合は黄色信号です。
残りの容量と残りの日数を逆算しながら、速度制限にかからないように気を付けてみてください。
通信量カウンターがおかしい場合は?
WiMAXに関して、まれに「通信量カウンターがおかしくなった!」という口コミを見ます。
しかし、基本的に端末本体が壊れてカウンターがおかしくなることは少ないです。
通信量が増えすぎてる、もしくはカウントされない場合は以下の原因をチェックしてみてください。
- カウンタ機能はオンになっているか
- スマホやパソコンのバックグラウンドでダウンロードが起きているか
- 他人にWiMAXが利用されている
- 自動で動画が再生されている
上で紹介した4つの項目どれも当てはまらない場合は、端末に問題がある可能性があります。
端末の問題は個人ではどうしようもありませんので、サポートに問い合わせをし適切な対処をしてもらいましょう。
アプリの自動アップデートをさせない
スマホのアプリを自動でアップデートする設定にしている人は注意が必要です。
近年アプリの容量が増えてきているため、複数のアプリをアップデートすると10GB超えることも珍しくありません。
制限の付いたWiMAXを利用している人は、自動アップデートをオフにすることをおすすめします。
設定の方法について、具体的な基準を記載します。
- 「設定」アプリを開く
- 「Apple Store」を選択
- 自動ダウンロード項目にある「Appのアップデート」をオフにする
- 「Playストア」アプリを開く
- 「設定」を開いて「全般」を選択する
- 「アプリの自動更新」を選択し「アプリを自動更新しない」にチェック
iPhoneはどのタイプでも同じですが、Androidは端末によって設定が異なることがあります。
またWi-Fi時のみオンにしている人も、しっかりオフに切り替えましょう。
Wi-Fi時はオンで大丈夫と思って間違って設定している人が一定数いるので、その点を確認しておいてください。
大容量のデータ通信を避ける
通信制限にならないために絶対必要なのが、大容量のデータ通信を避けることです。
具体的には、以下のような通信には注意しましょう。
- オンラインゲームやアプリのダウンロード・アップデート
- youtubeやニコニコ動画などのダウンロード
- NetflixやHuluなど映画コンテンツの視聴
- 高画質動画(4KやフルHD)の視聴
- TiktokやInstagramなど自動で動画が再生されるアプリ
- オンライン通信を用いるゲームやアプリ
- 動画コンテンツを伴うSNS
- ZOOMやGoogle meetなどのオンライン通話
8つ記載しましたが、この中でもデータ通信量が大きく異なります。
例えば、動画系のSNSやyoutube動画の視聴などはデータ容量を確認することで、そこそこの頻度で行えるものです。
逆に、ゲームのダウンロードやアップデートは最悪の場合、一発で速度制限にかかってしまいます。
そのため、どの程度容量を使うかを確認しつつ通信するようにしましょう。
主要な動画コンテンツのざっくりとした通信量をまとめると以下の通りです。
コンテンツ | データ容量 |
---|---|
動画視聴 (youtube/tiktok) | 1GB/1時間(720p) 2GB/1時間(480p) |
映画視聴 (Netfix/hulu) | 3GB/1時間(高画質) 1GB/1時間(標準画質) 0.7GB/1時間(中画質) |
ZOOM | 約300MB/1時間 |
オンライン授業 (google meet) | 1GB/1時間(720p) 約300MB/1時間(360p) |
動画は画質によっても通信容量が異なるため、特に注意が必要です。
細かなデータ通信が積み重なって制限になるケースも多いので、しっかりと確認しつつ利用しましょう。
あなたのWiMAXが遅い理由は?本当に速度制限にかかっている?
「速度制限でWiMAXがつながらない!」「制限で速度が全然でない…」など、制限にかかってしまうと通信に関する不満が多く出てきます。
しかし、中には速度制限がかかっているのではなく、単に速度が遅いだけという人もいます。
そこでまずは、速度制限にかかっているかどうかを確認してみてください。
速度制限にかかってるか確認する方法
速度制限にかかっているかどうかは利用したデータ通信量から確認します。
具体的には以下3つの方法で確認可能です。
- 端末の通信量カウンターで確認する
- 通信量チェックアプリで確認する
- 契約しているプロバイダから確認する
- 端末の通信量カウンターで確認する
- 通信量チェックアプリで確認する
- 契約しているプロバイダから確認する
「NEC」「Huawei」の端末を利用している方は、専用のチェックアプリから確認できます。
- NEC(WiMAX2+):NEC WiMAX2+ Tool
- NEC(WiMAX+5G):NEC WiMAX+5G Tool
- Huawei:Huawei HiLink
3日間・1ヶ月間それぞれカウントリセットもできますので、これらの端末を利用している方は、アプリで確認してみるのも良いでしょう。
しかしここでは、確実に確認できる方法として「プロバイダから確認する」方法をおすすめします。
端末の通信カウンターや通信量チェックアプリではどうしてもズレが出てしまったり、リセットした際にデータが変わってしまったりします。
そのため、確実な情報が欲しい人は契約しているプロバイダに確認するようにしましょう。
主要プロバイダごとのマイページリンクと電話番号をまとめましたので、すぐに確認したい人はチェックしてみてください。
速度が遅い時に試してみてほしい6つの対策
ここでは、速度が遅くて困っている方向けに改善法を6つ紹介します。
- ルーターの再起動・再接続をする
- 有線接続へ切り替える
- 5GHzに切り替える
- 窓際に移動させる
- テレビや電子レンジから離す
- ルーターとデバイスを同じ部屋で使う
それぞれ具体的に解説していきますので、「制限にかかってないのに遅すぎる…。」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.ルーターの再起動・再接続する
ルーターの再起動・再接続は速度が遅い際に効果的です。
ルーターなどの電子機器は、長時間電源を付けっぱなしにしてしまうと、内部に静電気が溜まり処理速度や処理能力の低下を起こします。
その結果、速度が遅くなったり繋がらなくなったりします。
まずは簡単にできる作業として、ルーターの再起動を行ってみてください。
また、今回再起動で速度が改善した人は、今回以降も定期的に端末の再起動を行って静電気が溜まらないように注意しましょう。
2.有線接続へ切り替える
ホームルーターをお使いの人や、モバイルルーターのクレードルをお持ちの人は、LANケーブルを利用した有線接続に切り替えるのも効果的です。
近年無線の性能はかなり向上してきていますが、既存端末で使うのであれば有線接続の方がより優れた通信環境が作れます。
そのため、無線で通信環境がイマイチな場合は有線接続に切り替えてみてください。
WiMAXで有線接続をするには、専用のクレードルが必要です。
クレードルは端末を契約しているプロバイダで3,000円~4,000円ほどで購入できますので、まだ持っていない人は購入してみてください。
なお端末によっては、公式でクレードルが販売されていないことがあります。
生産終了している場合やそもそもクレードルに対応していないという可能性もあるので、その点はあらかじめ注意しましょう。
公式サイト以外の購入であまりに高額になってしまう場合は、別の方法を試してみてください。
3.5GHzに切り替える
2.4GHzのWi-Fiを利用している方は、5GHzに切り替えて通信するのも効果的です。
現在のルーターには2.4GHz・5GHzの2つの周波数帯があり、それぞれ以下のような特徴を持っています。
- 他の電波と干渉しづらい周波数帯で速度が出やすい
- 壁などの物理的な障害物に電波をさえぎられやすい
- 壁などの物理的な障害物に電波をさえぎられない
- 電子レンジやテレビなどの電波と干渉してしまう
それぞれの周波数帯が対照的な特徴を持っているため、どういう状況で使うかによって向き不向きが異なります。
とはいえ、特に物理的な障害物が多い場合を除いては、5GHzがおすすめです。
5GHzの方が元の通信の性能が高いため、多少の障害物がある程度であれば2.4GHzよりも安定した通信を行えます。
そのため、今まで2.4GHzを使っていた方は5GHzに切り替えてみてください。
4.窓際に移動させる
WiMAXを窓際に設置することで、通信速度が改善することがあります。
WiMAXは外の電波を拾って各端末に繋げる、いわば中継器のようなサービスです。
そのため、外の電波が拾いやすい窓際に端末を設置することで、電波の通りが良くなり通信速度が改善する可能性があります。
さらに速度を上げたい人は、自作のパラボラアンテナを作るのも効果的です。
パラボラアンテナは、アルミホイルとボウルがあると簡単に作れますので、興味のある方はこちらも作ってみてください。
ちなみに設置する方法は、アルミホイルでぐるぐる巻きにしたボウルの中に端末を入れて、ボウルの開いている方を窓際に向けるといった形です。
黒wiki Discordで、ゲームするのにモバイルwifiルーターの通信が安定しないという相談があったので、
— Arknights wiki JP (@arknightswikijp) May 31, 2021
100円ショップのザルとアルミホイルで自作パラボラアンテナ作らせましたが、結構効果があったようです。
(ダウンロード速度の向上、通信の安定)
ルーターを基地局に向けると通信が安定します pic.twitter.com/lfGDR0sX0d
画像を参考にぜひ試してみてください。
5.テレビや電子レンジから離す
テレビや電子レンジの近くに端末を置いている方は、離れた場所に設定し直してください。
特に電子レンジは、使用時にかなり強い電波を放出します。
2.4GHzを使っている方は、接続が途切れ途切れになってしまう可能性が非常に高いため、上で紹介した使用周波数帯も合わせて確認しましょう。
理想は電子レンジからかなり離して、5GHzを使うという状態です。
家の家具配置などによっては難しいこともありますが、できるだけテレビや電子レンジから離れた場所に端末本体を設置するようにしてください。
6.ルーターとデバイスを同じ部屋で使う
ルーターとデバイスが違う部屋にある人は、同じ部屋に設置するのも1つの手です。
できれば窓際に端末を置きつつ、同じ部屋内でスマホやパソコンなどの端末を使えるのがベストと言えます。
同じ部屋で使うのも重要ですが、優先したいのは窓際の設置です。
この辺りは家の状況に合わせて、ルーターとデバイスの位置調節をしてみてください。
無制限で使えるWiMAXの選び方
ここからは、無制限で使えるWiMAXの選び方を紹介していきます。
実はWiMAXは、どのプロバイダで契約しても速度制限の条件が変わりません。
プロバイダごとでサービスの違いが出るのは以下の4点です。
- 月額料金や解約金などの料金全般
- 契約期間
- ルーター本体
- 契約時のキャンペーン特典
この4点から、自分が重視したいポイントごとに契約するのがベストです。
そこでまずは上記4点を人気のプロバイダ5社で比較して紹介していきますので、重視したいポイントを見つけてみてください。
1.実質料金
1つ目は実際にかかる料金についてです。
WiMAXはどのプロバイダで契約してもサービスは同じですが、月額料金に違いがあります。
そこでWiMAXのプロバイダとして人気のある5社の料金をまとめてみました。
月額料金 | キャンペーンによる割引 | |
---|---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | 4,807円 | 34,600円キャッシュバック |
カシモWiMAX | 4,818円 | なし |
Broad WiMAX | 3,773円~ | 違約金負担19,000円 |
UQ WiMAX | 4,950円 | 端末20,988円割引 |
BIGLOBE WiMAX +5G | 3,278円 | 11,500円キャッシュバック |
実際にかかる費用で計算すると「GMOとくとくBB WiMAX」が圧倒的に安いです。
プロバイダによっては3万円以上の差が出るため、安さ重視で選ぶならGMOとくとくBB WiMAXが最もおすすめと言えるでしょう。
GMOとくとくBB WiMAXの評判などをまとめた記事もあるので気になる方はぜひチェックしてみてください。
2.契約期間
解約する時期を気にせず使いたい人は、契約期間もポイントの1つです。
同じく人気のプロバイダ5社の契約期間と解約違約金についてまとめてみました。
契約期間 | 解約違約金 | |
---|---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | 24ヶ月 | 1,100円 |
カシモWiMAX | なし | なし |
Broad WiMAX | 2年 or なし | 3,883円 |
UQ WiMAX | なし | なし |
BIGLOBE WiMAX | なし | なし |
WiMAXの契約期間はどれも自動更新タイプではなく、その期間さえ使い切れば、それ以降は無料で解約できるというシステムになっています。
2022年7月1日より電気通信事業法改正で、電気通信系の解約金が大きく引き下げられました。
WiMAXも例に漏れず、解約金が3分の1から10分の1ほどの解約金になっています。
かなり気軽に契約しやすくなったと言えるのではないでしょうか。
たとえばGMOとくとくBBは、24ヶ月以内の解約で1,100円の違約金が発生しますが、それ以降の解約であれば違約金が発生しないといった仕組みです。
自動更新制ではないので、あらかじめ把握しておきましょう。
違約金に関して言うと、以前に比べてかなり安くなっています。
高くてもBroad WiMAXの3,883円になるため、数年単位の計算をするのであれば、そこまで気にする必要はないでしょう。
とはいえ、「解約の時期に縛られたくない!」という人は、制限のない「カシモWiMAX」や「UQ WiMAX」を選んでみてください。
3.ルーター
WiMAXではモバイルルーターとホームルーターそれぞれ3種類のルーターから選べます。
- Speed Wi-Fi 5G X12(新型)
- Speed Wi-Fi 5G X11
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
- Speed Wi-Fi HOME 5G L13(新型)
- Speed Wi-Fi HOME 5G L12
- Speed Wi-Fi HOME 5G L11
モバイルルーターは持ち運んで使う端末、ホームルーターは家に設置して使う端末です。
それぞれの特徴をまとめると以下になります。
- 充電式で持ち運びができる
- 同時接続台数は10~16台
- クレードルを購入すると有線接続可能
- 電源供給のためコンセントだけで使える
- 同時接続数は30~40台
- 初期の状態で有線接続可能
回線の品質だけで言うと、ホームルーターもモバイルルーターも大きな違いはありません。
そのため、基本的には持ち運びするかどうかで選ぶことをおすすめします。
各端末の詳細については、後半「おすすめのWiMAX +5Gルーター比較」で紹介しますので端末で悩んでいる方はぜひ選ぶ参考にしてみてください。
4.特典の条件などチェック
回線を問わず、申し込み時の特典も注目したいポイントです。
再度主要プロバイダ5社のキャンペーンをまとめてみました。
申し込み特典 | |
---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | 34,600円キャッシュバック |
カシモWiMAX | なし |
Broad WiMAX | 違約金負担19,000円 |
UQ WiMAX | 端末20,988円割引 |
BIGLOBE WiMAX | 11,500円キャッシュバック |
特典の内容を見ると「GMOとくとくBB WiMAX」が一番豪華です。
特に違約金負担で最大40,000円など合計最大76,600円の特典が受けられるのでずば抜けて高額なキャンペーンと言えるでしょう。
なお、キャンペーンで注意したいのが特典を受け取るための条件です。
たとえばGMOとくとくBB WiMAXの特典には、以下のような条件があります。
- 申し込み後の電話で「特典」の申し込みをする
- 申し込み時に他社ネット回線を利用していること
- 他社サービス解約時に解約違約金などの支払いが発生すること
- 契約から3ヶ月以内に解約違約金明細の写真を提出すること
条件がいくつかあるためややこしく感じてしまう方もいるかもしれませんが、特典を受け取ること自体は難しくありません。
どのプロバイダで申し込むにしても、しっかりと条件を確認してから申し込むようにしてください。
おすすめのWiMAXプロバイダ3選はコレ!
ここでは、実際におすすめのWiMAXプロバイダを3つ紹介します。
「どのプロバイダが良いか分からない…。」という方は、紹介する3つの中から自分に合ったプロバイダを見つけてみてください。
1. GMOとくとくBB WiMAX
1つ目におすすめなのが、安さが魅力の「GMOとくとくBB WiMAX」です。
月額料金こそ極端に安いわけではありませんが、全員がもらえる特典として34,600円貰えるキャッシュバックがWiMAXの中でも非常に高額になっています。
さらに現在使っている回線の解約違約金が最大40,000円まで負担してもらえます。さらにオプション同時申込をすると2,000円キャッシュバックも受けられます。
全部合計すると最大76,600円ものキャッシュバックとなります。他社と比較にならないレベルでお得になるため、安く利用したいという方はほぼ一択になるでしょう。
ただし、特典を適用するには既存回線の解約タイミングに注意が必要です。
通常は契約中の回線を解約してから、新しい回線を契約という流れが多いと思いますがGMOとくとくBBは逆です。まずGMOとくとくBBを契約してから既存回線を解約しないと特典が適用されませんので注意しましょう。
\ キャッシュバック特典がすごい! /
2. カシモWiMAX
続いて2つ目におすすめなのが、料金がシンプルな「カシモ WiMAX」です。
2ヶ月以降ずっと月額料金が4,818円で利用できるため、「複雑な料金のサービスはできれば使いたくない」という方にぴったりのサービスになっています。
また契約期間の縛りがないため、いつでも無料で解約できるのも魅力の1つです。
カシモ WiMAXで実施中のキャンペーンはありませんがその分月々の利用料が安く設定されています。
シンプルで毎月の月額料金をチェックせず利用したい方は、カシモ WiMAXを検討してみてください。
\ 料金プランがわかりやすい! /
3.BIGLOBE WiMAX +5G
最後3つ目におすすめなのが、口座振替もつかえる「BIGLOBE WiMAX +5G」になります。
キャッシュバックが11,500円受けられる特典があります。また、最低利用期間なし・違約金なしという初心者にとってうれしいプロバイダになっています。
注意点は、総合的な料金が高い点です。
3年間にかかる費用で見ると、主要5社の中で最も高くなってしまうため、遠い目で見たときにお得に契約したい方には、向かないでしょう。
とはいえ、「口座振替で申し込みたい!」「料金が分かりやすいのがいい」という人にはぴったりなサービスですので、そういった方は検討してみてください。
\ キャッシュバック特典がすごい! /
また以下のページではクレジットカード不要で申し込めるWiMAXもまとめています。BIGLOBE WiMAX以外にも全部で3社ありますのでチェックしてみてください。
おすすめのWiMAX +5Gルーター比較
WiMAXは、ホームルーターとモバイルルーター合わせて4つの端末の中から1つを選びます。
それぞれの性能は以下の通りです。
Speed Wi-Fi 5G X12 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | Speed Wi-Fi 5G X11 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | |
---|---|---|---|---|---|---|
製造メーカー | NEC | ZTE | NEC | Samsung | NEC | ZTE |
通信速度 | 下り最大3.9Gbps 上り最大183Mbps | 下り最大4.2Gbps 上り最大286Mbps | 下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps | 下り最大2.2Gbps 上り最大183Mbps | 下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps | 下り最大2.7Gbps 上り最大183Mbps |
無線LAN規格 | 11a/b/n/ac/ax (Wi-Fi6対応) | 11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi6対応) | 11a/b/n/ac/ax (Wi-Fi6対応) | 11a/b/n/ac/ (Wi-Fi6非対応) | 11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi6対応) | 11a/b/n/ac/ax (Wi-Fi6対応) |
接続台数 | Wi-Fi:16台 USB:1台 | Wi-Fi:32台 有線LAN:2台 | 無線LAN:最大10台 | 無線LAN:最大10台 | 有線LAN:2台 無線LAN:30台 | 有線LAN:2台 無線LAN:30台 |
サイズ(W×H×D) | 約W136 × H68 × D14.8mm | 約W100 × H207 × D100mm | 136×68×15mm | 147×76×11mm | 101×179×99mm | 70×182×124mm |
質量 | 約174g | 約635g | 173g | 203g | 446g | 599g |
その他の機能 | ボタン式 最大9時間使用 クレードルあり | 最大4.2Gbps対応 Wi-Fi6対応 | ボタン式 最大8時間使用 クレードルあり | タッチパネル式 最大15時間使用 クレードルなし | ※4ストリーム OFDMA対応 TWT搭載 | TWT搭載 |
※TWT:Wi-Fi6で搭載された節電機能
4つのうち、それぞれ「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」と「Speed Wi-Fi 5G X12」が新型になります。
どちらも新しい端末の方が性能は優れていますが、そこまで大きな差があるわけではありません。
実際に速度測定サイト「みんなのネット回線速度」で実測の比較をしてみても、「L13の下り平均速度:166.48Mbps」「L11の下り平均速度:106.64Mbps」と旧型の方が速度が出ています。
そのため新型と旧型のどちらを選んでも、日常使いでの違いはないでしょう。
ただし、モバイルルーターのバッテリー稼働時間に関しては約2倍の差があります。
モバイルバッテリーを持ち運ぶことで対応することは可能ですが、頻繁にモバイルルーターを持ち運ぶ人であれば、バッテリーの持ちが良いX12を選択した方が良いでしょう。
とはいえ、特に端末にこだわりがない人であれば、ルーターを持ち運ぶかどうかに合わせてそれに応じた新型を選ぶことをおすすめします。
よくある質問
最後にWiMAXの速度制限に関するよくある質問をまとめてます。
気になる内容があればぜひ参考にしてみてください。
まとめ
当記事では、WiMAXの速度制限撤廃について解説しました。
2022年2月よりWiMAXの速度制限が撤廃され、非常に使い勝手が良いサービスになりました。
そのため、「速度制限が微妙で使いづらかった」「3日間で15GBの制限はきつい…」といった理由でWiMAXは避けていた方や現在昔のプランでWiMAXを使っている方は契約してみる価値があるでしょう。
WiMAXはどのプロバイダで契約してもサービス自体に違いはありません。
少しでもお得に契約したい方は、他社と比較してもかなりお得に利用できる「GMOとくとくBB WiMAX」がおすすめです。
キャンペーンが非常に豪華な内容になっているため、しっかりと内容を確認してから申し込んでみてください。