- 「日本通信SIMってドコモやauと比べてどうなの?」
- 「格安SIMでよく聞くけど、料金や速度は実際どうなんだろう…」
日本通信SIMは、月額290円から利用できるという、驚きの料金プランで注目を集める格安SIMです。その安さは魅力ですが、一方で「速度が遅いのでは?」「サポートは大丈夫?」といった不安の声も聞こえてきます。
この記事では、日本通信SIMの料金プラン、通信速度、メリット・デメリット、そして実際のユーザーの口コミなどを徹底的に調査し、日本通信SIMの評判の実態を明らかにします。
また、料金設定が似ているHISモバイルとIIJmioといった2つの格安SIMとの比較も行い、それぞれのニーズにおいて最適なプランをご紹介します。
- 日本通信SIMは、最安級の格安SIM
- 月1GBなら、月額290円で利用可能
- ドコモ回線を使用しているため、通話品質がいい
- 昼休みなど、速度が不安定になる時間帯があることに注意が必要
- サポートは基本的にオンライン
【結論】日本通信SIMとは?3つの特徴で分かりやすく解説
日本通信SIMは、数ある格安SIMの中でも特に料金の安さで注目を集めています。しかし、その特徴は安さだけではありません。ここでは、日本通信SIMを理解する上で重要な3つの特徴を解説します。
格安SIMの老舗!日本で初めてMVNO事業を展開
日本通信SIMを運営する日本通信株式会社は、1996年に設立されました。そして、2001年に日本で初めてMVNO(仮想移動体通信事業者)として、PHSデータ通信サービス「b-mobile」を開始しました。
MVNOとは、自社で通信回線を持たず、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)から回線を借りてサービスを提供する事業者のことです。いわゆるこれらを指して格安SIMと称しています。
日本通信は、このMVNOの先駆けとして、2008年にはNTTドコモのFOMA網を利用したMVNOサービスの提供を開始するなど、長年にわたり通信サービスを提供してきました。
現在では、「b-mobile」ブランドと「日本通信SIM」ブランドの2つでサービスを展開しています。この長い歴史と実績は、信頼性の面で大きな強みと言えるでしょう。
ドコモ回線を使用!広いエリアで繋がりやすい
日本通信SIMは、ドコモの通信回線を利用したサービスです。そのため、ドコモのサービスエリアに対応しており、全国の幅広いエリアで利用することができます。都市部はもちろん、地方や山間部でも安定した通信が期待できます。
「格安SIMは電波が繋がりにくいのでは?」と心配な方でも、ドコモ回線を使用している日本通信SIMなら、安心して利用できます。
シンプルな料金プランで分かりやすい!
日本通信SIMの料金プランは、その名の通り「合理的」で「シンプル」なのが特徴です。無駄なオプションや複雑な割引を排除し、基本料金を抑えた分かりやすいプラン体系となっています。
- 合理的シンプル290プラン
- 合理的みんなのプラン
- 合理的50GBプラン
といった、ニーズに合わせて選べるプランが用意されており、自分の使い方に合った最適なプランを見つけやすいのが魅力です。特に、月額290円から利用できる「合理的シンプル290プラン」は、データ使用量が少ない方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
【全プラン徹底比較】日本通信SIMの料金プランはどれがお得?290円プランから50GBプランまで
合理的シンプル290プラン | 合理的みんなのプラン | 合理的50GBプラン | |
---|---|---|---|
月額基本料金 | 290円 | 1,390円 | 2,178円 |
データ容量 | 1GB | 20GB | 50GB |
5分かけ放題 | 390円 | 無料 | 無料 |
70分無料通話 | 390円 | 無料 | 無料 |
通話かけ放題 | 1,600円 | 1,600円 | 1,200円 |
データ超過後の通信速度 | 低速 | 低速 | 低速 |
こんな人におすすめ | ・とにかく料金を抑えたい ・データ使用量が少ない ・通話はほとんどしない | ・料金とデータ容量のバランスを重視 ・20GB程度で足りる ・5分以内の通話をよくする | ・大容量のデータ通信が必要 ・データ容量を気にせず使いたい ・5分以内の通話をよくする |
日本通信SIMの料金プランは、その名の通り「合理的」で無駄のないシンプルなプラン設計が魅力です。ここでは、主要プランである以下の3つのプランを徹底比較し、それぞれの特徴を解説します。
- 合理的シンプル290プラン
- 合理的みんなのプラン
- 合理的50GBプラン
【1番人気】合理的シンプル290プラン|月額290円で1GBまで使える
「合理的シンプル290プラン」は、日本通信SIMの中で最も人気のあるプランです。月額基本料金は、なんと290円(税込)。この料金で、毎月1GBまでのデータ通信を利用できます。
【メリット】圧倒的な低価格!無駄な料金がかからない
このプランの最大のメリットは、何と言っても圧倒的な低価格です。月額290円という料金は、他の格安SIMと比べても最安級。
- データ使用量が少ない方
- Wi-Fi環境での利用がメインの方
- とにかく毎月の通信費を抑えたい方
上記のようなニーズを持った方にとって、これ以上ない選択肢となっています。必要な分だけデータ容量を追加できる仕組み(1GBあたり220円)のため、無駄な料金が発生しないのも魅力です。
【デメリット1】データ超過後は低速通信
一方で、注意すべきデメリットもあります。「合理的シンプル290プラン」では、1GBのデータ容量を超過すると、通信速度が低速に制限されます。ただし、完全に通信できなくなるわけではなく、低速ながらもデータ通信は可能です。
日本通信は低速時の速度を数値で公表していませんが、実測値や利用者の報告から、概ね128kbps程度と推測されています。
これは短いテキストメッセージのやり取りができる程度の速度となります。そのため、外出先で動画視聴やオンラインゲームなどを頻繁に利用する方には不向きです。
速度制限は、マイページでデータ通信量の上限値を変更することで解除できます。
【デメリット2】無料通話が付かない
合理的シンプル290プランは他の2つプランと異なり、無料通話が付いていません。通話が多い方は、別途通話オプションを付ける必要があります。
合理的シンプル290プランはこんな人におすすめ!
- とにかく毎月の通信費を抑えたい方
- データ使用量が少なく、Wi-Fi環境での利用がメインの方
- 通話はほとんどしない方、またはLINEなどの無料通話アプリを利用する方
合理的みんなのプラン|20GBで月額1,390円の高コスパ
「合理的みんなのプラン」は、月額1,390円(税込)で20GBのデータ容量に加え、「70分無料通話」または「5分かけ放題」のどちらかを選べる、非常にコストパフォーマンスの高いプランです。
2024年9月より、料金据え置きのままデータ容量が10GBから20GBに増量され、さらに魅力度が増しました。
【メリット】バランスの良いプラン
「合理的みんなのプラン」の魅力は、データ容量と料金のバランスの良さです。
20GBというデータ容量は、Webサイトの閲覧、SNSの利用、動画視聴など、一般的な用途であれば十分な容量と言えるでしょう。
【デメリット】ヘビーユーザーにはデータ容量が不足する可能性も
データ通信を頻繁に利用するヘビーユーザーの方にとっては、20GBではデータ容量が不足する可能性があります。
高画質の動画を長時間視聴したり、オンラインゲームを頻繁にプレイしたりする場合は、より大容量の「合理的50GBプラン」を検討した方が良いでしょう。
合理的みんなのプランはこんな人におすすめ!
- データ通信と通話のバランスを重視したい方
- 20GB程度のデータ容量で十分な方
- 月々の料金を抑えつつ、ある程度のデータ容量を利用したい方
合理的50GBプラン|50GBで月額2,178円!動画もゲームもたっぷり楽しめる
「合理的50GBプラン」は、月額2,178円(税込)で50GBもの大容量データ通信に加え、「70分無料通話」または「5分かけ放題」のどちらかを選べるプランです。
2024年9月よりデータ容量が30GBから50GBに増量され、データ通信をたくさん使う方にとって、より魅力的な選択肢となりました。
【メリット】大容量!50GBでたっぷり使える
「合理的50GBプラン」の最大のメリットは、何と言っても50GBという大容量のデータ通信です。
これだけの容量があれば、高画質の動画視聴やオンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロードなど、データ容量を気にすることなく、思う存分楽しむことができます。
【デメリット】速度が安定しない場合も
ただし、日本通信SIMは、時間帯によっては通信速度が不安定になる場合があるという点には注意が必要です。特に、多くの人が利用する昼休みや夜間などのピークタイムには、速度が低下する可能性があります。
そのため、常に高速で安定した通信を求める方には、他の選択肢も検討することをおすすめします。速度に関しては、「日本通信SIMの速度は本当に遅い?実測値と口コミから徹底検証!」のパートで詳しく解説しています。
合理的50GBプランはこんな人におすすめ!
- データ通信をたくさん使う方
- 高画質の動画視聴やオンラインゲームを頻繁に楽しむ方
- 外出先でもデータ容量を気にせず、スマホを利用したい方
日本通信SIMの選べる通話オプション
日本通信SIMでは、以下の3つの通話オプションが用意されています。
- 5分かけ放題
- 月70分無料通話
- 通話かけ放題
それぞれのオプションの料金は各プランによって異なっています。
通話オプション | 5分かけ放題 | 月70分無料通話 | 通話かけ放題 |
---|---|---|---|
合理的シンプル290プラン | 月額390円 | 月額390円 | 月額1,600円 |
合理的みんなのプラン | 無料 | 無料(初期設定) | 月額1,600円 |
合理的50GBプラン | 無料 | 無料(初期設定) | 月額1,200円 |
無料で「月70分無料通話」または「5分かけ放題」を選べる2つのプラン
「合理的みんなのプラン」と「合理的50GBプラン」では、「月70分無料通話」または「5分かけ放題」のどちらかを、追加料金なしで選ぶことができます。
初期設定は「月70分無料通話」となっていますが、マイページから「5分かけ放題」に変更することも可能です。オプションの変更は、申し込み時期によって、即日適用または翌月適用を選択できます。
反対に、「合理的みんなのプラン」と「合理的50GBプラン」では、「通話かけ放題」オプションの料金が異なっています。
「合理的50GBプラン」の方が400円安く設定されているため、通話を頻繁に利用する方は、「合理的50GBプラン」を選ぶことで、通信費を節約できる可能性があります。
スターターパックを利用すれば初期費用無料にできる
日本通信SIMを契約する際には、通常、初期費用として事務手数料3,300円(税込)が発生します。しかし、「スターターパック」を利用することで、この事務手数料分を無料にできます。
スターターパックとは、日本通信SIMの申し込みに必要なSIMカードや、アクティベーションコードなどがセットになったパッケージ商品です。
このスターターパックは、家電量販店やAmazonなどで購入することができ、多くの場合、事務手数料よりも安価な2,000円台から販売されています。
スターターパックを購入し、そのパッケージに同梱されているアクティベーションコードを使って申し込むことで、事務手数料3,300円を支払う必要がなくなります。
ただし、スターターパックを購入する際には、以下の点に注意してください。
- 購入場所によって価格が異なる場合があるため、事前に確認する。
- スターターパックには有効期限があるため、購入後は早めに申し込む。
日本通信SIMの速度は本当に遅い?実測値と口コミから徹底検証!
日本通信SIMの料金プランの魅力は十分に理解できたものの、多くの方が気になるのは、やはり「通信速度」ではないでしょうか。いくら料金が安くても、通信速度が遅ければ、快適に利用することはできません。
ここでは、日本通信SIMの通信速度について、実測値と口コミの両面から徹底検証していきます。
昼休みの通信速度は実際どのくらい?
格安SIMの通信速度を検証する上で、特に注目すべきなのが「昼休みの通信速度」です。多くの人がスマホを利用する昼休みは、回線が混雑し、速度が低下しやすい時間帯です。
日本通信SIMの昼休みの時間帯の通信速度の口コミとしては、以下のようなものがありました。
ネガティブな口コミ
遅い遅いと🐢💨呟かれている方いるので、どうなんだろうと測り始めたのがきっかけです。
— 【ポンツー】日本通信SIMの通信速度【非公式】 (@pon2sim_speed) December 12, 2024
動画も載せてますが、多い少ない関係なく12-13時は遅いです。
それでも外出先で動画みたりしないので私は気にならないです。Xも動画遅れて表示されたりします。
ポジティブな口コミ
今日届いた日本通信SIM。
— ひかる@城ドラ (@hikarusirodora) November 21, 2024
昼間の速度遅いのは知ってたし昼にスマホ使う事自体ほぼないから良いとして昼以外速すぎないか?
これで20G使えて1390円はヤバすぎる!
ありがとう日本通信SIM😇
改悪されない事を祈るのみ🙏
ちなみに昼以降に5Gオプション設定したので昼でもこれ以上速くなる可能性あり👍 pic.twitter.com/a2hyaM2bSi
12月10日より日本通信SIMに変更する。午後12~13時が遅いとの評判であったが、ネット検索やLineは全く変わらない。
— 天才さとぼん (@satobon_620618) December 13, 2024
固定費削減の第一弾は通信費から。
生きのびるための事務を始めている。
上記で見たネガティブ・ポジティブそれぞれの口コミから、以下のことが読み取れます。
- 昼休み時間帯(特に12時〜13時)の速度低下を指摘する声が多い
- 一方で、昼休み以外の時間帯は、速度に満足しているユーザーもいる
- 利用用途によっては、昼休みの速度低下が気にならない場合もある
実際の速度検証結果
次に、実際に日本通信SIMを利用しているユーザーが速度検証をしたデータから、日本通信SIMの平均速度を見てみましょう。
時間帯 | 平均Ping値 | 平均下り速度 | 平均上り速度 |
---|---|---|---|
朝 | 57ms | 88.70Mbps | 11.77Mbps |
昼 | 64.52ms | 20.87Mbps | 9.77Mbps |
夕方 | 61.29ms | 64.38Mbps | 11.42Mbps |
夜 | 58.58ms | 72.04Mbps | 9.53Mbps |
深夜 | 55.62ms | 95.32Mbps | 11.18Mbps |
このデータから、以下のことが分かります。
- 昼の平均下り速度は20.87Mbpsと、他の時間帯と比べて顕著に低下している。
- 朝、夕方、夜は50Mbps以上、深夜は80Mbps以上の平均速度が出ており、比較的快適に利用できる時間帯もある。
- Ping値は時間帯によって差があるものの、極端に悪い数値ではない。
口コミと速度検証結果のデータを総合的に評価すると、日本通信SIMの通信速度は、時間帯によってムラがあると言えるでしょう。特に、昼休み時間帯は速度が低下する傾向が顕著です。
ただし、このデメリットも、昼休みの時間帯はWi-Fiに接続することで速度低下を回避できます。また、そもそもLINEでのテキスト送信くらいしかしないといった用途であれば、昼の時間帯であっても問題ない速度が出ています。
日本通信SIMのメリット・デメリット
ここまで、日本通信SIMの特徴や料金プラン、通信速度について詳しく見てきました。ここでは、それらを踏まえた上で、日本通信SIMのメリットとデメリットを整理してみましょう。
日本通信SIM3つのメリット
日本通信SIMの主なメリットは、以下の3つです。
- 【メリット1】業界最安級の月額料金
- 【メリット2】シンプルで合理的な料金プラン
- 【メリット3】高品質なVoLTE通話が可能
それぞれ詳しく見ていきます。
【メリット1】業界最安級の月額料金
日本通信SIMの最大のメリットは、何と言っても業界最安級の月額料金です。特に、月額290円で1GBまで利用できる「合理的シンプル290プラン」は、他の格安SIMと比べても圧倒的な安さを誇ります。
また、「合理的みんなのプラン」や「合理的50GBプラン」も、それぞれの容量帯で業界最安値水準の料金設定となっています。
キャンペーンに頼らなくても常に低価格で利用できる点も、日本通信SIMの大きな強みです。データ使用量が少ない方や、とにかく通信費を抑えたい方にとって、日本通信SIMは非常に魅力的な選択肢となっています。
【メリット2】シンプルで合理的な料金プラン
日本通信SIMの料金プランは、無駄をそぎ落としたシンプルで合理的な設計となっています。
- 合理的シンプル290プラン
- 合理的みんなのプラン
- 合理的50GBプラン
上記の3つのプランを軸に、ニーズに応じて追加の通話オプションを選ぶだけで、自分にぴったりのプランが完成します。複雑な割引やオプションが少ないため、料金プランが分かりやすく、選びやすいのが特徴です。
【メリット3】高品質なVoLTE通話が可能
日本通信SIMはドコモ回線を利用しているため、全国の幅広いエリアで安定した通話が可能です。さらに、高品質なVoLTE通話に対応しているため、高音質でクリアな音声通話を楽しむことができます。
通話品質にこだわる方や、ビジネスシーンで利用する方にとっても、日本通信SIMは安心して利用できる格安SIMと言えるでしょう。
日本通信SIM3つのデメリットと解決策
日本通信SIMには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、日本通信SIMの以下の3つのデメリットと、それぞれの解決策について解説します。
- 【デメリット1】昼休みの通信速度が不安定
- 【デメリット2】データ容量の繰り越しができない
- 【デメリット3】キャンペーンがほとんどない
【デメリット1】昼休みの通信速度が不安定 ⇒ 解決策:Wi-Fiの活用
日本通信SIMのデメリットとして、多くのユーザーが指摘しているのが「昼休みの通信速度が不安定」という点です。これは、多くの人がスマホを利用する時間帯に、回線が混雑し、速度が低下するためです。
【解決策:Wi-Fiの活用】
このデメリットを解決するためには、昼休みの時間帯は、できるだけWi-Fiを利用することをおすすめします。
自宅や職場、カフェなどにWi-Fi環境がある場合は、積極的にWi-Fiに接続することで、データ容量を消費することなく、快適にインターネットに接続できます。フリーWi-Fiスポットを活用するのも有効な手段です。
【デメリット2】データ繰り越し不可 ⇒ 解決策:自分に合ったプラン選びを!
日本通信SIMでは、余ったデータ容量を翌月に繰り越すことができません。そのため、データ容量を無駄なく使い切りたい方にとっては、デメリットと感じられるかもしれません。
【解決策:適切なプラン選択】
このデメリットを解決するためには、自分のデータ使用量に合った適切なプランを選択することが重要です。
日本通信SIMでは、それぞれのニーズに合わせた以下の3つのプランが用意されています。
- 1GBから利用できる「合理的シンプル290プラン」
- 20GBの「合理的みんなのプラン」
- 50GBの「合理的50GBプラン」
毎月のデータ使用量を把握し、無駄なく使い切れるプランを選ぶことで、データ容量の繰り越しができなくても、快適に利用できるようになります。
【デメリット3】キャンペーンがほとんどない ⇒ 解決策:通常料金の安さ
他の格安SIMでは、新規契約者向けのキャンペーンや、乗り換えキャンペーンなどが頻繁に実施されています。しかし、日本通信SIMでは、キャンペーンが行われていません。
そのため、キャンペーン目当てで格安SIMを選ぶ方にとっては、デメリットと感じられるかもしれません。
【解決策:通常料金の安さ】
しかし、日本通信SIMは、キャンペーンを実施していない代わりに、通常料金が非常に安く設定されています。
キャンペーンに頼らなくても、常に低価格で利用できるのが日本通信SIMの魅力なので、長期的な視点で他社と料金を比較してみることをおすすめします。
日本通信SIMはこんな人におすすめ/おすすめできない
日本通信SIMのメリット・デメリットを踏まえた上で、どのような人におすすめできるのか、また、どのような人にはおすすめできないのかを解説します。
おすすめする人
日本通信SIMは、特に以下のような方におすすめです。
- データ使用量が少ない人
- 料金の安さを最優先したい人
- 通話品質を重視する人
それぞれ詳しく見ていきます。
データ使用量が少ない人
日本通信SIMの3つの料金プランは、いずれも競争力のある料金設定となっています。その中でも特に、月額290円で1GBまで利用できる「合理的シンプル290プラン」は、データ使用量が少ない方にとって、非常に魅力的な選択肢となっています。
Wi-Fi環境での利用がメインで、外出先でのデータ通信はあまりしないという方には、特におすすめです。
料金の安さを最優先したい人
とにかく毎月の通信費を抑えたいという方には、日本通信SIMはおすすめです。
- 合理的シンプル290プラン
- 合理的みんなのプラン
- 合理的50GBプラン
いずれのプランも各データ量に対して、業界最安級の料金設定です。キャンペーンに頼らなくても常に低価格で利用できるため、料金を最優先する方に最適です。
通話品質を重視する人
日本通信SIMは、ドコモ回線を利用したVoLTE通話に対応しているため、幅広いエリアでの高音質でクリアな音声通話が可能です。
- 合理的みんなのプラン
- 合理的50GBプラン
上記の2つのプランには月70分までの無料通話または5分かけ放題が含まれています。そのため、データ通信だけでなく、音声通話も重視する方にも、日本通信SIMはおすすめできます。
おすすめしない人
一方、日本通信SIMは、以下のような方にはおすすめできません。
- 速度の安定性を重視する人
- データ容量を無制限で使いたい人
- 対面でのサポートを重視する人
それぞれ詳しく見ていきます。
速度の安定性を重視する人
日本通信SIMは、時間帯によっては通信速度が不安定になる場合があります。特に、多くの人が利用する昼休み時間帯は、速度が低下する傾向にあります。
そのため、時間帯を問わず、常に高速で安定したデータ通信を求める方には、日本通信SIMはおすすめできません。
データ容量を無制限で使いたい人
日本通信SIMの最大容量プランは「合理的50GBプラン」ですが、それでもデータ容量は50GBまでです。そのため、データ容量を無制限で使いたい方には、日本通信SIMは適していません。
データ容量を気にせず、動画視聴やオンラインゲームなどを思う存分楽しみたい方は、無制限プランを提供している他の通信会社を検討した方が良いでしょう。
対面でのサポートを重視する人
日本通信SIMは、基本的にオンラインでのサポートが中心です。一部店舗でも対面契約が可能ですが、全国展開はしていません。そのため、対面でのサポートを重視する方には、日本通信SIMはおすすめできません。
ただし、平日・土日問わず10:00~17:00の時間帯で電話サポートも行っているので、電話で十分な方も多いでしょう。
契約手続きやトラブル対応など、全ての手続きを対面で行いたい方は、実店舗を多く持つ大手キャリアや、全国展開している他の格安SIMを検討した方が良いでしょう。
- 楽天モバイル
- Y!mobile(ワイモバイル)
- UQモバイル
- イオンモバイル
- BIC SIM
他社SIMと徹底比較!【HISモバイル, IIJmioとの違いを解説】
日本通信SIMを検討する際に、他の格安SIMと比較したいという方も多いでしょう。ここでは、日本通信SIMとよく比較される「HISモバイル」と「IIJmio」との違いを解説します。
HISモバイルとの比較
HISモバイルは、旅行会社大手のHISと日本通信の合弁会社であるHISモバイル株式会社が提供する格安SIMサービスです。日本通信の回線設備を利用しているため、サービス内容が似ている部分もあります。
日本通信SIM | HISモバイル | |
---|---|---|
運営会社 | 日本通信株式会社 | HISモバイル株式会社 |
回線 | ドコモ回線 | ドコモ回線 |
最安プラン | 合理的シンプル290プラン (1GB / 290円) | 自由自在2.0プラン (1GB / 550円・100MB未満で280円) |
20GBプラン | 合理的みんなのプラン (20GB / 1,390円) ※月70分無料通話または5分かけ放題付き | 自由自在2.0プラン (20GB / 2,090円) ※6分かけ放題付き |
大容量プラン | 合理的50GBプラン (50GB / 2,178円) ※月70分無料通話または5分かけ放題付き | 自由自在2.0プラン (30GB / 2,970円) ※6分かけ放題付き |
通信速度 | 昼休みは速度が不安定になる傾向 | 日本通信SIMと同等 |
特徴 | ・それぞれの容量で業界最安値級の料金プランを提供 ・シンプルな料金プラン | ・データ容量に応じた多様なプラン ・30秒あたり9円といった業界最安の基本通話料金 |
料金プランを比較すると、全体的に日本通信SIMの方が、HISモバイルよりも安く設定されています。
最安料金はHISモバイルが安いが100MB未満
- 日本通信SIM:合理的シンプル290プラン(1GB / 290円)
- HISモバイル:自由自在2.0プラン(100MB / 280円)
最安料金こそ、日本通信SIMの290円に対し、HISモバイルが280円と10円だけ安くなっていますが、これは自由自在2.0プラン1GBで、使用量が100MB未満だった場合の料金となっています。
そのため、使用量が100MBを超えた場合は550円になってしまうので、日本通信SIMの方が安くなります。基本的に10円の差であれば、日本通信SIMの方が1GBまで使えるのでお得と言えるでしょう。
HISモバイルは3GB、7GBプランが選べる
- 3GB:770円
- 7GB:990円
- 10GB:1,340円
HISモバイルでは、日本通信SIMには用意されていない3GBや7GBといった容量のプランが用意されており、いずれも安い料金設定になっています。
「1GBでは足りないけど、20GBまでは不要」といったような、あまりデータ通信をしない方であれば、これらの料金は魅力的な金額設定になっています。
反対に、HISモバイルでは10GBプランも用意されていますが、こちらは日本通信SIMの「合理的みんなのプラン」が、20GBまで使えて1,390円なので、日本通信SIMの方がコスパが良く、おすすめです。
大容量プランは日本通信SIMの方が安い
- 日本通信SIM:合理的50GBプラン(50GB / 2,178円)
- HISモバイル:自由自在2.0プラン(30GB / 2,970円)
大容量のプランでは、圧倒的に日本通信SIMの方がお得になっています。
日本通信SIMの「合理的50GBプラン」は月額2,178円で50GB、HISモバイルの「自由自在2.0プラン」は月額2,970円で30GBとなっているので、日本通信SIMの方が料金も安く、データ容量も多くなっています。
- 料金の安さを求める人
- シンプルな料金プランを求める人
- 大容量プランを使いたい人
- 細かくデータ容量を選びたい人
- 3GB~7GBのデータ容量を利用する人
- 通話料金の安さを求める人
IIJmioとの比較
IIJmioは、株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMサービスです。格安SIMの中でも高い人気を誇り、通信品質やサポート体制に定評があります。
日本通信SIM | IIJmio | |
---|---|---|
運営会社 | 日本通信株式会社 | 株式会社インターネットイニシアティブ |
回線 | ドコモ回線 | ドコモ回線 / au回線 |
最安プラン | 合理的シンプル290プラン(1GB / 290円) | ギガプラン(2GB / 850円) |
20GBプラン | 合理的みんなのプラン(20GB / 1,390円) ※月70分無料通話または5分かけ放題付き | ギガプラン(20GB / 1,800円) |
大容量プラン | 合理的50GBプラン(50GB /2,178円) ※月70分無料通話または5分かけ放題付き | ギガプラン(55GB / 3,500円) |
通信速度 | 昼休みは速度が不安定になる傾向 | 日本通信SIMと同等 |
特徴 | ・それぞれの容量で業界最安値級の料金プランを提供 ・シンプルな料金プラン | ・ドコモ回線とau回線を選択可能 ・2回線以上で100円の家族割 ・豊富な端末販売 |
容量あたりの料金は日本通信の方が安い
料金プランを比較すると、日本通信SIMの方がIIJmioよりも安くなっています。特に、データ使用量が少ない人にとっては、日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」は非常に魅力的なプランです。
大容量のプランにおいても、容量あたりの月額料金は日本通信SIMの方が安くなっています。
IIJmioでは端末購入ができる
IIJmioでは、SIMカードとセットでSIMフリースマートフォンを購入できます。
iPhone、OPPO、Xiaomiなど、人気メーカーの端末を幅広く取り揃えており、新品だけでなく中古のiPhone・Androidも販売されています。
さらに、乗り換えキャンペーンにより、通常価格よりも圧倒的に安い価格でスマホを購入できる場合があります。
また、端末をセットで購入すれば、SIMカードとの動作確認が取れているため、安心して利用することができます。分割払いにも対応しているため、初期費用を抑えた上で高額なスマホを手に入れることも可能です。
- とにかく通信料金を抑えたい人
- 容量あたりの月額料金のコスパを求める人
- 端末購入が不要な人
- 端末とのセット購入を考えている人
- au回線を利用したい人
- 余った通信量の繰り越しをしたい人
日本通信SIMのよくある質問
ここでは、日本通信SIMに関するよくある質問とその回答をまとめました。
【まとめ】通信速度に注意すれば月額290円から使える日本通信SIM!
日本通信SIMは、業界最安級の料金プランと、シンプルで分かりやすい料金体系が魅力の格安SIMです。
特に、月額290円で1GBまで利用できる「合理的シンプル290プラン」は、データ使用量が少ない方や、とにかく料金を抑えたい方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
また、20GBの「合理的みんなのプラン」や、50GBの「合理的50GBプラン」も、それぞれの容量帯で業界最安値水準の料金設定となっており、70分無料通話または5分かけ放題といったオプションが無料で付きます。
ただし、昼休みなどのピークタイムには通信速度が不安定になる場合があることは、知っておく必要があります。特に、速度の安定性を重視する方や、常に高速通信を利用したい方には、他の選択肢も検討することをおすすめします。
- とにかく料金を抑えたい方
- データ使用量が少ない方(特に月1GB未満)
- シンプルな料金プランを求める方
- ドコモ回線で安定した通話を利用したい方
これらのポイントを総合的に判断して、日本通信SIMが最適かどうか判断して下さい。本記事が、日本通信SIMを検討する際の参考になれば幸いです。